手あれにはクリームを塗る習慣づけを
手あれは、仕事で頻繁に手を洗う人や、家庭で水仕事をする人に多い肌のトラブルです。どんなに手があれていても手を洗わずに生活するのは難しいことです。そのため一度手あれが起こると、角質のバリア機能が働かず、悪循環をくり返して治りにくくなります。
すでに手あれが起きている場合には、手洗いを最小限にとどめます。また、熱めのお湯は肌の乾燥を招くので、ぬるま湯を使うようにしましょう。洗った後は水気をしっかり拭き取り、ボディ同様の尿素配合のハンドクリームを塗ることを習慣づけましょう。
かかとは角質を取ったあとの保湿ケア
かかとのガサガサやひび割れの正体は、厚くなった角質です。かかとには皮脂腺が少なく刺激も多いために、角質肥厚が起こりやすい部分です。解決方法は、古い角質を取ることですが、それだけではすぐに角質がたまるので、取ったあとの保湿ケアが大切になります。
角質ケアのコツは、入浴や足湯で肌表面を柔らかくしてから行うことです。余分な角質だけが、はがれ落ちやすくなります。週1回を目安にして、角質を取ったあとには尿素配合クリームで保湿しましょう。
※尿素 体内でつくられる天然保湿因子の主要成分のひとつです。水となじみがよく、水分をしっかりつかまえて、保湿する働きがあります。ただし、乾いた空気の中では、保湿力が下がる特徴があります。また、角質を柔らかくして、角質肥厚を予防する働きもあります。