Vol.165 知っておきたい日焼け止め3つのキーワード

SPF(Sun Protection Factor)

紫外線B波(赤くなってヒリヒリする日焼け=サンバーンを起こすこと)を防御する力です。何も塗らない状態と比べて、サンバーンを起こすまでの時間を、何倍にのばせるかの目安になります。

通常、夏の紫外線を浴びた場合、サンバーンを起こすまでの時間は20分といわれています。たとえば、SPF30の場合、20分×30倍=600分までのばせるという意味になります。ただしこれは規定値の(皮膚1㎠あたり2gm)を塗ったときの値となります。

PA(Protection Grade of UVA)

紫外線A波(真皮にダメージを与えて老化を促進します)を防御する力です。「+」の4段階で表示され、+はやや効果がある、++は効果がある、+++は非常に効果がある、++++はきわめて高い効果があるという意味になります。

紫外線A波とB波の違い
A波は真皮にまで達成し、コラーゲンを破壊してシワやたるみなどを促進する原因となります。B波はA波と比べると比較的肌の浅いところまでにしか到達しませんが、赤くヒリヒリと炎症を起こす原因となります。皮膚細胞の遺伝子DNAを傷つけ、シミやシワを促進させる原因となります。

ノンケミカル

日焼け止めの成分には「紫外線吸収剤」と「紫外線s散乱剤」の2種類があります。紫外線吸収剤は、肌の上で化学反応を起こすので、刺激が強いため肌あれを起こすこともあります。

一方、紫外線散乱剤は、かぶれは少ないものの、酸化チタンなど金属の粉を含むため、若干肌が乾燥しやすくなります。

吸収剤を含まない日焼け止めには、ノンケミカルや紫外線吸収剤フリーという表示があります。

紫外線吸収剤
紫外線を吸収する化学物質のことです。紫外線を吸収する際に、肌の上で化学変化を起こすために、肌への刺激になることがあります。

紫外線散乱剤
紫外線を肌の上で反射させる物質のことです。金属や細かい粘土質の粉などが使われています。かぶれは起こしにくいのですが、肌を乾燥させることもあります。

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