大豆に多く含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と分子構造が似ているので、カルシウムとともに更年期に積極的に摂りたい食材です。
大豆製品の献立②-1 [主菜]
材料(2人分)
蒸し大豆・・・50g
鶏もも肉(皮なし)・・・1/2枚(125g)
こしょう・・・少々
小麦粉・・・大さじ1/2
ニンジン・・・1/2本(75g)
ジャガイモ・・・小1個(100g)
玉ねぎ・・・1/4個(50g)
A
ホールトマト缶・・・1/2缶(200g)
おろしニンニク・・・小さじ1
中濃ソース・・・小さじ2
水・・・50ml
オリーブ油・・・小さじ1
作り方
①鶏肉は水けを押さえて、肉の厚みが均一になるように開き、余分な脂を取り除きます。6等分に切り分け、こしょう、小麦粉の順にまぶします。
②ニンジン、ジャガイモは一口大の乱切りにして、耐熱ボウルに入れ、ラップをして電子レンジで4分加熱します。玉ねぎは1cm幅のくし形切りにします。
③深底のフライパンにオリーブ油を中火で熱して、鶏肉を入れて焼き色がつくまで焼き、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎを加えて炒めます。
④玉ねぎがしんなりしてきたら残りの小麦粉を加えてさらに炒め、大豆、Aを加えます。フタをして5分ほど煮込んだら完成です。
このレシピで摂れる美肌栄養素
ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・銅・マンガン・セレン・食物繊維
抗酸化物質(機能性分)
カテキン
紅茶、煎茶、紅茶など
セサミン
白ゴマ、黒ゴマなど
アントシアニン
ブルーベリー、カシスなど
イソフラボン
大豆、大豆製品など
タンニン
柿、栗、緑茶、赤ワインなど
カロテノイド
トマト(リコピン)、ニンジン(カロテン)など
のぼせ、ほてり、発汗、動悸、疲労感
自律神経の乱れが原因
「突然、身体が熱くなって汗が吹き出る」「暑いと思ったら、しばらくすると背中がゾクゾクする」更新期には、「ホットフラッシュ」に代表される、のぼせ、ほてり、発汗などの体温調整が、うまくできなくなる不調が起こりやすくなります。ほかには、心臓が急にドキドキしたり、めまい、頭痛、疲労感、などを感じることもあります。
こちらは更年期の不調として代表的なもので、自律神経の乱れによって起こります。自律神経は、体温調整や心臓の鼓動といった、生きていくのに欠かせない身体の機能をコントロールしていて、脳の視床下部の指令によって動いています。この視床下部は、さまざまなホルモンの分泌を制御する脳の中枢です。このように視床下部という神経の核を通じて、ホルモン分泌と自律神経系は互いに影響し合ってます。そのため、更年期で女性ホルモンのバランスが崩れると、自律神経系も乱れやすくなるということです。
自律神経系症状の緩和には、心身のリラックスが大切です。入浴はシャワーで済ませず、ぬるめの湯船に浸かるのがおすすめです。就寝の1時間くらい前に入ると眠りやすく、さらに質の良い睡眠につながります。また更年期には、身体面、美容面でどうしても「老い」を感じてしまうことや、人によっては子離れも重なることから、自信が無くなったり、空虚な気持ちになりがちです。このような精神状態の変化が、重なってしまうこともあります。
更年期は誰にでも訪れる一時的なものであり、時期が過ぎれば不調も治ってきます。自分自身を責めず、また家族や友人などの周囲の人にも相談しながら、うまく乗り切ることが大切です。
おすすめ食材と食べ方
抗酸化物質、ビタミン、ミネラル類
自律神経の働きを助ける栄養素は、ビタミンやミネラル類、抗酸化物質です。ビタミンEやC、カロテノイドを豊富に含む緑黄色野菜を積極的に摂りましょう。また、大豆に含まれるイソフラボンは、抗酸化力や女性ホルモンに似た働きを持っているので合わせて摂るようにしましょう。
活性酸素を撃退
フレッシュな細胞を維持する
活性酸素は酸素を取り込む過程で生じてしまう物質です。免疫機能なども受け持つ一方、過剰に発生すると細胞を酸化させて、老化を招きます。例えば、シミやシワといった美容の悩み、ガンや血管の老化、生活習慣病を招く原因などです。エストロゲンには活性酸素を消去する働きもありますが、更年期には分泌が減少してしまいますので、活性酸素の害から身体を守ってくれる抗酸化物質が重要になります。
大豆、野菜、果物などの食べ物から摂取することができます。例えば、ビタミンA、C、Eなどの「抗酸化ビタミン」や緑茶、赤ワインなどのポリフェノールには高い抗酸化力が備わっています。これらの抗酸化物質は、強い紫外線などの影響から身を守るために、植物が自ら生み出した物質です。それを私たちが食べることで、酸化による身体の老化を予防できます。
イソフラボンが老化を抑える
大豆に含まれるポリフェノールの一種「イソフラボン」には抗酸化作用があるほか、女性ホルモンと似た働きがありますので、心身を健やかに調えます。
緑黄色野菜や果物も補給
抗酸化物質が豊富に含まれるのは緑黄色野菜や果物類です。抗酸化物質をしっかり摂って活性酸素の影響を体内から除去しましょう。
植物性食品の色素
野菜や果物、お茶の色素が持つ強い抗酸化作用
野菜や果物、お茶に含まれる色素も、健康維持に必要な忘れてはならない栄養素になります。ココアや紅茶、ベリー類などに多く含まれる色素成分の役割は抗酸化です。酸化とは細胞から出る「サビ」のようなものです。植物の色素は、植物が自らを紫外線や悪い活性酸素から守るために蓄えられたもので、人間はそれを摂ることで酸化の害から身を守ることができます。
女性ホルモンは抗酸化機能を持っていますが、植物の色素は更年期から増加する動脈硬化や糖尿病、アレルギー炎症性疾患、高血圧、高コレステロールなどの予防が期待できる植物成分として研究が進んでいます。
主な色素成分として、大豆などの「イソフラボン」、野菜、果物のアントシアニンなどに代表される「ポリフェノール」、リコピンなどに代表される「カロテノイド」があります。
女性ホルモンの働きを助け、脂肪排出や血液サラサラ効果もある
コラーゲン豆乳鍋
野菜をしっかり食べられる鍋料理でコラーゲンも摂れる
材料(2人分)
A
豆乳・・・2カップ
オイスターソース・・・大さじ2
しょうゆ・・・大さじ1
ごま油・・・大さじ1/2
鶏骨つき肉ぶつ切り(皮なし)・・・300g
にんじん・・・1/2本
しいたけ・・・4枚
長ねぎ・・・1本
チンゲン菜・・・2株
水・・・2カップ
作り方
①にんじんはピーラーで皮をむくようにしてスライスし、しいたけは石突きをとって、そぎ切りにします。
②長ねぎは斜め薄切りにして、チンゲン菜は3cmの長さに切り、根元は6〜8等分にします。
③鍋に分量の水、鶏肉を入れて、煮立ったらアクをとり、肉が柔らかくなるまで30分ほど弱火で煮ます。水が少なくなったら足します。(分量外)
④Aを加えて、グラグラさせないように火を加減します。再び温まったらにんじんを加え、チンゲン菜、しいたけ、長ねぎを順に加える。野菜に火が通り、しんなりしてきたら完成です。
【こんなお悩みの人にオススメ】
□アンチエイジング
□不眠
□生理不順
□貧血
このレシピで摂れる美肌栄養素
ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・食物繊維
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