「MAKE UP」カテゴリーアーカイブ

VOL.252 くまを目立たせないメイクアップ

青ぐまや茶ぐまを上手に隠すには、コンシーラーを使いこなすことがポイントになります。カバーするのが難しい黒くまは発想を変えて、他人の視線をくまから回避させる方法を活用しましょう。

カバー力の高い固形コンシーラーで隠す

くまを隠す方法として一般的に知られているのは、オレンジ系やイエロー系などのコントロールカラーを使うことです。しかしコントロールカラーは、仕上がりが不自然になったり、皮膚がかぶれることもあります。とくに肌が弱い人は要注意です。

おすすめは、肌への負担が少ない固形コンシーラーを使うことです。少量でもカバー力が高いので、自然にカバーできます。

コンシーラーの使い方

・固形コンシーラーをとり、指の腹を使ってトントンとなじませます。

・仕上げにフェイスパウダーを顔全体にはたきます。

※コンシーラーの上に、さらにファンデーションを重ね塗ると厚塗り感が出てしまうので、フェイスパウダーのみにする方が自然に仕上がります。

やりがちなNGメイク

×色を重ねて消す

一般的には青ぐまにはオレンジ系、茶ぐまにはイエロー系などの明るい色のコントロールカラーがよいといわれています。しかし、もともとの肌の色と違った色をつけると、かえって不自然に見えたり、くまが目立つこともあります。

肌の色と同じか、一段暗いコンシーラーでカバーするのがおすすめです。

×黒くまをコンシーラーで隠そうとする

黒くまは肌の色ではなく影なので、コンシーラーを塗っても隠れません。隠そうとして厚塗りすると、かえって目立ちやすくなります。

次回ご紹介する「視線誘導テクニック」を参考にしてみてください。

VOL.241 毛穴を目立たせないメイクアップ

ファンデーションやコンシーラーを重ねても、時間とともに目立ってきてしまうのが毛穴の開きです。毛穴隠し用の下地もありますが、毛穴が広がっている人の場合には、かえって目立ってしまうことがあります。

光拡散効果を利用して毛穴をカバー

毛穴を隠すためにファンデーションを厚塗りすると、メイク崩れを起こしやすくなり、毛穴を目立たせる原因になります。ファンデーションはなるべく薄く塗って、こまめにメイク直しをすることが、毛穴を確実にカバーするための秘訣になります。

さらに毛穴を目立たせなくするコツは、仕上げ用のフェイスパウダーを使うことです。パール系のフェイスパウダーには肌に当たった光を拡散させ、肌の凹凸を目立たせなくする視覚効果があります。

肌に合ったファンデーションを厚くならないように塗り、毛穴の目立つ部分にパール系のフェイスパウダーを重ねます。パール感が強すぎると逆に毛穴が目立ってしまうこともありますので、上品な輝きのパウダーを選ぶようにしましょう。

やりがちなNGメイク

黒っぽく仕上げると毛穴が目立つ

暗めの色のファンデーションなどで、黒っぽく仕上げると、肌の凸凹がはっきりして逆に毛穴が目立ちます。

メイク前にいろいろ重ねすぎる

ファンデーションをつける前に乳液やクリームなど、油分の多いスキンケア用品や下地などを重ねると、油分が過剰になってメイクが崩れやすくなります。

VOL.235 シミ予防のためにUVファンデーションを使ったほうがいいのか

シミのアレコレ Q&A

Q. シミ予防のためにはファンデーションもUV用にしたほうがいいのでしょうか?

A. 毎日使うと肌の負担になることがあります

SPF値の高いUV用ファンデーションは、紫外線吸収剤を含むものが多く、毎日使うと肌の負担になることがあります。パウダーファンデーションはSPFの表示がなくても、紫外線をはね返す紫外線散乱剤と同様の効果があります。これにより日々のUV対策には、敏感肌用のパウダーフェンデーションを使い(SPF表示のないもので可)、レジャーの時だけ高いSPF値のものを使うのが、肌に負担をかけない賢いUV対策になります。

VOL.162 紫外線対策にはパウダーファンデーション
VOL.163 パウダーファンデーションでUVケアをする方法
VOL.164 レジャーの時は日焼け止め化粧品を賢く活用
VOL.165 知っておきたい日焼け止め3つのキーワード
VOL.166 最強のUVケア

VOL.229 シミを目立たせないメイク

カバー力の高い固形コンシーラー

ファンデーションだけでは隠せないシミには、カバー力の高いコンシーラーを使いましょう。

コンシーラーは、カバー力にすぐれた固形タイプがおすすめです。ほんの少しの量で、シミやニキビの赤みをしっかりカバーします。クリームタイプのコンシーラーは、顔料の密度が薄いためカバー力が低くなり、つい厚塗りになりがちです。

使い方の基本は、シミやニキビの赤みなどの気になる部分だけに、ポイント使いします。適量のコンシーラーをとり、指の腹を使ってシミの部分にトントンとなじませるようにつけます。シミのいちばん濃い部分からのせるのがコツです。

色選びの基本は、肌の色と同じで良いのですが、シミが濃い人の場合には、肌の色よりもやや暗めのものを使うとよいでしょう。

フェイスパウダーを重ねる

コンシーラーのように油分の多いものをつけたあと、そのままメイクを終えてしまうとベタついて仕上がりも悪く、時間とともに皮脂くずれを起こしやすくなります。パウダーを重ねるひと手間が、仕上がりの美しさとメイクのもちを大きく左右します。

