ピーリングとは、ピーリング剤という一種の酸を塗るり、古くなった角質を除去することでターンオーバーを高めたり、真皮のコラーゲンを増やし、肌全体の若返りを目指す治療になります。レーザーの効かないシミ(肝斑を含む)や毛穴の開き、ニキビ、ニキビ跡、初期の小ジワなどに有効です。
ピーリング剤には大きく分けてAHA(αヒドロキシ酸)とBHA(βハイドロキシ酸、サリチル酸)の2種類があります。AHAは皮膚表面の角質に作用するのに対して、脂溶性のBHAは毛穴に詰まった皮脂を溶かしながら毛穴の奥へ入り込むので毛穴の黒ずみやニキビ跡の凹凸にも効果があるほど強力です。しかも赤みなどの心配もなく、施術後数日経つと薄く皮がむけた状態になり、ゆるんだ毛穴も引き締まります。
日本ではAHAが主流ですが、終わったあとに数日間のカサつきが見られることがあります。BHAのほうがカサつきにくいため続けやすいようなので、どちらを使っているか事前に問い合わせてみましょう。
価格
1回約10,000円前後が目安になります。
治療期間・頻度
2~4週間に1回のペースで、5〜10回の治療になります。
安全性
施術後に多少赤くなったり、カサついたりすることがあります。
塗布・導入系美容治療とは
肌に何かを塗ったり、それを電気で導入したりする治療になります。美容治療の中では最も肌に穏やかな治療になります。即効性はありませんが、地道に続けることで大きな効果につながります。
ニキビ跡の赤みやシミはピーリングでケア
背中は皮脂が多いので、ニキビができやすい部位になります。ニキビができてしまったら、入浴時では、ナイロンタオルやボディーブラシ、ボディーシャンプーなど肌への強い刺激になるものを避けて、固形石けんと綿タオルで洗うようにしましょう。インナーは綿素材で、肌にやさしいものを選ぶようにしましょう。そして食生活を整えることや睡眠時間の確保も大切になります。
ニキビ跡の赤みやシミにはピーリングとビタミンC誘導体配合の化粧品が効果的です。背中は皮膚が厚いので、ピーリングを週2〜3回行うのも有効です。
乾燥ぐすみ
水分多め、余分少なめの下地づくり
メイクが粉浮きしたり崩れたりすると、肌がくすんで見える原因になります。これを防ぐ方法は、朝のメイクを「水分多め、油分少なめ」にメイクを仕上げることがポイントです。
まず「水分多め」に仕上げるには、保湿美容液を使います。とくに保湿力の高いセラミドやヒアルロン酸配合のものをたっぷりつけます。
続いて「油分少なめ」にするには、下地などのクリームを塗りすぎないことです。自分の皮脂が出てきて、天然の下地になるのがちょうどいいくらいです。
朝のメイク前は、肌だベタつくのがイヤで、保湿美容液を少ししか塗らない人も多いようですが、日中カサつかない肌をキープするには、朝はちょっとベタつくくらいの保湿美容液が必要になります。
角質肥厚ぐすみ
朝のメイク前にピーリング
くすみが気になる朝は、メイク前にピーリングを行うのがおすすめです。古い角質を取り除くピーリングをすることで明るい肌色を取り戻しましょう。
血行不良ぐすみ
血流を高めるマッサージをメイク前にする
メイク前に保湿美容液をつけながら、軽くマッサージを行うと、くすみの改善に効果的です。
不要な角質を取ってスッキリ明るい肌へ
ピーリング化粧品や酵素洗顔による定期的な角質ケアは、くすみ対策やエイジングケアに有効です。ただし酵素洗顔料は強い洗浄力を持つものが多いので、極端な乾燥肌や敏感肌の人には適していません。肌の弱い人は、穏やかなピーリング化粧品から試すようにしましょう。
VOL.159 肌の老化にトータルに働きかけるピーリング
VOL.160 肌の老化にトータルに働きかけるピーリング 2
VOL.161 ホームピーリングの方法
VOL.237 詰まり毛穴には酵素洗顔
ビタミンC誘導体などの美白成分でスキンケア
シミやくすみなどが目の下にできて、くまのように見えるのが茶ぐまです。ビタミンC誘導体やカモミラET、油溶性甘草エキス(グラブリジン)など美白成分の化粧品でケアしましょう。ビタミンCのイオン導入と組み合わせると、さらに効果的です。
目のまわりをこするクセがある人は、刺激によって目元がくすんでしまうことがあります。洗顔やクレンジング、マッサージのときに、目元をこすっていないか見直してみましょう。
メラニンの排せつを促すピーリング
茶ぐまケアにはピーリングも有効です。茶ぐまの原因でもあるメラニンの排せつを促し、目もとのくすみを効果的にケアします。また、目元をこするクセなどで、まぶたの皮膚が暑く硬くなっている人にもピーリングは有効です。余分な角質を除去し、肌を柔らかくしてくれます。
目元のかゆみに注意を
花粉症やアレルギー性結膜炎などで、目がかゆくなってまぶたを擦ってしまう人がいます。強くこすると皮膚が黒ずむだけでなく、硬くなってしまうこともありますので、眼科や皮膚科で早めの相談をするようにしましょう。
VOL.156 保存版!!美白成分一覧
VOL.157 シミはできる前の予防が重要
VOL.158 美白ケアのお手入れ方法
VOL.159 肌の老化にトータルに働きかけるピーリング
VOL.160 肌の老化にトータルに働きかけるピーリング 2
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VOL.17 クレンジング
VOL.18 クレンジング方法
VOL.19 ポイントメイクオフ
VOL.174 デイリースキンケアにおける若返りの秘策1
VOL.175 デイリースキンケアにおける若返りの秘策2
VOL.178 デイリースキンケアにおける若返りの秘策5
VOL.179 ビタミンCイオン導入の方法
レチノールはシワでけでなく毛穴ケアにも有効
たるみ毛穴は、真皮のコラーゲンの減少や変化によって、弾力が失われていくために起こります。これを放っておくと連なってシワになってしまいますので、早いうちから予防することが大切です。
毛穴化粧品はいろいろありますが、たるみ毛穴に対して医学的に有効性が高いといわれているのが、レチノールとピーリングになります。
レチノールは真皮のコラーゲンを増やす効果があります。毛穴用のものでなくても、レチノール配合の化粧品であればたるみ毛穴に有効です。
またピーリングも、肌のターンオーバーを促して、コラーゲンを増やす作用があるので有効です。週1〜2回を目安に行いましょう。
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