「HAIR CARE AND MAKE UP」カテゴリーアーカイブ

VOL.235 シミ予防のためにUVファンデーションを使ったほうがいいのか

シミのアレコレ Q&A

Q. シミ予防のためにはファンデーションもUV用にしたほうがいいのでしょうか?

A. 毎日使うと肌の負担になることがあります

SPF値の高いUV用ファンデーションは、紫外線吸収剤を含むものが多く、毎日使うと肌の負担になることがあります。パウダーファンデーションはSPFの表示がなくても、紫外線をはね返す紫外線散乱剤と同様の効果があります。これにより日々のUV対策には、敏感肌用のパウダーフェンデーションを使い(SPF表示のないもので可)、レジャーの時だけ高いSPF値のものを使うのが、肌に負担をかけない賢いUV対策になります。

VOL.162 紫外線対策にはパウダーファンデーション
VOL.163 パウダーファンデーションでUVケアをする方法
VOL.164 レジャーの時は日焼け止め化粧品を賢く活用
VOL.165 知っておきたい日焼け止め3つのキーワード
VOL.166 最強のUVケア

VOL.229 シミを目立たせないメイク

カバー力の高い固形コンシーラー

ファンデーションだけでは隠せないシミには、カバー力の高いコンシーラーを使いましょう。

コンシーラーは、カバー力にすぐれた固形タイプがおすすめです。ほんの少しの量で、シミやニキビの赤みをしっかりカバーします。クリームタイプのコンシーラーは、顔料の密度が薄いためカバー力が低くなり、つい厚塗りになりがちです。

使い方の基本は、シミやニキビの赤みなどの気になる部分だけに、ポイント使いします。適量のコンシーラーをとり、指の腹を使ってシミの部分にトントンとなじませるようにつけます。シミのいちばん濃い部分からのせるのがコツです。

色選びの基本は、肌の色と同じで良いのですが、シミが濃い人の場合には、肌の色よりもやや暗めのものを使うとよいでしょう。

フェイスパウダーを重ねる

コンシーラーのように油分の多いものをつけたあと、そのままメイクを終えてしまうとベタついて仕上がりも悪く、時間とともに皮脂くずれを起こしやすくなります。パウダーを重ねるひと手間が、仕上がりの美しさとメイクのもちを大きく左右します。

また、ファンデーションを塗ると厚塗りに見えますので、仕上げ用のフェイスパウダーを使用しましょう。コンシーラーを塗った後に、仕上げ用のフェイスパウダーを顔全体に軽くのせます。フェイスブラシで余分なパウダーを払い落とすと、自然な仕上がりになります。

こまめにメイク直し

コンシーラーなどでシミをしっかりカバーしても、時間が経つにつれて、薄ら浮き出てくることがあります。どんなにていねいにメイクをしても、皮脂や汗、乾燥といった、さまざまな要因でメイクは崩れてしまいます。長持ちさせようとして厚塗りすると、メイクが崩れたとき余計に直しにくくなりますので、朝のコンシーラーは最低限にして、メイク直しをこまめにするほうが、長くキレイを保つことができます。

ワンポイント

筆を使ってコンシーラーをつけるときは、肌を刺激しないような筆使いが大切になります。筆にもさまざまな形状がありますが、細かいシミでも広いシミでも塗りやすい「平筆タイプ」がおすすめです。

肌に対して穂先を立てて使うと、チクチクして肌の刺激になります。穂先は寝かせて、肌の上を軽く滑らせるようにして使いましょう。

やりがちなNG

×明るい色のコンシーラーを使う

肌の色より明るいコンシーラーを使うと、白浮きしてかえって目立ちます。

×コンシーラーを厚く塗りすぎる

あとでメイクが崩れた時に、直しようがなくなります。コンシーラーは最小限にして上からパウダーを重ねるようにしましょう。

VOL.222 老人性色素斑のケア

老人性色素斑

特徴

別名「日光性黒子」とも呼ばれて、いわゆる日焼けの積み重ねによってできるシミです。シミと呼ばれるものの中で、もっとも多いのがこの種類になります。

ある日突然できたように感じることがありますが、これは直前の日焼けによってできたものとは限りません。紫外線によるダメージが少しずつ肌の奥に蓄積され、コップの水があふれ出るようにシミとなって現れてきます。40歳前後になると「急にシミが増えた」と、自覚する人が多くなるのはこのためです。

