「シワ・たるみ」カテゴリーアーカイブ

VOL.214 たるみを目立たせないメイク

輪郭たるみはシェーディングでカバー

二重アゴなど顔の輪郭のたるみには、肌に明るい部分と暗い部分を作り出して立体感を演出するシェーディングのテクニックを使ってみましょう。

たるみが気になる部分に自分の肌よりワントーン暗めのパウダーファンデーションか練りファンデーションを塗ります。そのあと顔全体に、肌の色に合ったフェイスパウダーをはたきます。

ハイライトやチークでポイントを高い位置に

Tゾーンや目の下にパウダータイプのハイライトをのせて、さらに頬の高い位置にチークを入れます。メイクのポイントを上にもてくることで、顔全体が上がった印象になります。

Point !!
チークは、ニコッと笑ったときの頬のいちばん高い位置にのせます。ハイライトを入れることで、目元が明るい印象になり、立体感も生まれます。

ビューラー使いでまぶたのたるみを解消

上まぶたのたるみが気になる人は、ビューラーでまつ毛を根元からカールアップするのがおすすめです。まぶたが上がって見えることで、若々しい印象を与えます。

下まぶたのたるみが気になる人は、目元を印象的に仕上げてしまうと、余計に視線を集めてしまいます。口元などにポイントを置くほうがいいでしょう。

ハイライト効果で下がった口角を上げる

口角が下がってくると、それだけで顔全体がたるんで見えがちです。クリームタイプのハイライトを筆にとり、下唇の左右の口角部分にのせます。指の腹を使ってトントンとなじませます。簡単テクニックで口角をキュッと持ち上げてみましょう。

やりがちなNGメイク

ハイライトで法令線対策

ハイライトで法令線を消すテクニックがありますが、あまりお勧めはできません。なぜなら、法令線のできる口元は皮膚がよく動く部位なので、時間が経つとハイライトがヨレてきて、法令線に入り込んで筋のようになり、くっきりと目立ってしまうからです。

法令線対策は、目元を強調するなどのポイントメイク強化で、視線をそらすほうがおすすめです。

VOL.213 シワを目立たせないメイク

ファンデーションの厚塗りを避ける

ファンデーションをつけると、肌の色むらが隠れて均一に見えます。しかし、つけたときはよくても、時間とともに表情ジワが刻まれてくると、余計にシワが目立ってしまいます。色が均一であるほど、また白っぽいほど陰影が目立ちます。真っ白のシャツと色のついたシャツとでは、真っ白の方がシワが目立つのと似ています。

厚塗りをするとシワがいっそう目立つのは、厚い粉の層に表情ジワの亀裂が入るためです。シワを目立たせないためにファンデーションの「脱・厚塗り」を心がけましょう。またメイクの前には油分の多い化粧品を使ったり、下地をたっぷりつけたりすると、あとから出てきた皮脂が加わって油分過剰になりかねません。過剰な油がファンデーションの中の油分と混じっていき、全体が液状化して化粧崩れを招くのです。

Point !!
下地もファンデーションもつけすぎないように。化粧が崩れてきたら厚塗りにならないように、フェイスパウダーで直すように。

フェイスパウダーでナチュラルに仕上げる

パウダーファンデーションを塗ったときに、肌が粉っぽくなってしまうと、シワが目立ちやすくなります。メイク前の保湿が充分なら粉っぽくならないはずですが、どうしても気になる人はファンデーションの代わりに、メイク仕上げなどに使うフェイスパウダー(粉おしろい)を使うのがおすすめです。粒子が細かいパウダーは肌にフィットするため粉っぽくならず、シワが目立ちにくくなります。

Point !!
フェイスパウダーも目尻や口元など、皮膚がよく動く部位には厚くつけすぎないことが大切です。

目尻のシワはハイライトでカバー

ファンデーションを厚塗りするのではなく、目元の肌に立体感を持たせて若々しく演出するように、ハイライトを入れてカバーしましょう。偏光パール入りのパウダータイプのハイライトなら、光を拡散させる効果がありますので、肌に自然な輝きと透明感を与えます。

