VOL.331 ストレスのときに食べるもの

Q. 仕事や家事が忙しく、ストレスがたまってきたときに食べるといいものとはありますか

A. カルシウムとビタミンCを摂り、香り成分で癒されましょう

ストレスで失った栄養素を補給

ストレスがかかると体内で色々な成分が消費されるので、身体を守るためには補うことが大切です。特にカルシウムとビタミンCは意識して摂るようにしましょう。

香りを楽しみながら食べるリラックス成分

セロリやみかんに含まれる「テルペノイド」は、ストレスを緩和するリラックス効果があります。香りを楽しみながら食べましょう。

また、牛乳に含まれている「トリプトファン」もリラックス効果がありますので、寝る前に温めて飲むのもオススメします。

 

※テルペンとは、植物の精油成分に含まれる成分です。
特有の香りや苦みをもち、リラックスをさせる働きや血圧を下げる働きがあります。アロマセラピーや香水に多く利用されている身近な成分です。

※トリプトファンとは、必須アミノ酸のひとつで、食事から栄養分として摂取しなければならない成分です。牛乳から発見され、乳製品や大豆製品、ナッツ類などの様々な食品中のたんぱく質に含まれています。

トリプトファンは脳に運ばれると、ビタミンB6やナイアシン、マグネシウムとともに神経伝達物質であるセロトニンをつくる原料となります。寝つきを良くする睡眠効果や、興奮や不快感を鎮めて精神を安定させる効果があり、不足すると睡眠障害や不安感が現れます。

また、体内で発生した活性酸素を除去する作用があることから、アンチエイジングの効果があるとされています。「若返りの薬」ともいわれるメラトニンの分泌量は年齢を重ねるほど減少するといわれており、脳内のトリプトファン濃度が高まればセロトニンが増えてメラトニンとなり、老化防止に効果があると期待されています。

次回は、「栄養素はサプリで摂ればOK?」についてお話していきます。

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