Vol.81 シワの悩み

シワは乾燥によってできると思われがちですが、実際は真皮のコラーゲンやエラスチンの減少や変性が主な原因になります。

シワができる過程


ちりめんじわ
はじめは「ちりめんじわ(小じわ)」になります。これは浅く細かいシワですが、乾燥すると目立ちます。しかし、肌がうるおうと回復する軽いものになります。

表情ジワ
次は、顔の動きに合わせてできる「表情ジワ」です。若い肌でしたら表情が戻れば見えなくなりますが、年齢を重ねるにしたがって深くなり、元に戻らなくなってきます。やがて真皮のコラーゲン線維が変形したり、断裂したりすると深いシワが刻まれることになります。

コラーゲン繊維は、肌の弾力をつかさどっていますので、年齢とともにだんだんと弾力性を失い、量自体も減っていきます。そのため、今まで戻っていた表情ジワが戻らなくなってしまうことになります。

さらにコラーゲンの減少とともに真皮が薄くなり、シワができやすい状態になってしまします。こうして刻まれた深いシワは、セルフケアでは消せません。食事からコラーゲンを摂っても、そのまま肌のコラーゲンにはなりませんので予防としては不十分になります。

真皮のシワができるのを遅らせるためには、皮膚科学基準の正しいアンチエイジングケアが必要になったきます。
 

シワができやすい部分

目元
動きがはげしく、皮膚が薄くて弱いためにシワができやすいです。

額&眉間
頭皮がたるむと額のシワも深くなります。髪を結うときに、頭皮を引っぱり過ぎないようにしましょう。

口元
タバコを吸う人や歯周病などで歯肉がやせた人は、口元に細かいシワができやすくなります。また、口の両側にできる「法令線」はたるみの一種になります。

カン違いスキンケア
×小じわの進行を食い止めるために化粧水でたっぷり水分補給
×シワ予防のためにコラーゲンのサプリメントやドリンクを摂る

つづく…

「Vol.81 シワの悩み」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: Vol.91 たるみ予防

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