頬骨の高い位置からでき始めることが多く、数mm〜数cmの丸い色素斑であることが多いようです。でき始めは薄い茶色をしていますが、しだいにハッキリとしてくるのが特徴で、何年もたつうちに隆起してくることがあります。脂漏性角化症へと発展することもあります。

予防法

予防は毎日のUVケアにつきます。外出時はパウダーファンデーションを塗り、レジャーなどで紫外線の多い場所へ行くときには、日焼け止め化粧品とパウダーファンデーションの両方を使って、徹底したUVケアをしましょう。

化粧品でのケア

ごく初期の薄らしたシミには、美白化粧品が効果を発揮します。ただし、定着してしまったシミは、皮膚の構造自体に変化が及んでいるため、美白化粧品で消すことはできません。

その他の有効な治療法

シミの輪郭がハッキリしてきたものには、レーザー治療を行います。

パーソナルチェック

□普段はあまりファンデーションを塗らない
□20歳過ぎてからも、かなり日焼けしていた
□1cm前後のまるいシミが増えて気になる
□指で触れるとかすかに盛り上がったシミがある

VOL.162 紫外線対策にはパウダーファンデーション
VOL.163 パウダーファンデーションでUVケアをする方法
VOL.164 レジャーの時は日焼け止め化粧品を賢く活用
VOL.165 知っておきたい日焼け止め3つのキーワード
VOL.166 最強のUVケア

VOL.28 UVケア
VOL.29 UVケア 2
VOL.30 UVケア3
VOL.42 生理とホルモンの関係
VOL.69 シミの悩み
VOL.75 パウダーメイクでシミ予防
VOL.190 敏感肌の正しいケア方法

VOL.214 たるみを目立たせないメイク

輪郭たるみはシェーディングでカバー

二重アゴなど顔の輪郭のたるみには、肌に明るい部分と暗い部分を作り出して立体感を演出するシェーディングのテクニックを使ってみましょう。

たるみが気になる部分に自分の肌よりワントーン暗めのパウダーファンデーションか練りファンデーションを塗ります。そのあと顔全体に、肌の色に合ったフェイスパウダーをはたきます。

ハイライトやチークでポイントを高い位置に

Tゾーンや目の下にパウダータイプのハイライトをのせて、さらに頬の高い位置にチークを入れます。メイクのポイントを上にもてくることで、顔全体が上がった印象になります。

Point !!
チークは、ニコッと笑ったときの頬のいちばん高い位置にのせます。ハイライトを入れることで、目元が明るい印象になり、立体感も生まれます。

ビューラー使いでまぶたのたるみを解消

上まぶたのたるみが気になる人は、ビューラーでまつ毛を根元からカールアップするのがおすすめです。まぶたが上がって見えることで、若々しい印象を与えます。

下まぶたのたるみが気になる人は、目元を印象的に仕上げてしまうと、余計に視線を集めてしまいます。口元などにポイントを置くほうがいいでしょう。

ハイライト効果で下がった口角を上げる

口角が下がってくると、それだけで顔全体がたるんで見えがちです。クリームタイプのハイライトを筆にとり、下唇の左右の口角部分にのせます。指の腹を使ってトントンとなじませます。簡単テクニックで口角をキュッと持ち上げてみましょう。

やりがちなNGメイク

ハイライトで法令線対策

ハイライトで法令線を消すテクニックがありますが、あまりお勧めはできません。なぜなら、法令線のできる口元は皮膚がよく動く部位なので、時間が経つとハイライトがヨレてきて、法令線に入り込んで筋のようになり、くっきりと目立ってしまうからです。

法令線対策は、目元を強調するなどのポイントメイク強化で、視線をそらすほうがおすすめです。

VOL.213 シワを目立たせないメイク

ファンデーションの厚塗りを避ける

ファンデーションをつけると、肌の色むらが隠れて均一に見えます。しかし、つけたときはよくても、時間とともに表情ジワが刻まれてくると、余計にシワが目立ってしまいます。色が均一であるほど、また白っぽいほど陰影が目立ちます。真っ白のシャツと色のついたシャツとでは、真っ白の方がシワが目立つのと似ています。

