「BEAUTY」カテゴリーアーカイブ

Vol.109 手あれとかかとの角質

手あれにはクリームを塗る習慣づけを

手あれは、仕事で頻繁に手を洗う人や、家庭で水仕事をする人に多い肌のトラブルです。どんなに手があれていても手を洗わずに生活するのは難しいことです。そのため一度手あれが起こると、角質のバリア機能が働かず、悪循環をくり返して治りにくくなります。

すでに手あれが起きている場合には、手洗いを最小限にとどめます。また、熱めのお湯は肌の乾燥を招くので、ぬるま湯を使うようにしましょう。洗った後は水気をしっかり拭き取り、ボディ同様の尿素配合のハンドクリームを塗ることを習慣づけましょう。

かかとは角質を取ったあとの保湿ケア

かかとのガサガサやひび割れの正体は、厚くなった角質です。かかとには皮脂腺が少なく刺激も多いために、角質肥厚が起こりやすい部分です。解決方法は、古い角質を取ることですが、それだけではすぐに角質がたまるので、取ったあとの保湿ケアが大切になります。

角質ケアのコツは、入浴や足湯で肌表面を柔らかくしてから行うことです。余分な角質だけが、はがれ落ちやすくなります。週1回を目安にして、角質を取ったあとには尿素配合クリームで保湿しましょう。

尿素 体内でつくられる天然保湿因子の主要成分のひとつです。水となじみがよく、水分をしっかりつかまえて、保湿する働きがあります。ただし、乾いた空気の中では、保湿力が下がる特徴があります。また、角質を柔らかくして、角質肥厚を予防する働きもあります。

Vol.108 ボディのカサつき

肌にもともと存在するセラミドなどの保湿物質は、水に触れるだけで流れ落ちて失われていきます。お風呂上がりにカサつくのは、それが原因です。カサつきを防ぐには、顔と同様、ボディにも保湿ケアが必要になります。ボディは部位によって皮脂の分泌量が異なりますので、それに合わせて保湿ケアを変えるのがベストになります。

中や胸は何もつけなくても問題ない
皮脂の多い背中や胸は、基本的には何もつけなくても問題ありませんが、カサつきを感じた時には油分は少なめで、保湿成分の入ったボディ用ローションなどを薄く伸ばしてつけましょう。

カサつく部位には尿素配合クリーム
手足には皮脂腺が少ないので、油分を適度に含む保湿クリームをていねいに塗ります。ひざやひじなどのカサつきが気になる部位には、尿素配合クリームを使うのがオススメです。

肌の弱い人にはアトピー用スキンケア
ボディローションを選ぶとき、赤ちゃん用なら肌に優しいハズ、と思って使われていく方も多いかと思います。しかし、赤ちゃん用には殺菌成分などが多く含まれていることがありますので、注意が必要です。また、天然の植物成分を使ったものなどもありますが、肌の弱い人にはかえって刺激になることがあります。

肌に合うものが見つからないときは、アトピー用のスキンケア商品のラインから選ぶのが安心です。

Vol.107 背中・胸のニキビ

背中や胸は、体の中で顔の次に皮脂腺がたくさんあるため、皮脂の分泌が多いので、ニキビができやすい部分です。予防のためには皮脂や汗をしっかりと落として、清潔にしておくことです。

綿タオルでやさしく
背中や胸のニキビで悩んでいる人にありがちなのが、お風呂のたびにナイロンのタオルでゴシゴシこすっていることです。これでは悪化してしまします。できたしまったニキビをこすっても、よくなることはないのと、シミになるおそれがあります。

体を洗うときはナイロンタオルやボディーブラシを避けて、綿のタオルを使うのがベストです。こすりすぎず、やさしく洗い上げましょう。

洗う順番にも気づかいを
洗浄剤としておすすめなのは固形石けんです。ボディーソープには界面活性剤が多く含まれているので、肌に刺激を与えます。また、洗い上がりのしっとり感を残すために、油分が配合されているものもあります。これが肌に残ってニキビなどのトラブルの原因にもなります。

