ニキビは、ある日突然ポツンと発生したように思えますが、できるまでのプロセスがあります。ニキビができるプロセスは噴火に似ていて、地下でマグマがふつふつと煮えたぎっているかのように、肌内部で炎症がおきています。それがある日ポツンと噴火するように、でてくるのです。
表面にできてしまってから治すのは、とても大変になります。表面に見えていない時期からケアをする「予防」がニキビケアのいちばん大事なところになります。
ニキビができるプロセス
1.ニキビのできはじめ
男性ホルモンや皮脂の分解産物の影響で、角層が角化現象をおこし、毛穴の出口がせまくなります。
2.白ニキビができる
毛穴の出口がせまくなると、皮脂が毛穴の中にたまり、それをエサにしたアクネ菌が繁殖して、毛穴内が炎症をおこします。こうなると、毛穴が閉じた状態になってしまうので、塗り薬も浸透しにくくなります。
3.炎症が起こる
炎症が起こると、毛穴まわりまで赤くはれ上がる。毛穴の中やまわりに白血球があつまり、繁殖したアクネ菌を攻撃します。
4.ニキビ跡ができる
炎症が進むと、毛穴の壁がこわれて炎症が広がることもあります。このよに炎症が強くなってしまうと、クレーター状のように凹んで、跡が残ってしまいます。
クレーター状の陥没が残るのは、必ずしもつぶしたからではありません。炎症が強くなりすぎると、どうしても凹みやすくなってしまします。炎症が強くなってしまうのは体質によるものです。
突然できたように思えたニキビも、このような段階をへてできたものです。もちろん、すべてのニキビが4段階めまで進むわけではなく、途中で治ることもあります。
つづく…