「乾燥肌」カテゴリーアーカイブ

VOL.959 更年期のいろいろな不調④

肌の乾燥、シワ

コラーゲンの合成やターンオーバーが促進されない

「エストロゲン」は、美容ホルモンと呼ばれ、肌の弾力を保つコラーゲンを生成して、水分量を保持する役割を担います。また、エストロゲンにはターンオーバーという肌細胞の代謝を促進する働きもあります。女性の肌がピンと張って、ふっくらとみずみずしいのは、エストロゲンのおかげです。

更年期では、このエストロゲンの分泌が低下し、皮膚が薄くなって水分が蒸発しやすくなり、肌が乾燥しやすくなります。さらにコラーゲンなどの減少により、シワ、たるみ、くすみといったさまざまな肌の悩みがでてきます。とくに肌の乾燥がひどくなると、かゆみを引き起こし、肌のバリア機能を低下させ、肌荒れの原因にもなります。

肌の乾燥には、保湿をこまめに行うことが大切です。化粧水だけではなく、セラミドやヒアルロン酸などの保湿美容液で水分をたくわえ、肌の状態によっては、乳液やクリームなども利用して油分も補いましょう。内側からのケアは、コラーゲンや肌の材料となるビタミン、ミネラル類がおすすめです。これらの栄養素を摂ることはもちろん、質のよい睡眠も重要です。

おすすめ食材と食べ方

良質なタンパク質、ビタミン類、ミネラル類

タンパク質は、美しい肌のためにも欠かせない栄養素です。また、皮膚や粘膜の健康を保ち、肌の酸化を抑えたり、ターンオーバーを促進させる役割のあるビタミンB群やビタミンA、C、E、亜鉛なども積極的に摂りましょう。

VOL.286 唇があれてガサガサに

バスタイムにホット綿棒で瞬間再現

肌より敏感で、乾燥を感じやすい唇。日常的に保湿していても不意にひび割れやカサつきになることがあります。そんな時の応急処置は、まず水分を与えて蒸らし、かたくなった唇の角層をふやかすことです。

もともと唇の構造上、肌色の皮膚よりずっと角層が薄く、うるおいをつくり出す皮脂腺や、汗腺もありません。なめたり、手で触れたりするクセも、荒れる一因になります。口紅やグロスをうるおうタイプにしてみるなど、今まで以上の保湿対策をしましょう。

綿棒ゴマージュでつるんと再生

ホット綿棒で蒸らす

80〜90℃のお湯に綿棒を浸して、熱さを確かめながら唇にのせます。綿棒を転がし、唇を蒸らしながら余分な皮をからめとります。

リップで保湿

滑らかになった唇は、うるおいも浸透しやすい状態になります。リップクリームをたっぷり塗り、うるおいの膜でしっかりガードしましょう。

3分ラップ

保湿成分をしっかり浸透させるために、小さくカットしたラップで唇をパックします。3分ほどで唇がしっかり復活するでしょう。

VOL.283 目元のカサつきメイクがのらない

朝晩の保湿を使い分ける

目元の乾燥は、目のまわりをくすませるだけでなく、アイカラーの発色にもかかわることです。そもそも目元は皮膚が薄く、とてもデリケートな部分です。そのうえ表情の変化やまばたきなどで酷使され、乾燥のしやすさはトップクラスといえます。

この特別な目元には専用のケアが必須ですが、もう一つ重要なことは適度なうるおいの補給です。まぶたには皮脂腺が少ないため、意識的なケアで補う必要があります。ただし、日中のメイクの邪魔をしないように朝晩の使い分けも大事になります。

24時間のうるおいアクション

夜のクリームでナイトケア

ノーメイクの睡眠時は、保湿成分をたっぷり補う濃厚クリームの集中ケアで、手厚く保護をしましょう。目尻からぐるりと円を描くようになじませましょう。

朝の美容液でデイケア

朝のメイク前は、浸透性が高く、油分のベタつきが残りにくい美容液が適任です。また、透明感を与えるホワイトニングケアなら、明るさも復活します。

VOL.266 肌が乾燥してメイクがのらない

より深くうるいを送り込む角質&導入ケア

たとえば季節の変わり目や、化粧品を新しいものに変えたときなど、どうしても避けがたい肌の乾きに襲われることがあります。こんなとき、まずすることはスキンケア製品が肌にあっているか、そして基本の保湿ケアが充分なのか、再確認をしましょう。

保湿力に問題があるなら、セラミドやヒアルロン酸に代表されるような高保湿成分の入ったアイテムに変えたり、浸透促進成分が入ったブースターなどを活用するのも一つの案です。また、受け皿となる肌の角質をケアすることで改善されることもありますのでお試しください。

肌の乾きに基礎ケアの2つの見直し

保湿ケアの見直し

浸透促進成分が配合された「ブースター」と呼ばれるものは、次に使う化粧水や美容液の浸透を高めるハイテク化粧品です。高保湿成分の入ったコスメとの併用で、保湿のディープケアをしましょう。

角質ケアの見直し

古い角質や毛穴づまりが起きていると、天然の保湿成分でもある皮脂が分泌されにくい状態になります。乾燥肌なら定期的なピーリングで角質ケアをしましょう。

VOL.579 秋のお手入れ注意点

夏の疲れがで始めると同時に、これから始まる乾燥の季節を乗り切る準備をするのが秋のお手入れです。癒しと予防の両面から、肌のコンディションを整えていきましょう。

乾燥肌の人は、与えようとするあまり、いきなりクリームを多用する傾向があります。しかし夏の疲れが残ったままでは、化粧品も思うように浸透しません。まずはピーリングなどをして角質ケアをし、さらにローションパックで表皮をふやかしてから、美容液やクリームが馴染みやすい肌をつくっていきましょう。

オイリータイプの人は、年間を通じて保湿を敬遠がちです。しかしこの時期になるとTゾーンはギトギトなのに頬の皮がむけているというような状態になっていることがあります。ついギトギトの部分に目がいきがちですが、スキンケアの基本は顔全体の水分と油分のバランスをとることです。オイリー肌の人も秋の夜のケアからは保湿用の美容液やクリームを使ってTゾーン以外の部分を保湿していきましょう。

VOL.575 夏のお手入れ注意点

夏のお手入れは、塩害対策と保湿のふたつに重点をおいてください。
まず塩害について、これは汗や涙などの塩分によって、肌がダメージを受けることです。塩分を放置しておくと顔がヒリヒリするだけでなく、手でこすったり、かいたりすることで皮膚が傷つき、炎症を起こして肌をボロボロにしてしまいます。とにかく塩分は肌の大敵と心得て、乾いたハンカチやティッシュではなく、洗顔するか、濡れたコットンや綿棒で拭って、汗や涙を一刻も早く取り除きます。

汗をかきやすい人は、洋菓子などについてくる小さな保冷剤をハンカチに包んで小さなビニール袋に入れたものを用意します。最寄りの駅に着くころにはハンカチがひんやりと湿り、それで汗を拭うようにしてからは、かぶれも化粧くずれも少なくなります。

また、一日中エアコンにあたっている人は、夏でも肌が乾燥しがちです。そこに紫外線があたると、一気に日焼けをしてしまいしみの原因になります。

夏こそ保湿が重要です。ただし、皮脂や毛穴が気になるという人は、ホワイトニングケアをメインにしてもいいでしょう。