洗う順番も、体を洗ったあとにシャンプーなどをすると、背中や胸にその成分が残ってしまうので、先に髪を洗ってから、体を洗うようにしましょう。

肌への刺激を減らすこと
背中や胸のニキビは、汗と衣類の刺激で悪化する傾向にあります。夏は朝晩シャワーを浴びたり、汗をかいたらこまめに拭き取るようにしましょう。これだけでもニキビを緩和させることができます。

また、衣類にも気を配りましょう。とくに背中や胸のあたりに直接触れる衣類は、綿素材のように吸水性がよく、肌触りの良いものを選ぶようにして、肌への刺激を減らすことがニキビの予防にもなります。

ボディニキビの漢方薬
顔のニキビと同様に、ボディのニキビを根本的に治すには、飲み薬の漢方薬がオススメです。同じニキビとはいえ、顔とボディとでは症状が異なりますので、タイプ別にオススメの漢方薬を紹介します。

背中や胸全体に、あせものように小さいニキビが散らばっているタイプには、「柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)」という処方がよく効きます。炎症を抑えたり、免疫力を高めたりして、ニキビのできにくい肌質に改善していきます。

化膿したり、痛みをともなったりするようなニキビにが背中の真ん中にできる人には、「十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)」がオススメです。とくにアレルギー体質の人や、虫さされの跡がなかなか消えない肌質の人に効果があります。

Vol.106 ピンポイント ボディケア

パーツごとの正しいスキンケアを
たとえば、背中のニキビをなんとかしたい、手足の肌あれや乾燥が気になる、リップをこまめに塗ってもひび割れてしまうなど、肌の悩みは顔だけではありません。ボディの肌の悩みも、皮膚科学の基準で、正しいスキンケアをすることが解決への近道となります。

ここからはボディの悩み別に、スキンケアの方法をご紹介します。ボディの場合は、背中、手、足、唇など、パーツによって肌の性質が異なります。それぞれの肌の状態に合わせた適切なスキンケアがポイントとなります。

ここで正しいボディケアを知っていただき、ボディもツルツル、すべすべの、全身トータルビューティーをめざしていきましょう。

Vol.105 美容医療ナビゲーター 2

ボツリヌス注射(ボトックス)

眉間や目尻のシワに効果的
ボツリヌス菌という細菌が産生する物質を注射し、シワのもとになる表情筋の働きを弱める方法です。筋肉の動きによってできる額や眉間、目尻のシワなどに効果的です。

腫れや痛みも少なく、とても効果的な方法ですが、注入量が多すぎると表情筋の動きを抑制しすぎて、無表情になることがあります。1回の治療でシワを完全に消そうとせずに、2回に分けて注入するといいでしょう。

費用と治療期間
医療機関によってまちまちですが、1回5万円が目安となります。1回目の治療から7〜10日後くらいに、シワの状態を確認して必要ならば2回目の注入を行います。効果の持続期間は4〜6ヶ月程度になります。
 

レチノイン酸

注射が適さない目の下の小ジワに
ビタミンAの一種であるレチノインさんは、市販の化粧品に配合されているレチノールと同じ系統の成分ですが、医薬品なので強力な作用があります。注射が適さない目の下の小ジワや黒くま、くすみなどに使用します。

ターンオーバーを高める働きがありますので、使用を続けることでコラーゲンの生成やメラニンの排せつが活発になりシミとシワが緩和されます。

費用と治療期間
医療機関によって開きがありますが、1ヶ月分で2,000〜5,000円が目安です。小ジワなら1〜2日に1回の使用を1〜2ヶ月間続けます。
 

イオン導入

高濃度のビタミンCを肌にしみこませる
ビタミンC導入体を顔に塗って電極をあててイオン導入し、真皮に浸透させる方法です。単純に肌につけるだけより、何十倍も浸透性がよくなります。針を使わない注射といわれており、注射器を使わずに体内に有効成分を入れられるのがメリットです。

シミや毛穴、シワ、たるみなど、あらゆる肌の悩みに効果的です。ピーリングなどで古い角質を取り除いたあとに行うと、さらに効果的です。

費用と治療期間
医療機関によって多少の幅がありますが、1回3,000円〜1万円程度です。1回でもある程度の効果が期待できますが、1〜2週間に1回のペースで続けると、確実に効果が実感できます。
 

