「PERM」カテゴリーアーカイブ

VOL.258 ヘアケアにまつわるQ&A⑤ 〜カラーとパーマ

Q.カラーリングとパーマはどのくらい間隔をあけるといいですか

A.最低でも1週間はあけましょう

カラーリングやパーマをしたあとは、頭皮がデリケートになり、髪もアルカリに傾いていてダメージを受けやすくなっています。施術後1週間くらいはトリートメントなどでしっかりケアして、まずは髪を弱酸性に戻しましょう。

間をあけたとしてもカラーリング後にパーマをかけると褪色が進むおそれがあります。パーマをかけてカラーの順番におこなうのがベストです。

VOL.257 ヘアケアにまつわるQ&A④  〜妊娠中

Q.妊娠中にカラーリングやパーマをしても大丈夫ですか

A.できるだけ止めておきましょう

カラーリング剤にはジアミンという成分が含まれています。妊娠中は肌が敏感になりやすく、ジアミンがかぶれの原因になることがあるからです。かぶれると治療に薬が必要になりますので、妊婦にはやはりよくありません。

パーマに関しては、低刺激のものであれば大丈夫だと思いますが、やめておくに越したことはありません。

VOL.254 ヘアケアにまつわるQ&A① 〜くせ毛

Q.ストレートパーマで髪が痛まない方法はありますか

A.髪が傷みにくいストレートパーマがあります

最近は髪へのダメージが少ないストレートパーマが多く出ています。パーマ剤や中にまぜるトリートメントの進化によって、ストレートにする力はこれまでと変わりません。サロンでパーマをかける前に、パーマやトリートメントの種類を検討してもらいましょう。

また、少しのクセならブローでも処理できます。髪を温めてから冷ますときにストレートの状態をしっかりキープしましょう。

VOL.253 主なパーマの種類と特徴

コールドパーマ

薬剤を使って常温でかける、いわゆる一般的なパーマのことです。昔からある水パーマやスチームパーマなどもこのタイプです。加熱しないのでコールドパーマと呼ばれるようになったそうです。

ふんわりととした束感のあるウェーブに仕上がり、濡れた状態のほうがウェーブがはっきり出ます。パーマの持ちは1ヶ月くらいと短めです。

ホット系パーマ

薬剤と熱でかけるパーマで、デジタルパーマやエアウェーブなどがこのタイプです。コールドパーマより薬剤は弱めですが、加熱することで毛髪の膨張度やパーマ剤の浸透度を高めます。髪へのダメージは大きめです。

ヘアアイロンで仕上げたようなくっきりしたカールがつき、乾くとカールが際立ちます。形状記憶力が高く、持ちはいいでしょう。

ストレートパーマ

パーマのかかるしくみは、ほかのパーマと同じです。再結合のときに髪がまっすぐになっているだけの違いです。

以前はストレートパーマと縮毛矯正は別物でしたが、最近はほとんど同じ意味でとらえられています。薬剤とアイロンの熱を使う縮毛矯正はホット系パーマの一種で、ストレート力は高いけれど、その分髪への負担も大きめです。

VOL.252 パーマの基礎知識② 〜種類と特徴

パーマは髪が傷むから前処理が大事

準備せずにパーマをかければ、髪は間違いなく傷みます。ダメージを避けたいなら前処理をして予防しましょう。

前処理の方法は、ダメージの状態によって2つに分かれます。健康な髪はパーマがかかりにくいので、薬剤がスムーズに浸透するように、コンディショニング剤などの皮膜を取り除くためのプレシャンプーをします。逆に、傷んだ髪はパーマがかかりすぎるので、毛髪内部を補修して、薬剤の浸透を緩やかにするプレトリートメントが効果的です。

傷んだ髪には、酸性パーマという選択肢もあります。薬剤で無理にキューティクルを開かないので、髪の損傷が少なくてすみます。ただ、キューティクルが開きぎみのダメージヘアにしか適さないので、健康な髪だとパーマはかかりません。

誰でもダメージは避けたいものです。そのための処置を提案してくれるか否かで、美容室の技術や信頼できるか、目安になるでしょう。

VOL.251 パーマの基礎知識① 〜かかる仕組み

毛髪内部での結合を切断し再結合させてウェーブを作る

毛髪内部には3つの結合があり、髪を支えています。簡単にいうとパーマはこれらの結合を切断し、ゆるんだ髪に形をつけ、その状態のまま再結合させ形を固定させています。パーマ剤に1剤と2剤があるのは、1剤で切断し、2剤で再結合に作用させるためです。

カラーリング同様、パーマ剤も髪質やダメージの状態によってかかり方が違ってきます。健康な髪ほどかかりにくく、人によって放置時間に差が出るのはそのためです。

髪の状態

内部構造では横になっている3つの結合ががっちり手をつなぎ、キューティクルも閉じています。

1剤で結合を切断

アルカリ剤、還元剤が、膨張して開いたキューティクルのすき間から毛髪内部に侵入し、3つの結合を次々に切断していきます。

乾かすプロセスで再結合

2剤、中間水洗、ドライヤーで乾かすプロセスで、3つの結合を順次再結合させ、ウェーブを固定させます。