Vol.37 美肌食の三大栄養素

ビタミンA

抗酸化作用があり、肌や粘膜を強く丈夫にする栄養素がビタミンA。
植物性食品の中では、βカロチンとして存在し、体内でビタミンAとして働きます。にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、小松菜、トマトなどの緑黄色野菜に多く含まれています。

一日の摂取量と調理方法
緑黄色野菜を一日に100g以上食べましょう。
100gがどのくらいかというと、かぼちゃの煮物ですと1皿分、ブロッコリーも大体、大きい房が約32g、中くらいの房が約21g、小さい房が約10gになるので、意識すればすぐとれる分量です。

また、ビタミンAはとりだめができるの栄養素なので、”今週は外食が多かった”など、食事が偏ってしまった場合は、休日などにたっぷりとるようにしましょう。

油を加えたり、加熱すると、βカロチンの吸収が良くなりますので、炒めたり、蒸したりする調理方法がオススメです。

タンパク質

肌をつくる根本的な栄養素がタンパク質。
タンパク質があってはじめて、ビタミンなどの栄養素を運用することができ、すこやかな肌ができるのです。毎日適量をとることで、体の代謝も上がります。

一日の摂取量と調理方法
1食あたり、赤身の肉や魚を中心に50〜60g(魚の切り身は一切約70g)と、一日に一個の卵、牛乳や乳製品をコップ一杯摂取するのが、最低ラインの食べる量となります。

脂肪のとりすぎを心配する方もいますので、蒸したり、ゆでたり、ソテーしたりする調理方法がオススメです。

ビタミンC

保湿、美白、アンチエイジングに有効な栄養素がビタミンCです。
ビタミンC抗酸化作用があり、紫外線に対する抵抗力をつけるのに適しています。ビタミンCといえばレモンをイメージされやすいですが、赤パプリカなどの緑黄色野菜や、じゃがいも、カリフラワーといった淡色野菜にも多く含まれています。

果物では、柿やいちご、キウイなどに多く含まれていますが、果物は糖分が多いので、とりすぎには気をつけましょう。

一日の摂取量と調理方法
摂取量の目安としては、淡色野菜200gです。中くらいのじゃがいも約二個分、カリフラワーだと、大きい房が約42g、中くらいの房が約26g、小さい房が約12gになります。

ビタミンCは、必要以上に体内に入ると、尿として排せつされてしまうので、とりだめができない栄養素です。毎日続けてとるように習慣化しましょう。

また、熱に弱い性質がありますので、生でとることをオススメしますが、加熱したほうが、体を冷やさず量もたくさん食べられます。カリフラワーは1〜2分くらいを目安に、葉物の野菜は、茎の方から約1分ゆでることで栄養素を残すことができます。他の野菜も加熱時間を工夫して調理しましょう。

つづく…

「Vol.37 美肌食の三大栄養素」への3件のフィードバック

  1. ピンバック: Vol.77 食べてシミケア

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