Vol.107 背中・胸のニキビ

背中や胸は、体の中で顔の次に皮脂腺がたくさんあるため、皮脂の分泌が多いので、ニキビができやすい部分です。予防のためには皮脂や汗をしっかりと落として、清潔にしておくことです。

綿タオルでやさしく
背中や胸のニキビで悩んでいる人にありがちなのが、お風呂のたびにナイロンのタオルでゴシゴシこすっていることです。これでは悪化してしまします。できたしまったニキビをこすっても、よくなることはないのと、シミになるおそれがあります。

体を洗うときはナイロンタオルやボディーブラシを避けて、綿のタオルを使うのがベストです。こすりすぎず、やさしく洗い上げましょう。

洗う順番にも気づかいを
洗浄剤としておすすめなのは固形石けんです。ボディーソープには界面活性剤が多く含まれているので、肌に刺激を与えます。また、洗い上がりのしっとり感を残すために、油分が配合されているものもあります。これが肌に残ってニキビなどのトラブルの原因にもなります。

洗う順番も、体を洗ったあとにシャンプーなどをすると、背中や胸にその成分が残ってしまうので、先に髪を洗ってから、体を洗うようにしましょう。

肌への刺激を減らすこと
背中や胸のニキビは、汗と衣類の刺激で悪化する傾向にあります。夏は朝晩シャワーを浴びたり、汗をかいたらこまめに拭き取るようにしましょう。これだけでもニキビを緩和させることができます。

また、衣類にも気を配りましょう。とくに背中や胸のあたりに直接触れる衣類は、綿素材のように吸水性がよく、肌触りの良いものを選ぶようにして、肌への刺激を減らすことがニキビの予防にもなります。

ボディニキビの漢方薬
顔のニキビと同様に、ボディのニキビを根本的に治すには、飲み薬の漢方薬がオススメです。同じニキビとはいえ、顔とボディとでは症状が異なりますので、タイプ別にオススメの漢方薬を紹介します。

背中や胸全体に、あせものように小さいニキビが散らばっているタイプには、「柴胡清肝湯(サイコセイカントウ)」という処方がよく効きます。炎症を抑えたり、免疫力を高めたりして、ニキビのできにくい肌質に改善していきます。

化膿したり、痛みをともなったりするようなニキビにが背中の真ん中にできる人には、「十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)」がオススメです。とくにアレルギー体質の人や、虫さされの跡がなかなか消えない肌質の人に効果があります。

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