「美容治療」カテゴリーアーカイブ

VOL.303 美容治療を選ぶときのまとめ

知っておきたいランク分け

今まで取り上げてきた美容治療を。痛み、リスク、費用、効果などを総合的に考慮し、ランク分けしました。マイルドなもは、効果は穏やかでリスクが少なく、アグレッシブなものは、より積極的で強い効果をもちますが、その分リスクも伴います。個人によっては、合う合わないものがありますので、必ずしもアグレッシブなもののほうが効くとは限りませんので、美容治療を受ける際に医師と相談してみましょう。治療を選ぶときの、一つの目安になります。

マイルド

塗布・導入系
LEDライト
インディバRF

中間クラス

注射系
マシン系
再生治療

アグレッシブ

ウルセラ
サーマクール
フラクショナルの中で強いもの
スレッドリフト

早合点はしない

キレイになりたいと焦るあまり、早合点な人が多いようです。「この治療はシミに効果がある」と聞くと「シミが消える」と思い込んでしまったり、「3回くらいの治療でシワに効果が出始める」と聞くと「3回でシワが消える」と思ってしまうようです。当然「効く」とは「消える」ことではありません。

患者の期待値と医師の言っていることとの温度差が、美容医療におけるトラブルの最多の原因でもあります。例えば「よくなる」という質問は漠然としていますので、「薄くなる」のか「消える」のか「予防」程度のものなのか、お互いにハッキリさせておくことが重要になります。

VOL.302 アートメイクとは

アートメイクで顔立ちをハッキリさせる

アートメイクとは、針で顔料を肌に押し込んで色をつける施術になります。刺青やタトゥーよりも色を入れる深さが浅いのが特徴です。

眉毛やまつ毛が薄くなったり、たるみで目元がぼやけてきたりした人の顔立ちをハッキリさせる効果があります。針を使うので医師か看護師が行います。アートメイクのメリットは、スッピンのときでもキレイに見えて更にメイクも上手にできることです。

価格は両眉で8〜10万円、アイラインは5万円くらいが目安になります。眉もアイラインも控えめに入れて、メイクで調整をするのがいいでしょう。黒だけならレーザーで消すことも可能です。

VOL.301 スレッドリフトとは

糸を用いたプチ整形手術

特殊な糸を皮膚の下に何本も挿入して、たるみを引き上げる治療になります。吊り上げるように糸が皮膚を引き上げるため、手で顔を引き上げたときのような状態になります。

糸を筋膜や骨膜に固定するフィックスドタイプと、ただ糸を挿入するだけのフリーフォローティングタイプとがあります。また糸は年数をかけて吸収されるタイプとそのまま残るタイプがありますが、安心感からか吸収されるタイプが主流になりつつあります。

トラブルとしては、引きつれたようになるケースがあるようです。費用は30万円くらいからで、効果は2〜3年間維持します。

VOL.300 再生医療とは

自分の細胞を培養して注入する治療

主に皮膚からの線維芽細胞(コラーゲンを生み出す細胞)を取り出し、培養して増やしてから皮膚に注入するものです。RACSやRe-Bornなどと呼ばれるものがあり、若いときの線維芽細胞を凍結しておいて、あとで使う方法もあります。

夢のような医療に聞こえますが、そう簡単にはいかないようです。コラーゲンを生み出すためにはエストロゲンや成長ホルモンなど、さまざまな指令が必要であり、線維芽細胞の量だけの問題ではないのです。20歳のときの細胞を注入したからといって、20歳の肌に戻るわけではないのです。

VOL.299 レーザー治療のリスクと費用

レーザー治療のアレコレQ&A

Q. レーザー治療にはどんなリスクがあって、費用はどのくらいかかりますか

A. ケロイド体質の人だけは若干注意が必要。1回3,000〜1万円くらいです。

アフターケアがきちんとできなかったり、レーザーをかけてすぐに日焼けしたりすると、シミが濃くなることがあります。ただし、通常ならば時間が経てばもとの色くらいには戻ります。ひどい火傷が残ることは、まずありませんが、ケロイド体質の人だけは若干注意が必要です。費用は1cmくらいまでのシミで3,000〜1万円くらいです。1回の照射でとれるシミと、2、3回の照射が必要なものがあります。

VOL.298 レーザー治療に向いたシミとは

レーザー治療のアレコレQ&A

Q. レーザー治療に向いているシミとはどんなシミですか

A. 老人性色素斑など

輪郭がハッキリできてしまったような老人性色素斑(紫外線でできたシミ)などは、レーザー治療が適しています。その他の雀卵斑(ソバカス)や脂漏性角化症もレーザー向きになります。

VOL.222 老人性色素斑のケア
VOL.223 肝斑のケア
VOL.224 炎症性色素沈着のケア
VOL.225 脂漏性角化症のケア
VOL.226 雀卵斑(ソバカス)のケア