美肌をつくる質のよい睡眠
前述したとおり、成長ホルモンの多くは、睡眠に入ってはじめの約3時間のあいだに分泌されます。とくにこの時間の睡眠が深くて良質な必要があります。
まずは環境づくり
寝る直前までパソコンを見ていたり、ベッドに入ってからも、スマホでSNSやメールを打ったりしている人も少なくありません。脳が活発に動いたままの状態から深い睡眠に入るのは、なかなか難しい状態です。
できれば、寝る1時間前くらい前から、寝室の照明を暗くしておきます。そうすると、メラトニンというホルモンが分泌され、睡眠への準備が始まります。もし外の明かりが気になるようなら、遮光カーテンを使うなどして、睡眠を邪魔されない環境を整えて眠ることも大切です。
睡眠サイクルを上手に活かす
眠りにつくことが大切なように、気持ちよく起きられるように睡眠をとることも大切になります。そのために、眠りのサイクルを知っておきましょう。
気持ちよく起きるには
睡眠は、はじめに深い眠りの「ノンレム睡眠」、目覚めの準備に入りやすい浅い眠りの「レム睡眠」が、1時間半ごとに交互で訪れています。なので、3時間、6時間、9時間といった1時間半の倍数で睡眠のサイクルを設定すると目覚めやすくなります。
目が覚めたら次の睡眠リズムに入らないように、体を起こしたり部屋を明るくして、目覚めに水を一杯飲んだりすると、スッキリ気持ちよく起きることができます。
つづく…