1. メラニンをつくる指令がでる
紫外線が肌にあたると、表皮細胞からエンドセリンなどの情報伝達物質が分泌されると、シミのもとになるメラニン色素をつくる「メラノサイト」の起動スイッチが入ります。
美白成分の働き
カモミラETなどの抗炎症作用
2. メラニンをつくり始める
エンドセリンなどの情報伝達物質がメラノサイトに届くと、メラノサイト内でメラニン色素の生成が始まります。「チロシン」というアミノ酸に対して、メラノサイトにある「チロシナーゼ」という酸化酵素が働いて、メラニン色素へと変化します。
美白成分の働き
アルブチン、コウジ酸など大半の美白成分が、チロシナーゼをブロックする働きをします。
3. 表皮細胞へ送り込まれる
メラノサイトでつくられたメラニン色素は、表皮細胞へと徐々に受け渡されていき、ターンオーバーとともに角層へ上がっていきます。
4. シミになる
何らかの原因で、メラノサイトの過剰な活動が収まらずに、メラニン色素がつくられ続けると、シミとなって残ってしまいます。ほかにもターンオーバーが遅くなってシミが残ることもあります。
くり返し紫外線を浴びた結果、角層が厚くなったり、表皮が下方へ延長したり、メラノサイトが増えるなどの変化も見られます。