Vol.29 UVケア 2

日焼け止めの効果
日焼け止めに限らず化粧品の効果は、塗る量が少ないと当然その効果は下がります。SPF値20のものを塗っても、量が少ないことでSPF値10程度の効果しか得られないこともあります。

日焼け止め化粧品の効果は、人間の皮膚を使って測定していますが、その際に使用される量に比べると、実際の使用量は平均で1/4くらいと言われています。その場合の効果は1/20まで下がります。

仕上げはパウダーファンデーション
より効果的に紫外線をカットするには日焼け止め化粧品の上に、パウダーファンデーションを重ねるのが効果的です。
なぜならパウダーファンデーションは、紫外線散乱剤と似た効果があるからです。日焼け止め効果をうたったものは、紫外線吸収剤を含むことがあるので、普通のパウダータイプを選ぶ方がいいでしょう。

また、リキッドやクリームファンデーションは界面活性剤の配分量が多いので肌荒れの原因にもなりかねませんので、気をつけましょう。

日焼け止めを選ぶ
前回のSPFとPAのほかにもポイントがあります。

紫外線吸収剤フリー
敏感肌の場合には、紫外線吸収剤が肌に刺激となることがありますので、紫外線吸収剤不使用や紫外線吸収剤フリー、ノンケミカルなどと表示されていうものを選びましょう。

クリームまたは乳液
ローションやスプレー、ジェルタイプなどは、ほとんどのものが紫外線吸収剤のみでできています。吸収剤を含まないノンケミカルのものは、クリームや乳液タイプにあることが多いようです。

紫外線吸収剤とは
紫外線を吸収する化学物質のことで、紫外線を吸収すると肌の上で化学変化を起こし、紫外線の影響をやわらげます。
代表的な成分として紫外線B波吸収剤は桂皮酸、オキシベンゾンなど。紫外線A波吸収剤はパルソールA、メギゾリルSXなどです。

紫外線散乱剤とは
紫外線を肌の上で反射させる物質のことで、金属を酸化させた粉体や、細かい粘土質の粉などがつかわれています。

つづく…

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