肌を刺激しないように
血流をよくするといえば、思い浮かぶのがマッサージだと思います。正しく行えば、血行不良でくすんだ肌を明るく導いてくれます。ただしマッサージは不用意に行うと、肌をこすってしまい、摩擦による刺激で負担がかかってしまいます。朝晩のスキンケアの際に保湿美容液などをたっぷりなじませ、すべりのよい状態で軽く行うのが効果的です。シ
ミやシワ用の美容液は、人によっては刺激が出やすいので、マッサージの前は控えましょう。
またツボ押しは、こすらずに済むので肌に負担なく血流の改善ができる方法です。朝晩の習慣にしてみましょう。
血のめぐりをよくするツボ押し
下関(げかん)
頬骨の下を耳側にたどるとある、凹んだ部分で、口を開けると出っぱるところです。
承奨(しょうしょう)
唇のすぐ下で、中央のくぼんだところです。
四白(しはく)
瞳の真下の骨のフチから、指幅1〜1.5本ぶんほど下にあるくぼみです。
ツボ押し3箇条
・洗顔後、スキンケアのあとに行う
・3秒押して、パッと離すのが1セットとする
・3箇所のツボを、それぞれ1日3〜5セット行う
血のめぐりをよくするマッサージ
・手のひらに保湿美容液を広げて、頬を手のひらで包むように顔全体になじませます。
・薬指の腹に美容液を少し足して、中指と薬指の指先をくっ付けてキツネの顔をつくる「キツネ指」で、小さな円を描くように、卵を扱うようにやさしくマッサージをしながらなじませます。
・手のひらで額を押さえて、手に残った美容液をキツネ指でなじませます。
・なじませる方向は、内側から外側へ、下から上にが基本です。ただし鼻だけは上から下にマッサージをします。小鼻の部分も上から下へなじませます。
・中指と薬指で目の周りを軽く押さえます。美容液をなじませてから、軽くマッサージをするような感覚になります。
・中指と薬指の指先でフェイスラインに沿って軽く押さえて、マッサージは終了です。こすり過ぎもよくないので、3分くらいを目安にしましょう。