私にはどのマシンが一番いいのか?と迷ってしまう人も多いかと思います。ほとんどのマシンが輸入品で、世界中のメーカーが開発にしのぎを削っています。自動車のように、バージョンアップやリニューアル、モデルチェンジなどをくり返していくため、全てに精通するのは難しいくなります。
また、その人の肌の状態から、どのような効果を望むかによってマシンの選択も変わってきます。肌質や肌の色によって、マシン治療の反応は違いますので、友達が受けて良かったからという理由だけで、同じ治療をしても結果が違ってきます。
一般の人が自分に合ったマシンを自分で選ぶことは難しいので、基本的には医師と相談して決めることになりますが、受診するときにある程度の予備知識を持っていたほうが、医師との話を理解しやすくなりますので、患者にとっても安心できるでしょう。
次回から大まかなマシンの種類を把握していきましょう。
マシン美容を受けるとき確認すること
自分のニーズにあった治療なのか
たとえば、シワが明らかに消えた方がいいのか、全体に針が出たほうがいいのか、肌がきれいになったというレジュビネーション的な効果がいいのか。自分がどういう改善を望んでいるのか、ハッキリしておきましょう。
ダウンタイムはどのくらいなのか
ダウンタイムとは、かさぶたができる、メイクができなくなるなど、生活が制限されるような期間のことを指します。高い効果をねらえばダウンタイムが1週間以上になる場合もあります。
どのくらいの期間、効果が維持されるのか
マシン美容の効果は、一時的なものから永続的といえるものまであります。自分のコラーゲンが増えるものは永続的ともいえますが、治療をやめるとコラーゲンがまた壊れていきます。
フェイスリフト(シワ取り)手術をしても効果は5〜10年といわれています。一時的にしか保たないものはイヤといっても、一度受けたら二度とシワができなくなるという治療はありませんので、アンチエイジングは果てがないともいえます。ほとんどのマシン美容は、数ヶ月〜1年おきにタッチアップ(再治療)が必要になります。
どんななリスクがあるのか
皮膚が腫れる、かさぶたができるなどの症状とともに、ダウンタイムについても確認しておきましょう。
どれだけの費用がかかるのか
決して安い治療とはいえませんので、期間を含めて総額でいくらくらいになるか確認しておきましょう。
マシン美容を受ける前に、上記の5点を必ず確認しておきましょう。
マシン系とは
レーザーやさまざまな光をなどを照射して肌を若返らせる機械(マシン)が急速に美容医療に導入されています。ここでは美容治療に使う機器をマシンと総称して、それらを用いた美容治療をマシン美容と呼称します。
マシン美容がもたらす効果
マシン美容は大きく分けると以下のようになります。
コラーゲンを増やす効果
熱を加えて皮膚を活性化することによって、コラーゲンを増やすタイプや、皮膚を熱変化させて(軽い火傷状態にして)、そこが修復されるときに(火傷が治るときに)コラーゲンを生み出すタイプがあり、毛穴や小ジワの改善をします。
皮膚や筋膜を熱で縮ませる効果
肉を焼くと縮みますが、その作用を利用してたるみを改善します。
シミを薄くする効果
メラニンに吸収される波長の光をあてて、シミを焼いていきます。
赤ら顔の改善
血液の赤い色(ヘモグロビン)に吸収される光をあてて、細かい血管を焼いて赤みを薄くします。
スキンレジュビネーション
レジュビネーションとは、「若返り」という意味ですが、明らかにシミやシワを消すのではなく、肌の質感を向上させることを美容医療ではこう呼ばれているようです。
作用の強いマシンは、シワを消すなどのハッキリとした効果を追求しますが、作用が弱めのマシンではレジュビネーションを目的として使われます。熱をかけることで肌を活性化させてくすみを取って肌色のトーンを上げたり、ツルッとなめらかな肌にするなどの効果を出すのが、スキンレジュビネーションになります。
レーザーフェイシャル、フォトフェイシャルなどの主な効果もこのレジュビネーションになります。
目尻などの表情ジワを目立たなくする
ボツリヌス注射(ボトックス)とは、ボツリヌス菌という細菌が作りだす成分をシワの部分に注射して、表情筋の動きを止めるものです。筋肉の動きによってできてしまう表情ジワを目立たなくする効果がありますので、額や眉間、目尻などのシワに有効です。
額に多く入れすぎると、額が重くなって目が開けにくくなったり、頭痛がするなどの影響が出ますので注意が必要です。また、汗が多い部位に注射すると発汗を減らせますので、ワキや手のひらの多汗症にも使われています。術後当日から洗顔、メイク、外出が可能です。
濃度の低いボツリヌス注射をごく少量ずつ顔全体に注射してリフトアップをはかる治療もあります。(マイクロボトックス、ボトックスリフトなど)
価格
1回50,000〜100,000円が目安になります。
治療期間・頻度
効果は注射後5〜6日経ってから現れます。効果は4〜6ヶ月間持続します。
安全性
額に多く入れすぎると目が開けにくくなったり、頭痛がしたたりします。
注射系とは
進歩しつつある注射美容は、注射をしてシワを消すなどの治療で、メスを使わないという安心感からプチ整形などと呼ばれています。
コラーゲンを増やして長持ちする
カルシウムヒドロキシアパタイトとは、骨の成分の一部ですが硬くはなく、皮膚に注入するとその部分のコラーゲンを増やす働きがあります。そのためにフィーラーとして用いると長持ちします。
法令線やゴルゴ線に注入するほか、アゴをとがらせたり頬骨を高くするなどの輪郭形成にも用いることができます。
※ゴルゴ線とは
鼻筋のすぐ横から斜め45度に落ちる線のことで、これは筋肉の境界線になります。正式にはミッドチークラインと言います。加齢で皮膚が薄くなったり、皮下脂肪が減ったりすることが原因になります。
これはシワではなく皮膚のくぼみなので、光の加減によって見えたり見えなかったりするので、自覚しにくいようです。ゴルゴ線にはヒアルロン酸注入もできますが、カルシウムヒドロキシアパタイトやPPP治療の方がしっかりと改善できるそうです。
価格
1回100,000円〜が目安になります。
治療期間・頻度
1回の効果は1年〜1年半の間持続します。
安全性
ヒアルロン酸同様、量が多すぎると膨らんでしまうことがあります。目元や唇には適していません。
注射系とは
進歩しつつある注射美容は、注射をしてシワを消すなどの治療で、メスを使わないという安心感からプチ整形などと呼ばれています。
自分の血液からつくったジェルで治療
PPP(Platelet Poor Plasma)は、自分の血液から取り出したタンパク質を顔に注入する再生治療です。ヒアルロン酸注射などと同じように、凹んでシワになっている部分に注入することで、ふっくらさせて目立たなくします。
PPPの特徴は、自分のタンパク質を使うという安全性にあります。ヒアルロン酸もアレルギーがなく安全性は高いのですが、もともと自分のものという絶対的な安心感はあります。
またシワだけでなく、こけてしまった頬をふっくらさせたり、くまを目立たなくしたり、鼻を高くしたり、アゴをとがらせるなどの施術も可能になります。
価格
頬と口のまわりで120,000〜200,000円、顔全体で180,000〜300,000円が目安になります。
治療期間・頻度
通常は1回で済みますが、何日かに分けて注入することもあります。効果は4ヶ月〜6ヶ月間持続しますが、追加注入しないと元の状態に戻ります。
安全性
ヒアルロン酸同様に、アレルギーの心配はありません。
注射系とは
進歩しつつある注射美容は、注射をしてシワを消すなどの治療で、メスを使わないという安心感からプチ整形などと呼ばれています。
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