Vol.156 保存版!!美白成分一覧

医薬部外品に使われている美白成分

医薬部外品とは
医薬品と化粧品の中間に位置するものです。ある種の効能を持つ成分を配合するなどの基準を満たしたものが、医薬部外品として認可されています。

ビタミンC誘導体
リン酸型ビタミンCなど、ビタミンCを肌に吸収させやすい形にしたものです。抗酸化作用もあり、シミだけではなくニキビの炎症を抑え、毛穴の開きや、シワなどのエイジングケアに有効です。

アルブチン
もともとは苔桃(コケモモ)から抽出された成分です。メラニン色素に作用するチロシナーゼを抑制する効果があります。濃度が高いと肌の刺激になることがあります。

コウジ酸
ミソやしょうゆなどの麹菌由来の成分です。チロシナーゼを抑制する効果があります。

エラグ酸
いちごから抽出された成分で、チロシナーゼを抑制する効果があります。

ルシノール
北欧の、もみの木に含まれる成分をヒントにつくられた成分です。チロシナーゼを抑制する効果があります。ルシノールは商標名で、化学名は4-n-ブチルレゾルシノールと言います。

リノール酸
サフラワー(紅花)油などの植物油から抽出させる成分で、チロシナーゼを抑制する効果があります。

カモミラET
ハーブでおなじみのカモミールに含まれる成分です。抗炎症作用があります。

m-トラネキサム酸
もともとは抗炎症剤として使われていたトラネキサム酸を、美白成分として開発したものです。

4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
慢性的なターンオーバーの不調に着目して研究開発された成分です。角化を正常にするために働くほか、メラニンの抑制効果もあります。

エナジーシグナルAMP
シミやソバカスなどの根本原因に対して、皮膚細胞の代謝エネルギーの低下が関係することに着目して、開発された成分です。

マグノリグナン
植物成分に含まれる天然合成物をモデルにしてつくられた成分です。チロシナーゼの成熟を阻害する働きがあります。

プラセンタエキス
豚の胎盤から抽出された成分です。チロシナーゼを抑制する効果があります。

D-メラノ
ナイアシン(ビタミンB3)のことです。メラニンの過剰生成を多方面から抑えつつ、メラノサイトから表皮細胞の受け渡しを阻害する働きがあります。

ロドデノール
白樺の樹脂に含まれる天然物質になります。チロシナーゼを阻害することで、メラニン生成を抑制します。肌の色調への関与が大きい黒色メラニンの生成を優先的に抑制する働きもあります。

TXC
トラネキサム酸セチル塩酸塩のことです。肌内部でメラニンの過剰な生成が始まるときに起こる、主要因子の連鎖反応を食い止める働きがあります。

それ以外の美白成分

油溶性甘草エキス(グラブリジン)
甘草という漢方薬から抽出した成分です。消炎作用もあるので、かぶれにくく、肌の弱いひとでも使いやすい成分です。

ハイドロキノン
欧米では美白=ハイドロキノンといわれるほどポピュラーな成分です。肌への刺激性があるということで、日本では使用が禁じられていましたが、2001年の規制緩和で、化粧品への配合が可能になりました。チロシナーゼを抑制する効果がありますが、濃度が高いと肌への刺激が若干強くでます。

美白成分は人によって肌との相性があるので、どの成分がとくに効いて、どれが刺激が強い成分なのかは、一概には言えません。そのため自分の肌で試して確認しながら選ぶのがベストになります。

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