乾燥するとシワになる!?
肌老化の代表といえば「シワ」です。シワの原因は乾燥だと、みなさんは信じていませんか?
たとえばコスメカウンターなどで、肌の水分量チェックを受けて、お肌が乾燥していますねといわれて、焦って化粧水を買い込んでしまう経験がある方も多いのではないでしょうか。シワは乾燥によってできているから、肌には化粧水で水分をたっぷり補えばよい、というのが美容の定説として浸透しています。しかし、世間一般に支持されているこの常識こそが、エイジングケアの最大の誤解になります。
たとえば、水分が抜けた干ししいたけはシワシワです。それを水で戻すとシワがのびてふっくらもと通りです。それと同様に、肌にも化粧水をたっぷりと与えれば、うるおってシワが伸びるものと思いがちですが、残念ながらそうはならないのです。
皮膚科学的にいうと、シワは乾燥ではなく肌のコラーゲンの減少が大きな原因となります。間違った情報に惑わされずに、エイジングケアについて正しい知識を持てるようにしましょう。
最近、肌のハリがなくなってきた、肌がくすんでゴワついている、目元のシワがはっきりと目立ってきた。自分の肌に年齢を実感したとき、誰もが焦りや不安を感じると思います。ただやみくもにシワ用、シミ用などと書かれた化粧品や高価なパックなどに手を出すことが賢いとはいえません。
エイジングケアの秘訣は、まず原因を知ることから始めます。肌の老化となどういうことなのか、なぜ起こるのか。それがわかれば、おのずと若々しくいるための方法がわかってきます。まずはエイジングについて正しい知識を身につけることが大切になります。
悩みの大半が毛穴、シミ、シワ、たるみ
エイジングは避けられないとわかっていても、少しでも予防したいものです。そのため自分の肌にいちばんいいケアをしたいと思うでしょう。大切な時間とお金をつぎ込んでいる方も実際には多いようですが、どうしたらいちばんよいケアが見つかるのでしょう。
肌の悩みのほとんどが似ていて、毛穴、シミ、シワ、たるみ、この4つにエイジングの悩みの大半が集約されます。
メラニンの増加とコラーゲンの減少が原因
肌の中で起こっていることはさらにシンプルで、シミはメラニンが原因です。また、毛穴が開いてくることと、シワとたるみは主にコラーゲンの減少や変性によるものです。つきつめると肌老化の問題の大半がメラニンの増加とコラーゲンの減少が原因といっていいでしょう。
では、これらをケアするにはどうしたら良いのでしょうか。答えもシンプルで、ホームケアとしてできることで、とくに有効なものといえば、ビタミンC誘導体、レチノールなどがコラーゲンを増やす働きを促し、各種美白成分がメラニンの増加を抑えます。こうなると、無数の化粧品の中から有効なものを選ぶのも難しくありません。
みなさまがエイジングに関して正しい知識を持ち、自分に合った正しいケアを選択していただくための、お手伝いができればと思います。
Q. 気がついたら後頭部に10円ハゲができていました。
A. 自然に治ることが多いのですが、漢方薬などをオススメします。
10円玉サイズの脱毛部ができるというのは、いわゆる円形脱毛症の場合が多いようです。円形脱毛症はめずらしいものではなく、放っておいても自然に治ることが多いので、それほど心配はありません。
ストレスが原因ともいわれていますが、ストレスのない人にもみられ、西洋医学的に原因は解明されていません。そのため決め手となる治療方法がないのが現状です。血行を促進する塗り薬や、解毒作用を高める飲み薬を処方して様子を見ますが、すぐに効果が出るとは限りません。そんなときには漢方薬がおすすめです。
ストレスの要素が強い場合には、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)や桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)がよく処方されます。女性特有の不定愁訴がある場合には、加味逍遙散(かみしょうようさん)、几帳面で心配症なタイプの人には、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)が合うようです。
漢方薬を使いながら生活の改善も必要になります。早起きや適度な運動、バランスのとれた食生活が大切になります。治るまでに1〜2年かかることもありますが、あせらずじっくり治していきましょう。
Q. 2、3年ほど前から陰部のかゆみで悩んでいます。
A. かいて悪化させる前に、早めに皮膚科あるいは産婦人科を受診しましょう。
カンジダ膣炎
陰部のかゆみには、いくつかの原因がありますが、およそ3分の1がカンジダ膣炎だといわれています。カンジダ膣炎は多くの女性が経験するといわれ、恥ずかしいものではありません。
カンジダ膣炎んとは、カンジダというカビの一種が膣の中で繁殖することが原因です。陰部がかゆくなるほか、白い粉状の織物が出るのが特徴です。このような症状がある場合は、早めに皮膚科あるいは産婦人科を受診してください。カンジダを殺す塗り薬と、膣錠を処方してもらいましょう。
カンジダ膣炎を性病だと思っている人もいますが、性交渉だけでなく、ストレスなどによる免疫力の低下や抗生物質の使用、便秘もしくは下痢などが原因になることもあります。
脂漏性皮膚炎
また、原因の一つとして、陰部にできた脂漏性皮膚炎などもあります。毛の生えている部分がとくにかゆくなったり、赤くなったり、皮がめくれたりします。この場合は、弱めのステロイド軟膏でかゆみを抑える治療をします。
陰部掻痒症(いんぶそうようしょう)
さらに、特別な原因がないのにかゆみが生じる陰部掻痒症(いんぶそうようしょう)の可能性もあります。かきこわすと、よけいにかゆみが増しますので、こちらも早めに皮膚科か産婦人科を受診し、ステロイド軟膏などの塗り薬を処方してもらいましょう。
Q. 乳輪や陰部の黒ずみは、レーザーなどで薄くすることはできますか。
A. 残念ですが、薄くすることはできません。
乳輪や陰部は、生理的色素沈着部位と呼ばれ、メラニン細胞の活動が盛んな部分です。大人になれば、だれでも多少はホルモンバランスの影響でメラニンが増え、妊娠中には誰でも黒っぽくなります。
性体験が少ない女性の陰部はピンク色で、性体験の豊富な女性の陰部は黒くなる。という俗説がありますが、これもまったく根拠のないことです。
黒ずみが気になるので、レーザーで薄くできませんか?という人もいらっしゃいますが、これはシミなどの色素沈着と違い、あくまでも正常な皮膚の色だからです。黒っぽいと訴える人のほとんどは、自然の色をしていますし、大人の女性の場合は乳輪がピンクの人などほとんどいません。自然の色合いを黒っぽいと思い込んでいる人が多いようなので、あまり気にしないようにしましょう。
ただし、かいてしまって乳輪が黒くなったなどの炎症系の色素沈着の場合には、ピーリングなどで薄くできる可能性があります。皮膚科で相談してみましょう。
Make a feels & Give to you