元気と美肌をくれる真っ赤でジューシーな健美野菜
【主な栄養素】
ビタミンC
抗酸化作用が強いので、アンチエイジングにオススメの栄養素。
ビタミンCは、水溶性ビタミンの一つで、壊血病を予防する成分として、オレンジ果汁から発見されました。
多くの哺乳動物では、体内でブドウ糖からビタミンCを合成することができますが、人やモルモットなどの一部の動物は、合成に必要な酵素がなくビタミンCを合成できないため、食事からビタミンCを摂取しなければなりません。
ビタミンCはアスコルビン酸ともいわれ、骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物になります。毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがあり、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。
最近ではビタミンCの抗酸化作用が注目され、がんや動脈硬化の予防や老化防止にビタミンCが有効であることが期待されています。
ビタミンCが不足すると、コラーゲンが生成されないため、血管がもろくなり出血を起こします。これが壊血病(かいけつびょう)です。壊血病のそのほかの症状としては、いらいらする、顔色が悪い、貧血、筋肉減少、心臓障害、呼吸困難などがあります。
ビタミンCは、果実類、野菜類、いも及びでん粉類、し好飲料類に多く含まれています。また、ビタミンCは熱に弱く、加熱調理により分解されますが、じゃがいもやさつまいもなどはビタミンCがでんぷんにより保護されているため、調理後にもほとんど分解されずに残ります。
ペクチン
ペクチンはりんごや柑橘類に含まれる食物繊維の一種です。加工食品の添加物にも活用されています。水溶性と不溶性のものがあり、コレステロール値、血糖値の低下や便秘・下痢の解消効果、疲労回復効果などがあります。
※トマトの種のまわりにあるジェル状の部分にあります。
リコピン
リコピンとは、カロテノイドの一種で、トマトやすいかに多く含まれている赤色の天然色素です。強力な抗酸化作用を持ち、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防ぐことから、血流を改善する効果や生活習慣病を予防する効果、美肌効果、肥満予防効果、視覚機能改善の効果などが期待されています。
【こんなお悩みの人にオススメ】
□冷え・コリ
□イライラ
□便秘
□肌トラブル
□アンチエイジング
□美白
【選び方・保存のコツ】
皮にツヤとハリがあり、真っ赤に熟しているものがオススメ。持ってみて重みを感じるものが甘みが強いとされています。また、ヘタが黒いものは未熟のうちに収穫し、人工的に完熟させたトマトの可能性があります。
まだ青みがあれば常温で、完熟したらポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。冷凍にも向いています。
【美味しい旬は】
6月〜8月
※通常のトマトは夏野菜です。フルーツトマトは春が旬のものもあります。