VOL.709 パンチェッタ 〜用語辞典

パンチェッタは、豚バラ肉の塩漬けを乾燥させ、熟成させたものです。

もともと「Pancetta」は、イタリア語で豚バラ肉を意味します。また、製造過程で加熱処理をしないことから、生ベーコンと呼ばれています。

豚バラ肉の塊に荒塩をすり込み、1ヶ月以上熟成と乾燥をさせて仕上げますが、くん煙する場合もあり、「Pancetta affumicata(パンチェッタ・アッフミカータ)」と呼びます。

よくパンチェッタと混同されるのが生ハムですが、使われる肉の部位が異なります。また、ベーコンとの最大の違いは「燻す」という工程の有無にあります。ベーコンが燻製の旨味を味わう食べ物であるならば、パンチェッタは熟成の旨味を味わう食べ物であると言えます。

生ハムと同様に、そのまま生で食べることも可能ですが、一番身近なところではカルボナーラに使うことで知られています。

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