肖像写真(ポートレイト)を写すのは薄曇りの日差しが最適だと言われています。それは何故でしょうか?
答えは光源の光の強さ(硬さ)にあります。
強い光(ハードライト)はくっきりとした濃い影を作ります。この影を嫌って晴天の日には逆光や半逆光に光源を配置します。これによって被写体は背中から光を受けるので、正面が日陰になりフラットな光(ソフトライト)の状態になる訳です。
薄曇り日差しがこのフラットな光であり、光被写体の向きをあまり気にしなくてもいいので、人物を撮影するには良いとされている理由なのです。
薄曇りの日差しの強さも雲の厚さによって違ってきますので、自分で撮影しながら確認をしてみて下さい。
逆光 = 被写体/モデルの後方に光源を配置する
半逆光= 真後ろでなく少し斜め方向に光源を配置する