Vol.11 スキンケアの要

保湿の意味
少しスキンケアのおさらいになります。
保湿とは文字通り湿気を保つことです。つまり肌の水分を適度に維持するためのスキンケアです。

健康な肌の角層には約20〜30%の水分が含まれていますが、これが20%以下になる状態を乾燥肌と言います。
湿度が50%以下になると角層の水分が急激に蒸発しやすくなり、肌がつっぱると言った自覚症状が出てくると肌の水分量が10%以下にもなります。

前回にもお話ししましたが、人間の肌にはもともと水分を維持する仕組みが備わっていますが、加齢とともにその機能が低下しますので、それを補うのが保湿の目的です。

化粧水≠保湿
肌の水分補給といえば化粧水と思われがちですが、水分そのものを与えても蒸発してしまいます。また、水分が蒸発しないように乳液を使っているから万全とお思いがちですが実は油分の保湿力はさほど高くはありません。

本当の保湿とは身体の外側から水分を取り入れるのではなく、体内から湧き出る水分を肌の中で保つようにサポートすることです。

間違った常識
・化粧水をたっぷりつける
・化粧水をシートマスクで肌にじっくり浸透させる
・化粧水が蒸発しないように油分でフタする
・テカリやニキビ肌なので保湿は省略する
・肌のうるおいを逃さないように洗顔はしっとりタイプを選ぶ

以上は皮膚科学的にみるとポイントのずれた保湿方法となります。
つづく…

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