固形ワックスや泡状のムースなど、スタイリング剤の形状はさまざまです。それなのに、どれでも同じつけ方をしていませんか?それぞれの特性にあったつけ方をすることは、仕上がりの完成度を高める重要ポイントです。簡単なので、しっかりマスターしましょう。
オイル、クリーム
手ぐしでとかす
髪の内側と外側、両方から手ぐしでとかします。根元につけるとボリュームがダウンします。
ワックス、ジェル
カールをおし戻す感じ
セットしたカールをくずさないように、優しくおし戻す感じでもみ込みます。
ムース
持ち上げるようにしてもみ込むカールを
カールを持ち上げるようにして塗布。そのあと、もみ込みながらドライヤーで乾かします。
ワンポイント
スタイリング剤は手のひらだけでなく、指のあいだまでしっかりのばしましょう
スプレー
毛先をふわっと持ち上げて
髪の内側まで行きわたるように、毛先を持ち上げてスプレーをします。ふんわりと仕上がります。
ワンポイント
髪とスプレーの距離が近すぎると、ボテッとついてしまいます。20 cm以上離して噴射しましょう。
ワックス
髪をかためず動きのあるカールをキープ
テクスチャーがやわらかめのものは束感とツヤ重視です。かたいものほど動きが出しやすく、セット力も強固になります。
ムース
パーマヘアの仕込みに
ウエーブやカールの再現性が高く、動きやうねりを出したいときに使います。ウエーブの強いヘアスタイル向きです。
ジェル
濡れたようなツヤのある仕上がりに
ウェット感のある仕上がりが特徴です。濡れた髪へのなじみもよく、乾いたあともつけたてのウェーブをキープする。
クリーム
ナチュラルなスタイル向き
セット力は弱めで、ツヤのあるやわらかな髪に仕上がります。ベタつきがなく、保護、補修機能を備えたものが多い。
オイル
髪をしっとり落ち着かせる
髪に均一にのび広がり、ツヤを出す効果があります。ウェット、ドライどちらでも使えます。コンディショニング効果もあります。
スプレー
セット後の仕上げに使用
主にツヤ出しやスタイルキープのために使用します。霧状だから軽く、ムラなく広がり、エアリー感を出すのも得意です。
選ぶポイントはセット力の強弱と質感の重軽
髪型がうまく決まらないときの原因は、ブローやセットの腕ではなく、スタイリング剤やそのつけ方にあるのかもしれません。
たとえば、ふんわりエアリーなウエーブヘアに仕上げたいのに、髪を落ち着かせるオイルを使っていたのでは、思いどおりのスタイリングはできません。
ウエーブやカールをしっかり出したいなら、ムースがジェルを使いましょう。ボリュームをおさえてしっとりさせたいときは、オイルかクリームを、自然な動きを出すにはワックス、仕上げにスプレーと覚えておけば間違いないでしょう。
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