VOL.927 女性ホルモンの役割と不調の関係

40代後半から起こる変化

女性の「更年期」は体調の変化が起こる大切な時期です。期間は50歳前後の閉経を挟み、約10年間ほど。閉経に向けて、月経のリズムをつくり出している女性ホルモンが減少していく過程で月経不順が起こり、様々な体調の変化があらわれます。

ほてりやめまいのほか、うつなどの症状を訴えることもあります(更年期の症状)。変化の表れ方はひとそれぞれで、個人差があります。更年期における変化はホルモンの減少だけでなく、環境やライフスタイルの変化、ストレスなどの要因も絡んでくるからです。

例えば子離れや仕事における転機など、女性としてのライフステージと更年期が重なる人もいます。心の状態や環境の影響を大きく受けるため、ほとんど変わりなく過ごせる人もいれば、とても辛く感じる人もいるわけです。日常生活を送ることさえ辛い状態になると「更年期障害」と呼ばれ、治療が必要になることもあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です