Q.シャンプーやトリートメントはケミカル系とオーガニック系のどちらがいいでしょうか
A.ケミカルは補修に、オーガニックは現状維持に適しています
一概にどちらが良いとはいえませんが、ケミカル系の多くは補修力に優れ、効果が高いです。人体への影響などを危惧する声も聞きますが、精製し、洗練された成分を配合しているので安全性も保証されています。
オーガニック系の多くはバランスがとれていて、一般的に髪にはやさしいものです。ただし補修力はあまり強くないので、現状維持に向いています。
ダメージをケアしたいのならケミカル系で補修し、髪の健康状態を保てるならオーガニック系で現状維持、と覚えておけば、アイテム選びの大まかな目安になるでしょう。
Q.スタイルを長持ちさせるにはどうしたらいいですか
A.まず、毛髪内部にタンパク質を補給しましょう
スタイルがもたない理由の一つに、髪のダメージが考えられます。毛髪内部がスカスカになり、いわゆるハリ・コシがなくなると、髪はすぐにへたってしまいます。まずは、トリートメントやヘアマスクで、髪の構成成分であるケラチンなどのタンパク質を髪の内部に補給しましょう。内部が満たされて元気になった髪は、スタイルのキープ力もアップするでしょう。
もう一つ考えられる原因は、スタイリングの仕方です。髪は熱しただけではスタイルを固定できません。アイロンで巻いたままをキープしておかないと、カールは定着しないからです。
Q.ストレートパーマで髪が痛まない方法はありますか
A.髪が傷みにくいストレートパーマがあります
最近は髪へのダメージが少ないストレートパーマが多く出ています。パーマ剤や中にまぜるトリートメントの進化によって、ストレートにする力はこれまでと変わりません。サロンでパーマをかける前に、パーマやトリートメントの種類を検討してもらいましょう。
また、少しのクセならブローでも処理できます。髪を温めてから冷ますときにストレートの状態をしっかりキープしましょう。
成分表を読めるように
シャンプー同様、主成分は配合量の多い順に並んでいます。成分ごとの効果を知って、購入時にチェックしましょう。
保湿系
うるおいを与える
グリセリン
毛髪の構成成分の一種で、ハリとコシを与えます。
加水分解コラーゲン
毛髪の内部にまで作用します。
ポリクオタニウム-51
うるおいの皮膜をつくり、ヒアルロン酸の約2倍の保水力をもちます。ポリクオタニウム-61、-64、-65などもあります。
ヒアルロン酸Na
天然の保湿成分です。
教えてサロンのQ&A
Q.サロン専売品は、やっぱり市販のものよりいいの?
A.製品の信頼度が高いのは確かです
スタッフがみずからの髪で試し、目利きしたものを置いているので、効果や安全性が保証されていると思ってよいでしょうか。
成分表を読めるように
シャンプー同様、主成分は配合量の多い順に並んでいます。成分ごとの効果を知って、購入時にチェックしましょう。
強化系
ハリ、コシを与える
加水分解ケラチン
毛髪の構成成分の一種で、ハリとコシを与えます。
加水分解シルク
指どおりを滑らかにします。
メドウフォーム-δ-ラクトン
60℃以上の熱に反応し、髪をプロテクトします。バリア機能を高め、指どおりも滑らかになります。
ヒドロキシプロピルトリモニウム加水分解コラーゲン
カチオン化コラーゲンとも呼ばれ、吸着性にすぐれている。
成分表を読めるように
シャンプー同様、主成分は配合量の多い順に並んでいます。成分ごとの効果を知って、購入時にチェックしましょう。
エモリエント系
しっとり感を与える成分
コレステロール
CMC(細胞間脂質)の一種で、髪を乾燥から守り、弾力を与えます。
セラミド
CMCの主成分で、バリア機能と保湿効果があります。
18-MEA
キューティクル間にあるCMC成分です。指どおりを滑らかにします。
マカデミアナッツ脂肪酸
皮脂成分に類似した保湿力の高いエモリエント剤です。
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