美容医療はどこで受けられるのか

美容皮膚科、美容外科などで受けられます。ただし、どの治療が受けらかは医療機関ごとに異なりますので、事前の確認が必要になります。

美容皮膚科は、皮膚科に美容の要素が加えられた場所です。美容外科ではメスを使いますが、美容皮膚科では基本的にメスを使わない範囲で治療を行います。

エステサロンとの違いは、美容皮膚科ではヒアルロン酸などの注射やレーザー、ケミカルピーリングなどの治療を行えますが、エステサロンは医療機関ではありませんので、これらを行うことができません。

Vol.104 美容医療ナビゲーター 1

セルフケアで肌の悩みが解決しない場合には、医師の管理下で行われる美容医療を受けるのも選択肢の一つです。ここで代表的なものをご紹介しますが、受けられる治療や費用などは医療機関によってさまざまなので、充分に説明を受けたうえで検討してください。

レーザー

光をあててシミやアザを除去
特殊な装置で発生させた光を、患部に照射する治療です。正常は部分の皮膚は傷つけずに目的の部分だけを焼いて除去します。シミやアザ、ホクロなどに有効です。

照射する瞬間に、ゴムをバチんとはじいた程度の痛みがありますが、一瞬で終わります。ただし、アザやホクロなどの深いものを治療する場合には、やや強い痛みがともなうともあるので、麻酔を使うこともあります。

費用と治療期間
シミのタイプや大きさ、使用する機器にもよりますが、シミ1カ所につき5,000円〜が目安です。一回ですむものもから、5回以上くり返し行うものもあります。
 

フォトフェイシャル

広い波長の光で複数の肌トラブルを解消
気になるところだけスポット的に治すレーザー治療に比べて、顔全体にソフトな光線をあてるのがフォトフェイシャルの特徴です。シミやシワ、赤ら顔など複数の肌トラブルに作用します。ただし、シミへの効果はレーザー治療と比べると若干劣ります。

レーザー治療同様に、照射した瞬間は輪ゴムで軽く弾かれるような感覚があります。最近ではこのようなタイプの光治療器が、いろいろと開発されています。

費用と治療期間
医療機関によっても異なりますが、1クール(5〜6回)で10万〜30万円が目安です。3〜4週間おきに5〜6回照射します。術後シミの部分だけが、かさぶたになることもありますが、はれたりすることもなく、メイクして外出も可能です。
 

ケミカルピーリング

厚くなった角質をはがし新しい皮膚を再生
一種の酸を塗ることによって、皮膚の角質をはがし、新しい皮膚を再生を促す治療です。コラーゲンが増えるのでシミやたるみ、たるみ毛穴などに有効です。余分な角質を取るので、毛穴のつまりやニキビ予防にも効果的です。

皮膚科では市販品より強力な酸を用いますので、多少のピリピリ感をともないますが、効果も実感しやすいのが特徴です。肌の状態を見ながら、酸の種類や濃度などを調節します。

費用と治療期間
一回5,000円〜2万円程度までと、かなり幅があります。1万円前後が一般的です。きちんとした効果を出すには、2〜4週に一回、計5回以上受ける必要があります。多少赤くなることもありますが、即日メイクして外出が可能です。はれることもありません。
 

ヒアルロン酸・コラーゲン注入

法令線対策のスタンダード
シワの部分にそってヒアルロン酸やコラーゲンを注入して、肌をふっくらさせて目立たなくさせる方法です。とくに皮膚の深い層に原因がある法令線などに向いていて、注入したものはいずれ吸収されてなくなります。

コラーゲンはタンパク質に一種なので、ごくまれにアレルギーが出ることもあります。一方、ヒアルロン酸は糖の一種なのでアレルギーの心配はありません。

費用と治療期間
左右の法令線に注入した場合、コラーゲンで5万円程度。ヒアルロン酸で7万円〜が目安となります。注入にかかる時間は15分程度です。術後にはれることはほとんどなく、即日メイクが可能です。一度の注入で半年くらい効果が持続します。

つづく…