小学校入学式の朝デビュー
小学校の入学式当日…
玄関から外に出たときの朝日は片目を閉じるほどまぶしかった。
父親が、晴れの衣装を着た私を自宅の庭先で、一眼レフカメラで何枚も撮影してくれました。
そして「今度はボクが撮るよ」と言って、そのカメラで両親を縦位置で撮りしました。
僕が自らの意思で、初めてシャッターを切った日の記憶です。
写真という表現方法
写真は「記録的要素」が強いものです。動画と違って一瞬の出来事しか捉えられない不完全な手法です。
その一瞬の出来事は、撮影者が被写体を善意で撮れば、心が奪われそうな美しい姿が写し出され、悪意で撮れば、目をしかめてしまうような醜い姿が写し出されます。被写体をどう写すか?は、撮影者の「良心」に委ねられれてます。
いくら記録的要素が強くても、そこに写し出されたものが必ずしも「真実」とは限らないことを知っています。
表現者として
創作物としての写真は「事実と異なるもの」として存在する。
テーマに沿った撮影の準備を行い、遂行することを目指しています。あとから合成をして完成する作品は作っていません。それは撮影による「可能性を求めて」いるためです。
美意識を形に
美しい、醜い、カワイイ、ブサイク、と感じる(思う)ことは千差万別。表現者として何を選ぶのかは、作品のテーマが決めること。