バスタイムにホット綿棒で瞬間再現
肌より敏感で、乾燥を感じやすい唇。日常的に保湿していても不意にひび割れやカサつきになることがあります。そんな時の応急処置は、まず水分を与えて蒸らし、かたくなった唇の角層をふやかすことです。
もともと唇の構造上、肌色の皮膚よりずっと角層が薄く、うるおいをつくり出す皮脂腺や、汗腺もありません。なめたり、手で触れたりするクセも、荒れる一因になります。口紅やグロスをうるおうタイプにしてみるなど、今まで以上の保湿対策をしましょう。
綿棒ゴマージュでつるんと再生
ホット綿棒で蒸らす
80〜90℃のお湯に綿棒を浸して、熱さを確かめながら唇にのせます。綿棒を転がし、唇を蒸らしながら余分な皮をからめとります。
リップで保湿
滑らかになった唇は、うるおいも浸透しやすい状態になります。リップクリームをたっぷり塗り、うるおいの膜でしっかりガードしましょう。
3分ラップ
保湿成分をしっかり浸透させるために、小さくカットしたラップで唇をパックします。3分ほどで唇がしっかり復活するでしょう。
朝晩の保湿を使い分ける
目元の乾燥は、目のまわりをくすませるだけでなく、アイカラーの発色にもかかわることです。そもそも目元は皮膚が薄く、とてもデリケートな部分です。そのうえ表情の変化やまばたきなどで酷使され、乾燥のしやすさはトップクラスといえます。
この特別な目元には専用のケアが必須ですが、もう一つ重要なことは適度なうるおいの補給です。まぶたには皮脂腺が少ないため、意識的なケアで補う必要があります。ただし、日中のメイクの邪魔をしないように朝晩の使い分けも大事になります。
24時間のうるおいアクション
夜のクリームでナイトケア
ノーメイクの睡眠時は、保湿成分をたっぷり補う濃厚クリームの集中ケアで、手厚く保護をしましょう。目尻からぐるりと円を描くようになじませましょう。
朝の美容液でデイケア
朝のメイク前は、浸透性が高く、油分のベタつきが残りにくい美容液が適任です。また、透明感を与えるホワイトニングケアなら、明るさも復活します。
油分と厚みのコントロール
手軽なメイクアイテムとして幅広い世代が愛用されているのがBBクリームです。もともとは肌の傷や欠点をカバーする軟膏クリームでしたが、今では保湿や下地、UVケア、ファンデーション、コンシーラーのすべてを担うアイテムとして重宝されています。
さまざまな役割をかねそなえている分、油分の配合量も多く、ヨレが気になるという声も聞きます。ここではBBクリームを上手に使いこなす秘伝を伝授します。いちばんのコツは、一般的なファンデーションよりも少量で仕上げることです。これで、春夏の肌にも快適な仕上がりになります。
少量&減厚塗りでヨレくずれ回避
1/3の量を使う
保湿やコンシーラーも兼ねたBBクリームは油分が多く、カバー力も高めです。いつものファンデーションの1/3量で十分です。
自然な減厚塗りをする
国庫からは通常のリキッドファンデーションと同じです。中指で頬の面にのばし、薬指で輪郭へ向けて自然に薄くなるようになじませます。
油分をスポンジオフする
指でのばしたすじのムラをならすように、スポンジで肌を軽くたたきます。これで余分な油分もとれて、密着感も増します。
顔色も頬の締まりも戻る
簡単マッサージ
1日の疲れもピークに近づく夕方の終業時刻まぎわ。顔の頬のたるみもピークを迎えます。じつは、1日という短いサイクルの中でも肌の疲弊が起こっています。朝より夕方の方がわずかに頬の位置も下がるといわれています。こんなとき道具も手を使わずに、ソフトに頬を刺激できる簡易マッサージがあります。
それが舌を使った「舌リフト」です。
舌先で頬を押し出したり頬をぷーっとふくらませたりすることで血行がよくなって、表情に緊張感が戻り、ほうれい線も目立たなくなります。習慣にすると頬もたるみにくくなります。
舌リフトでほうれい線を撃退
頬の筋肉を強化する
片頬の筋肉をゆっくりふくらませ、戻します。左右交互に5回ずつおこないます。
口元の筋肉を緊張させる
次に口をパンパンにふくらませ、そのまま唇に力を入れてすぼめ、5秒間キープします。
舌でシワをおし戻す
ほうれい線の真裏から舌先で、グッとシワの溝をおし戻すようになぞりあげます。
目元小ジワは保湿ファンデとハイライト
保湿ファンデを塗る
ツヤのある保湿力の高いフェンデーションでしっとりとさせて、シワを目立たなくさせます。
アイクリームを塗ります
メイク直しのときに、アイクリームを気になる部分に薄く塗ります。
光で飛ばす
ブラシでふわりとハイライトを入れると、光の効果でシワが目立ちにくくなります。
ほうれい線は筆コンシーラー
太めになぞる
ほうれい線を太めになぞり、同時にくすみやすい小鼻のわきもカバーします。
シワをのばす
頬をふくらませてシワをチェックします。のびた部分がなじませるポイントです。
境目をタッピング
頬は膨らませたままタッピングして、肌との境目だけを細長くぼかします。
ブラシ使いで凸凹感を和らげる
ポツンとできてしまったニキビ、気になってしまいますよね。
皮膚に盛り上がりのあるニキビの場合、その凸感のならし方がポイントになります。ニキビの周囲だけをコンシーラーブラシを使ってなだらかにととのえます。できればニキビ跡にならないようにビタミンC誘導体などの成分が入ったコンシーラーを選ぶことも、肌には大事なことです。
ニキビは本来、毛穴の中に皮脂がつまって炎症を起こした状態なので、赤く腫れているときは、まず皮膚科にいきましょう。
ニキビ隠しは凹凸のならし方で
周囲ほどなだらかに
トラブルカバーは、隠そうとしていることが人にわかってしまうと失敗です。盛り上がりを最小限におさえることが重要になります。
ニキビより2まわり大きめにコンシーラーをなじませて、肌との境目をできるだけなだらかにならすようにしましょう。仕上げに表面を軽くパウダーでおさえます。指では上手にならせない境目も、コンシーラーブラシなら、すそ野を広げるようになだらかになります。
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