厚塗りをするとシワがいっそう目立つのは、厚い粉の層に表情ジワの亀裂が入るためです。シワを目立たせないためにファンデーションの「脱・厚塗り」を心がけましょう。またメイクの前には油分の多い化粧品を使ったり、下地をたっぷりつけたりすると、あとから出てきた皮脂が加わって油分過剰になりかねません。過剰な油がファンデーションの中の油分と混じっていき、全体が液状化して化粧崩れを招くのです。

Point !!
下地もファンデーションもつけすぎないように。化粧が崩れてきたら厚塗りにならないように、フェイスパウダーで直すように。

フェイスパウダーでナチュラルに仕上げる

パウダーファンデーションを塗ったときに、肌が粉っぽくなってしまうと、シワが目立ちやすくなります。メイク前の保湿が充分なら粉っぽくならないはずですが、どうしても気になる人はファンデーションの代わりに、メイク仕上げなどに使うフェイスパウダー(粉おしろい)を使うのがおすすめです。粒子が細かいパウダーは肌にフィットするため粉っぽくならず、シワが目立ちにくくなります。

Point !!
フェイスパウダーも目尻や口元など、皮膚がよく動く部位には厚くつけすぎないことが大切です。

目尻のシワはハイライトでカバー

ファンデーションを厚塗りするのではなく、目元の肌に立体感を持たせて若々しく演出するように、ハイライトを入れてカバーしましょう。偏光パール入りのパウダータイプのハイライトなら、光を拡散させる効果がありますので、肌に自然な輝きと透明感を与えます。

Point !!
目尻をやや上げる気持ちでハイライトを入れると、より若々しい印象に仕上がります。

ポイントメイクでシワから視線をそらす

他人からの視線がシワにいかないように、アイメイクやリップメイクなどのポイントメイクを際立たせることも有効になります。たとえば口元のシワが気になるなら、自分に合う色のアイシャドウやマスカラをしっかりつけて、自然と視線がそこにいくように、印象的な目元に仕上げるとよいでしょう。

Point!!
アイラインをアイシャドウでぼかすと、まぶたが立体的に見えて、ナチュラルで引き締まった印象になります。

VOL.163 パウダーファンデーションでUVケアをする方法

VOL.167 真の保湿とは水分を与えることではない

VOL.168 間違った保湿ケアしてませんか

VOL.169 保湿の救世主「セラミド」

VOL.170 保湿の救世主「セラミド」2

VOL.171 保存版!!代表的な保湿成分

VOL.212 エイジレス美人のメイクアップテクニック

素肌の若々しさを感じさせる仕上がり

シミとシワが気になりだすと、それを隠そうとして下地やコンシーラー、ファンデーションなどを塗り重ねて、メイクが厚塗りになってしまいがちです。メイクで隠そうとして、重ねれば重ねるほどメイクが崩れやすくなり、逆にカバーしたところを目立たせていることになってしまいます。

若々しいメイクのコツはメイクアイテムを足していく「プラスのメイク」ではなく、必要最小限に減らす「マイナスのメイク」です。いかにナチュラルかつ崩れないように仕上げるかがポイントになります。

ベースメイクで作りたいのは、ツヤやハリに満ちた肌の質感です。ツヤ感を出すためには、メイク前の保湿ケアが大切になります。保湿をしっかりしておけば、パウダーが密着してメイクのノリもよくなります。またメイクで顔に光と影をつけて立体感を出していくと、ハリに満ちた若々しい肌に仕上がります。

メイクの色が合っていない、口角などのパーツが下がって見える、ぼやけた輪郭なども、老けて見える原因になります。とくにファンデーションが白く浮いていると、不自然で無理をしている感じに見えてしまいます。色を選ぶときは、首の色に合わせて選ぶとよいでしょう。パール感のあるパウダーも、使いすぎると不自然になってしまいます。

若顔メイクのポイント

・肌にツヤ感がある
・ファンデーションの色が合っている
・口角が上がって見える
・目元の輪郭がはっきりしている

老け顔に見えるメイク

・ファンデーションが粉浮きしている
・ファンデーションの色が合っていない
・口角が下がって見える
・目元の輪郭がぼやけて見える