また、ファンデーションを塗ると厚塗りに見えますので、仕上げ用のフェイスパウダーを使用しましょう。コンシーラーを塗った後に、仕上げ用のフェイスパウダーを顔全体に軽くのせます。フェイスブラシで余分なパウダーを払い落とすと、自然な仕上がりになります。

こまめにメイク直し

コンシーラーなどでシミをしっかりカバーしても、時間が経つにつれて、薄ら浮き出てくることがあります。どんなにていねいにメイクをしても、皮脂や汗、乾燥といった、さまざまな要因でメイクは崩れてしまいます。長持ちさせようとして厚塗りすると、メイクが崩れたとき余計に直しにくくなりますので、朝のコンシーラーは最低限にして、メイク直しをこまめにするほうが、長くキレイを保つことができます。

ワンポイント

筆を使ってコンシーラーをつけるときは、肌を刺激しないような筆使いが大切になります。筆にもさまざまな形状がありますが、細かいシミでも広いシミでも塗りやすい「平筆タイプ」がおすすめです。

肌に対して穂先を立てて使うと、チクチクして肌の刺激になります。穂先は寝かせて、肌の上を軽く滑らせるようにして使いましょう。

やりがちなNG

×明るい色のコンシーラーを使う

肌の色より明るいコンシーラーを使うと、白浮きしてかえって目立ちます。

×コンシーラーを厚く塗りすぎる

あとでメイクが崩れた時に、直しようがなくなります。コンシーラーは最小限にして上からパウダーを重ねるようにしましょう。

VOL.222 老人性色素斑のケア

老人性色素斑

特徴

別名「日光性黒子」とも呼ばれて、いわゆる日焼けの積み重ねによってできるシミです。シミと呼ばれるものの中で、もっとも多いのがこの種類になります。

ある日突然できたように感じることがありますが、これは直前の日焼けによってできたものとは限りません。紫外線によるダメージが少しずつ肌の奥に蓄積され、コップの水があふれ出るようにシミとなって現れてきます。40歳前後になると「急にシミが増えた」と、自覚する人が多くなるのはこのためです。

頬骨の高い位置からでき始めることが多く、数mm〜数cmの丸い色素斑であることが多いようです。でき始めは薄い茶色をしていますが、しだいにハッキリとしてくるのが特徴で、何年もたつうちに隆起してくることがあります。脂漏性角化症へと発展することもあります。

予防法

予防は毎日のUVケアにつきます。外出時はパウダーファンデーションを塗り、レジャーなどで紫外線の多い場所へ行くときには、日焼け止め化粧品とパウダーファンデーションの両方を使って、徹底したUVケアをしましょう。

化粧品でのケア

ごく初期の薄らしたシミには、美白化粧品が効果を発揮します。ただし、定着してしまったシミは、皮膚の構造自体に変化が及んでいるため、美白化粧品で消すことはできません。

その他の有効な治療法

シミの輪郭がハッキリしてきたものには、レーザー治療を行います。

パーソナルチェック

□普段はあまりファンデーションを塗らない
□20歳過ぎてからも、かなり日焼けしていた
□1cm前後のまるいシミが増えて気になる
□指で触れるとかすかに盛り上がったシミがある

VOL.162 紫外線対策にはパウダーファンデーション
VOL.163 パウダーファンデーションでUVケアをする方法
VOL.164 レジャーの時は日焼け止め化粧品を賢く活用
VOL.165 知っておきたい日焼け止め3つのキーワード
VOL.166 最強のUVケア

VOL.28 UVケア
VOL.29 UVケア 2
VOL.30 UVケア3
VOL.42 生理とホルモンの関係
VOL.69 シミの悩み
VOL.75 パウダーメイクでシミ予防
VOL.190 敏感肌の正しいケア方法

VOL.214 たるみを目立たせないメイク

輪郭たるみはシェーディングでカバー

二重アゴなど顔の輪郭のたるみには、肌に明るい部分と暗い部分を作り出して立体感を演出するシェーディングのテクニックを使ってみましょう。

たるみが気になる部分に自分の肌よりワントーン暗めのパウダーファンデーションか練りファンデーションを塗ります。そのあと顔全体に、肌の色に合ったフェイスパウダーをはたきます。

ハイライトやチークでポイントを高い位置に

Tゾーンや目の下にパウダータイプのハイライトをのせて、さらに頬の高い位置にチークを入れます。メイクのポイントを上にもてくることで、顔全体が上がった印象になります。

Point !!
チークは、ニコッと笑ったときの頬のいちばん高い位置にのせます。ハイライトを入れることで、目元が明るい印象になり、立体感も生まれます。

ビューラー使いでまぶたのたるみを解消

上まぶたのたるみが気になる人は、ビューラーでまつ毛を根元からカールアップするのがおすすめです。まぶたが上がって見えることで、若々しい印象を与えます。

下まぶたのたるみが気になる人は、目元を印象的に仕上げてしまうと、余計に視線を集めてしまいます。口元などにポイントを置くほうがいいでしょう。

ハイライト効果で下がった口角を上げる

口角が下がってくると、それだけで顔全体がたるんで見えがちです。クリームタイプのハイライトを筆にとり、下唇の左右の口角部分にのせます。指の腹を使ってトントンとなじませます。簡単テクニックで口角をキュッと持ち上げてみましょう。

やりがちなNGメイク

ハイライトで法令線対策

ハイライトで法令線を消すテクニックがありますが、あまりお勧めはできません。なぜなら、法令線のできる口元は皮膚がよく動く部位なので、時間が経つとハイライトがヨレてきて、法令線に入り込んで筋のようになり、くっきりと目立ってしまうからです。

法令線対策は、目元を強調するなどのポイントメイク強化で、視線をそらすほうがおすすめです。