Point !!
目尻をやや上げる気持ちでハイライトを入れると、より若々しい印象に仕上がります。

ポイントメイクでシワから視線をそらす

他人からの視線がシワにいかないように、アイメイクやリップメイクなどのポイントメイクを際立たせることも有効になります。たとえば口元のシワが気になるなら、自分に合う色のアイシャドウやマスカラをしっかりつけて、自然と視線がそこにいくように、印象的な目元に仕上げるとよいでしょう。

Point!!
アイラインをアイシャドウでぼかすと、まぶたが立体的に見えて、ナチュラルで引き締まった印象になります。

VOL.163 パウダーファンデーションでUVケアをする方法

VOL.167 真の保湿とは水分を与えることではない

VOL.168 間違った保湿ケアしてませんか

VOL.169 保湿の救世主「セラミド」

VOL.170 保湿の救世主「セラミド」2

VOL.171 保存版!!代表的な保湿成分

VOL.212 エイジレス美人のメイクアップテクニック

素肌の若々しさを感じさせる仕上がり

シミとシワが気になりだすと、それを隠そうとして下地やコンシーラー、ファンデーションなどを塗り重ねて、メイクが厚塗りになってしまいがちです。メイクで隠そうとして、重ねれば重ねるほどメイクが崩れやすくなり、逆にカバーしたところを目立たせていることになってしまいます。

若々しいメイクのコツはメイクアイテムを足していく「プラスのメイク」ではなく、必要最小限に減らす「マイナスのメイク」です。いかにナチュラルかつ崩れないように仕上げるかがポイントになります。

ベースメイクで作りたいのは、ツヤやハリに満ちた肌の質感です。ツヤ感を出すためには、メイク前の保湿ケアが大切になります。保湿をしっかりしておけば、パウダーが密着してメイクのノリもよくなります。またメイクで顔に光と影をつけて立体感を出していくと、ハリに満ちた若々しい肌に仕上がります。

メイクの色が合っていない、口角などのパーツが下がって見える、ぼやけた輪郭なども、老けて見える原因になります。とくにファンデーションが白く浮いていると、不自然で無理をしている感じに見えてしまいます。色を選ぶときは、首の色に合わせて選ぶとよいでしょう。パール感のあるパウダーも、使いすぎると不自然になってしまいます。

若顔メイクのポイント

・肌にツヤ感がある
・ファンデーションの色が合っている
・口角が上がって見える
・目元の輪郭がはっきりしている

老け顔に見えるメイク

・ファンデーションが粉浮きしている
・ファンデーションの色が合っていない
・口角が下がって見える
・目元の輪郭がぼやけて見える

VOL.211 顔の筋トレでシワとたるみ予防

表情筋エクセサイズはやらない

表情筋は皮膚についている筋肉で、コラーゲンやいろいろなタンパク質でできています。皮膚と同じく表情筋も年齢とともにたるみ、二重アゴや口角が下がる原因になります。

たるみ解消には、大きく口を開けるなどの表情筋エクセサイズがありますが、これはかえって表情ジワを深く刻んでしまうので、逆効果になります。口にはさんで使う市販のグッズなどの器具を使った筋トレなら、しわを深くしませんのでおすすめします。

また、普段から表情に緊張感をもたせると、知らないうちに筋肉が鍛えられるので、たるみの予防になります。口はしっかり閉じて姿勢を正しくし、アゴから首のラインを意識するように心がけてみましょう。

舌ぐるぐる筋トレ

口を閉じたまま、上あごを舌で前後になぞります。舌の奥の筋肉を使うイメージです。

頬も同様に舌を動かしながら押していきます。皮膚をのばすのではなく、頬やアゴのまわりの筋肉を鍛えるイメージです。

ペットボトル筋トレ

500mlのペットボトルに少量の水を入れます。唇だけでペットボトルの口をくわえて、持ち上げたら10秒数えます。これを3セット行います。慣れてきたらペットボトルの水を、少しずつ増量してみましょう。※アゴの関節に痛みのある人は行わないでください。

