Vol.123 陰部のかゆみ Q&A

Q. 2、3年ほど前から陰部のかゆみで悩んでいます。

A. かいて悪化させる前に、早めに皮膚科あるいは産婦人科を受診しましょう。

カンジダ膣炎
陰部のかゆみには、いくつかの原因がありますが、およそ3分の1がカンジダ膣炎だといわれています。カンジダ膣炎は多くの女性が経験するといわれ、恥ずかしいものではありません。

カンジダ膣炎んとは、カンジダというカビの一種が膣の中で繁殖することが原因です。陰部がかゆくなるほか、白い粉状の織物が出るのが特徴です。このような症状がある場合は、早めに皮膚科あるいは産婦人科を受診してください。カンジダを殺す塗り薬と、膣錠を処方してもらいましょう。

カンジダ膣炎を性病だと思っている人もいますが、性交渉だけでなく、ストレスなどによる免疫力の低下や抗生物質の使用、便秘もしくは下痢などが原因になることもあります。

脂漏性皮膚炎
また、原因の一つとして、陰部にできた脂漏性皮膚炎などもあります。毛の生えている部分がとくにかゆくなったり、赤くなったり、皮がめくれたりします。この場合は、弱めのステロイド軟膏でかゆみを抑える治療をします。

陰部掻痒症(いんぶそうようしょう)
さらに、特別な原因がないのにかゆみが生じる陰部掻痒症(いんぶそうようしょう)の可能性もあります。かきこわすと、よけいにかゆみが増しますので、こちらも早めに皮膚科か産婦人科を受診し、ステロイド軟膏などの塗り薬を処方してもらいましょう。

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