サーモンピンクの色素は老化防止に役立つポリフェノール
【主な栄養素】
アスタキサンチン
魚介類に多い赤い色素で、ポリフェノールの一種。抗酸化作用が強く、老化防止などに役立ちます。加熱しても赤いのがこの色素の特徴です。
タンパク質
筋肉や皮膚、髪などはすべてタンパク質からできています。
タンパク質は炭水化物・脂質とあわせて三大栄養素と呼ばれています。人間の筋肉や臓器、体内の調整に役立っているホルモンの材料となるだけでなくエネルギー源にもなっている必要な栄養素です。主にアミノ酸によって構成されています。
アミノ酸や、アミノ酸がつながったペプチドに分解されて体に取り込まれたあと、必要なタンパク質へと再形成されます。
自然には多くのアミノ酸が存在していますが、体の材料となりうるアミノ酸は、このうちの20種類です。これら20種類のアミノ酸がそれぞれの目的にあわせて数十~数百個以上結合し、約10万種類のタンパク質に形を変えます。
筋肉や肌、髪が同じタンパク質からできているのに形が異なるのは、このようなアミノ酸の組み合わせによるものです。
また、20種類のアミノ酸のうち9種類は体内で合成できないため食事から摂取する必要があります。これを必須アミノ酸、それ以外の11種類を非必須アミノ酸と呼びます。
動物性タンパク質と植物性タンパク質の違い
最大の違いは必須アミノ酸のバランスにあります。
動物性タンパク質は多くのものが9種類の必須アミノ酸を含んでいますが、一部の植物性タンパク質は不足しているものがあります。アミノ酸全体の働きは不足している必須アミノ酸のレベルにあわせて制限されてしまうので、タンパク質を摂っているつもりでも足りていなかった、となってしまうことがあります(アミノ酸の桶の理論)。また、体内の吸収率も動物性タンパク質97%に対して、植物性タンパク質は84%となっています。
タンパク質が不足すると
体を作る材料が減ってしまうので、筋肉量の減少や、肌や髪のトラブル、集中力・思考力が下がってしまうことがあります。またタンパク質には保温効果があるため、不足すると体が冷えやすくなる可能性もあります。
逆に過剰摂取は体に大きな負担をかけることがあります。動物性タンパク質を意識するあまり、脂質も多く摂ってしまいカロリーオーバーや肥満を招く可能性も考えられます。
他にも、腸内環境の乱れや肝臓・腎臓にかかる負担からの内臓疲労も高まる可能性があります。
ビタミンB群
ビタミンB1は糖質を燃やしてダイエット時に役立ちます。ビタミンB2は肌荒れを改善し、ビタミンB6は月経痛やつわりの緩和に役立つ、女性の強い味方。
【こんなお悩みの人にオススメ】
□肌トラブル
□アンチエイジング
□不眠
□生理不順
□貧血
【選び方・保存のコツ】
皮が銀色に輝き、身の白い脂肪の筋がはっきりしているものが新鮮で、ピンク色が濃く、筋が平行に入っていると美味しいです。断面がだれていたり、腹の部分が黄色くなっているものはNG。
切り身は1切れづつラップに包み、冷蔵庫で2〜3日、冷凍庫で1ヵ月ほど保存が可能です。焼いてほぐしてからでも可。
【美味しい旬は】
9月〜11月
サケで摂れる美肌栄養素
ビタミンE・ビタミンD・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・マグネシウム・リン