Q.シャンプーやトリートメントはケミカル系とオーガニック系のどちらがいいでしょうか
A.ケミカルは補修に、オーガニックは現状維持に適しています
一概にどちらが良いとはいえませんが、ケミカル系の多くは補修力に優れ、効果が高いです。人体への影響などを危惧する声も聞きますが、精製し、洗練された成分を配合しているので安全性も保証されています。
オーガニック系の多くはバランスがとれていて、一般的に髪にはやさしいものです。ただし補修力はあまり強くないので、現状維持に向いています。
ダメージをケアしたいのならケミカル系で補修し、髪の健康状態を保てるならオーガニック系で現状維持、と覚えておけば、アイテム選びの大まかな目安になるでしょう。
Q.カラーリングとパーマはどのくらい間隔をあけるといいですか
A.最低でも1週間はあけましょう
カラーリングやパーマをしたあとは、頭皮がデリケートになり、髪もアルカリに傾いていてダメージを受けやすくなっています。施術後1週間くらいはトリートメントなどでしっかりケアして、まずは髪を弱酸性に戻しましょう。
間をあけたとしてもカラーリング後にパーマをかけると褪色が進むおそれがあります。パーマをかけてカラーの順番におこなうのがベストです。
Q.スタイルを長持ちさせるにはどうしたらいいですか
A.まず、毛髪内部にタンパク質を補給しましょう
スタイルがもたない理由の一つに、髪のダメージが考えられます。毛髪内部がスカスカになり、いわゆるハリ・コシがなくなると、髪はすぐにへたってしまいます。まずは、トリートメントやヘアマスクで、髪の構成成分であるケラチンなどのタンパク質を髪の内部に補給しましょう。内部が満たされて元気になった髪は、スタイルのキープ力もアップするでしょう。
もう一つ考えられる原因は、スタイリングの仕方です。髪は熱しただけではスタイルを固定できません。アイロンで巻いたままをキープしておかないと、カールは定着しないからです。
Q.ストレートパーマで髪が痛まない方法はありますか
A.髪が傷みにくいストレートパーマがあります
最近は髪へのダメージが少ないストレートパーマが多く出ています。パーマ剤や中にまぜるトリートメントの進化によって、ストレートにする力はこれまでと変わりません。サロンでパーマをかける前に、パーマやトリートメントの種類を検討してもらいましょう。
また、少しのクセならブローでも処理できます。髪を温めてから冷ますときにストレートの状態をしっかりキープしましょう。
パーマは髪が傷むから前処理が大事
準備せずにパーマをかければ、髪は間違いなく傷みます。ダメージを避けたいなら前処理をして予防しましょう。
前処理の方法は、ダメージの状態によって2つに分かれます。健康な髪はパーマがかかりにくいので、薬剤がスムーズに浸透するように、コンディショニング剤などの皮膜を取り除くためのプレシャンプーをします。逆に、傷んだ髪はパーマがかかりすぎるので、毛髪内部を補修して、薬剤の浸透を緩やかにするプレトリートメントが効果的です。
傷んだ髪には、酸性パーマという選択肢もあります。薬剤で無理にキューティクルを開かないので、髪の損傷が少なくてすみます。ただ、キューティクルが開きぎみのダメージヘアにしか適さないので、健康な髪だとパーマはかかりません。
誰でもダメージは避けたいものです。そのための処置を提案してくれるか否かで、美容室の技術や信頼できるか、目安になるでしょう。
成分表を読めるように
シャンプー同様、主成分は配合量の多い順に並んでいます。成分ごとの効果を知って、購入時にチェックしましょう。
保湿系
うるおいを与える
グリセリン
毛髪の構成成分の一種で、ハリとコシを与えます。
加水分解コラーゲン
毛髪の内部にまで作用します。
ポリクオタニウム-51
うるおいの皮膜をつくり、ヒアルロン酸の約2倍の保水力をもちます。ポリクオタニウム-61、-64、-65などもあります。
ヒアルロン酸Na
天然の保湿成分です。
教えてサロンのQ&A
Q.サロン専売品は、やっぱり市販のものよりいいの?
A.製品の信頼度が高いのは確かです
スタッフがみずからの髪で試し、目利きしたものを置いているので、効果や安全性が保証されていると思ってよいでしょうか。
Make a feels & Give to you