真皮
真皮は、表皮の下にある肌の土台のようなものです。おもな役割は、肌の弾力を保ち、真皮内部にある毛細血管により栄養と酸素を、肌のすみずみまで届けることです。表皮の下で、ふっくらとした肌の土台になります。
コラーゲンは、肌の主な成分
丈夫なタンパク質からできた線維で、水分を除いた真皮の70%を占めている主要成分です。真皮の中に網目状のネットワークをつくることで、弾力をキープしています。シワやたるみは、このコラーゲンの減少や変性によって肌の弾力が失われてしまうことがおもな原因となります。
エラスチンは、コラーゲンをつなぐ線維
ゴムのような弾力のある線維でコラーゲンのところどころをつなぎ止めるように支えています。水分を除いた約5%を占めていますが、年齢とともに減ってしまうので、これもシワやたるみの原因となります。
ヒアルロン酸は、すき間を埋めるゼリー
コラーゲンやエラスチンでつくられた網状構造のあいだを埋め尽くしているゼリー状の物質です。ゼリー状なので弾力もあり、真皮の構造を安定させ保ちます。このヒアルロン酸は水分保持力が高く、化粧品では保湿成分として配合されています。