残留アルカリを取り除く
毛髪は弱酸性で安定し、健康な状態を保てます。カラーリングでアルカリに傾いた髪をそのまま放置するのは、ダメージを進行させるのと同じこと。pH値を下げるケアをしなければいけません。カラーリング直後から1〜2週間は、残留アルカリ除去作用のある専用アイテムを使うことをオススメします。ダメージが軽減し、色もちもよくなります。
また、カラーリングによってメラニン量が減少した髪は、紫外線ダメージを受けやすいともいわれています。こちらも専用アイテムを使って、髪のUVケアも意識しましょう。
毛髪内部で脱色と染色を同時でおこなう
すっかりポピュラーになったカラーリング。髪色を変えることは、もはやヘアスタイリングの一部です。でも一体どんなしくみで髪は染まるのでしょうか。
一般的なカラー剤(染毛剤)は、まずアルカリ剤で髪を膨張させ、キューティクルを開きます。そこから髪の色を決めているメラニン色素に働きかけて、脱色と染色を同時におこないます。つまり美髪の決め手になるキューティクルが、一度開いてしまうのです。
カラー剤を塗っていくと
メラニン色素は、毛髪の大部分を占めるコルテックス内にあります。髪にカラー剤を塗っていくとどうなるのか。
①キューティクルが開き、アルカリ剤が髪を膨張させて活性酸素を放出します。その活性酸素がメラニンを分解し、同時に毛髪内部に浸透した染料を酸化させていきます。
②酸化した染料同士が集まり、目に見える色となって発色します。メラニンを分解して脱色しながら、集まった染料の色に髪を染め上げていくのです。
毛髪の80%は、複数のアミノ酸からなるタンパク質でできています。
皮膚の主成分は、コラーゲンタンパク質で、毛髪の主成分はケラチンタンパク質と種類が異なります。
髪の毛は1日に0.4mmづつ伸びます。頭髪全体で34m分のケラチンタンパク質が毎日生産されています。すこやかな髪を育てるにはアミノ酸やタンパク質を、ヘアケア製品からも積極的に摂取することが大事です。
ケラチンタンパク質 80%
他のタンパク質にはあまり存在しない、シスチンというアミノ酸を多く含んでいるのが特徴です。化学薬品に比較的強く、弾力性にも優れています。
水分 10〜15%
乾いているように見える髪も、じつは内部に水分があります。髪がダメージを受けると水分保持力は弱まるが、NMFという天然保湿因子が水分を一定に保っています。
メラニン色素 3%以下
コルテックス内のケラチンタンパク質と混じりあい、髪の色を決定づける要素です。主にキューティクルの近くに分布しています。サイズが大きく、量が多いほど、髪色は黒くなります。
その他
脂質や微量元素など
コルテックス(皮質)
毛髪の内部を形づくる組織で、髪の90%を占めています。水となじみやすい性質をもち、パーマやヘアカラーは、主にこの部分に作用しています。
メデュラ(髄質)
毛髪中心部の組織で、空洞の多いところです。パーマのかかりやすさや、太さにまで深く関係するといわれています。太毛には存在し、細毛には存在しないことが多いようです。
キューティクル(毛小皮)
毛髪表面を覆う組織で、保護膜のような透明でかたいウロコ状のものです。4〜6枚が重なり、外部刺激から髪内部を保護します。パーマ剤などの薬剤の浸透を妨げる働きもあります。
メラニン色素とは
コルテックス内にあり、髪の毛の色を決定する色素です。ヘアカラーはメラニンを分解・脱色しておこなわれます。
のり巻きのような構造髪の構造は巻き寿司に似ています。
のり…キューティクル
ごはん…コルテックス
具…メデュラ
※キューティクルがはがれることで髪のダメージは進行します。
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