セラミドは化粧品で補う
セラミドはターンオーバーとともに、表皮細胞の中で作られているため、老化で代謝が悪くなるとセラミドの量も減少します。そうなると角層の水分量も同じく減少します。これが歳を重ねるとともに肌が乾燥する理由になります。
セラミドはコレステロールのようなものから作られていますが、だからといってコレステロールを食事からとっても、じかにセラミドを飲んだとしても、セラミドは増えません。加齢で減少するセラミドを、体の中からつくり出すことはとても難しいのです。
そこで簡単にセラミドを補えるように開発されたのが、セラミド配合の化粧品です。これを使うことで肌の水分を、確実に増やすことができます。
セラミド化粧品の選び方
セラミドは水溶性の物質ではないので、化粧水ではなく、美容液や乳液に配合されています。
セラミドにはいくつかの種類があり、それぞれ番号がついています。現在市販されているもののほとんどが「セラミド2」「セラミド3」「セラミド6」のいずれかになります。
原材料としては比較的高価なものなので、セラミド配合美容液だとしても極端に安いものは、セラミドの配合量が微量しか含まないものもあります。化粧品の量や種類にもよりますが、3000円以上を目安に選ぶのが良いでしょう。
セラミド以外にも、保湿効果をもつ成分がありますので、それぞれの特性を理解したうえで、自分の肌に合う保湿成分を見つけましょう。
つづく…
「Vol.170 保湿の救世主「セラミド」2」への1件のフィードバック