マウスピース筋トレ

マウスピースを唇の間に挟み、口を「い」の形にします。唇の横の筋肉に意識を集中して、ゆっくり「う」の形にします。口先を突き出さないようにして、これを繰り返します。1日3分程度を目安にしてください。

たるみはマッサージで改善できるのか

マッサージでたるみを引き上げることは、あまり期待できません。たるみの原因は、「下がる」ことではなく、「弾力がなくなる」ことだからです。どんなに手で引き上げても、手を離せばすぐに下がってしまうのです。無理に引っ張るとコラーゲンを傷つけて、たるみを加速させ、逆効果になりますので気をつけましょう。

VOL.210 ピーリング+レチノールでコラーゲンケア

ピーリング後の肌はレチノール浸透がアップ

シワやたるみの解消には、肌の代謝を高め、コラーゲンを増やすケアが重要です。おすすめは週に1〜2回のピーリングを取り入れることです。古い角質を除去することでターンオーバーが活性化し、コラーゲンの生産も高まります。

ピーリング後の肌は、化粧品成分の浸透がよくなりますので、シワに有効な美容液を使うことで、さらに効果的です。レチノールはコラーゲンを増やす作用があるのでおすすめです。ただし、ピーリングとレチノールの組み合わせは刺激がありますので、肌の弱い人にはレチノールの代わりに、ビタミンC誘導体かナイアシンを使うようにしましょう。

また、レチノールは日に当たると効果が弱まりますので、夜のお手入れに取り入れるほうが効果的です。朝使うようでしたら、上からパウダーファンデーションを塗るようにしましょう。

ピーリング化粧品の選び方

ピーリン剤は塗った後に洗い流せる、ミルクタイプかジェルタイプがおすすめです。AHA(グリコール酸や乳液など)を配合した石けんタイプもありますが、ピーリング効果は弱く、脱脂力(皮質を取り去る力)の強いものが多いようです。また、塗りっぱなしにするAHA配合の美容液タイプのものもありますが、濃度が低いのでシワなどには劇的な効果は期待できませんが、アゴなどの深いニキビには有効なことがあります。

VOL.159 肌の老化にトータルに働きかけるピーリング
VOL.160 肌の老化にトータルに働きかけるピーリング 2
VOL.161 ホームピーリングの方法

VOL.55 毛穴を引き締める
VOL.85 シワに有効な成分
VOL.86 ピーリングでシワ予防
VOL.91 たるみ予防
VOL.100 お肌のゴワゴワ Q&A
VOL.152 コラーゲンを増やす代表的な成分
VOL.153 コラーゲンを増やす代表的な成分 2

つづく…

VOL.209 シワやたるみに抗酸化化粧品

シワ・たるみ集中ケア2

予防のために使うものなので、シワやたるみが目立ってきた部分だけではなく、顔全体に使うことが大切になります。

抗酸化力でエイジングの進行を遅らせる

紫外線や有害物質、ストレスなどさまざまなものが原因となって、体内に活性酸素をつくり出します。活性酸素は、細胞やコラーゲン線維を傷つけ、シワやたるみを悪玉酸素です。これに打ち勝つように、抗酸化成分を含む化粧品でケアしましょう。

ビタミンC誘導体やナイアシンも抗酸化成分ですが、そのほかカテキンやリコピン、レスベラトール、油溶性甘草エキス(グラブリジン)、オウゴンエキス(漢方薬)など、さまざまな植物エキスも使われています。油溶性甘草エキス配合の化粧品なら、抗酸化作用と同時に美白効果も期待できます。

VOL.172 活性酸素による酸化から肌を守る
VOL.173 保存版!!代表的な抗酸化成分

つづく…