「インバス」と「アウトバス」
トリートメント剤を使用するタイミングで分けると、お風呂場で使う「インバス(In Bath)トリートメント」と、お風呂場の外で使う「アウトバス(Out Bath)トリートメント」の2つになります。
インバスは飲み薬
シャンプーの直後のまっさらな髪につけるインバストリートメントは、飲み薬のように毛髪内部に浸透していきます。髪が濡れてキューティクルが開いているので、コンディショニング成分を深い層まで届けやすくなります。
髪の構成要素と同じ成分を配合したもの
浸透性にすぐれたインバストリートメントは、コルテックス内のマトリックスというタンパク質をダイレクトに補い、ダメージを補修できます。タンパク質やCMC(細胞間脂質)など、毛髪の構成要素と同じ成分を配合しているか否かをチェックして、アイテム選びをしましょう。
アウトバスは塗り薬
一般的に「洗い流さないトリートメント」と呼ばれているアウトバストリートメントは、主に髪の表面に作用する塗り薬のようなものです。油分などで皮膜をつくり毛髪をコーティングすることで水分を保持力を高めたり、指どおりやツヤを改善したりするものがほとんどです。
濡れた髪、乾いた髪の両方に使えたり、スタイリング機能を兼ねていたりと、活用範囲の広いアイテムが多いのも特徴です。
コラーゲンなど保湿成分を配合したもの
毛髪表面にとどまって作用するアウトバストリートメントには、油分やシリコンなどが配合されています。保湿力を求めるなら、水分を含むみずみずしいタンパク質=コラーゲン配合のものを選ぶと効果的です。