「くま」カテゴリーアーカイブ

VOL.254 くまは遺伝するのか

くまのアレコレQ&A

Q. 母親にもくまがあるのですが、くまは遺伝するのでしょうか

A. 青ぐまと黒くまは、ある程度遺伝性があるといえます

青ぐまと黒くまは、ある程度遺伝性があるといえます。青ぐまの原因は血行不良なので、冷え性になる体質は遺伝することもあります。

血流が滞りがちで生理不順や冷え性気味の体質のことを東洋医学では「瘀血体質(おけつたいしつ)」と呼ばれ、この体質の人はくまが出やすいといわれます。しかし、生まれつきの体質であっても、食事の改善や適度な運動、漢方薬などで、ある程度は改善できます。

また、顔の彫りが深い人ほど目元に影ができやすく、黒くまが目立つようになります。顔立ちが似ていれば黒くまも、同じようにできやすいともいえます。

VOL.253 くまを目立たせないポイントメイク

ポイントメイクで視線を誘導

コンシーラーで隠せる青ぐまや茶ぐまはもちろん、コンシーラーで隠せない黒くまに対しても、共通して有効なテクニックがあります。メイクアップで、くまに視線が集中しないようにする「視線誘導」テクニックです。

アイラインをしっかり入れることやチークをふんわり入れること、口紅に明るく艶やかな色を使うことなどで、そこに自然と視線が集まり、くまがま立たなくなるという方法です。

アイラインは、陰影をつけて、ぱっちりと目立つ印象的な目元に変化をつけます。アイラインの上にブラウン系のアイシャドウを重ねると、より自然な立体感が出せます。

またチークは、ニコッと笑ったときに頬が一番高くなるところから、クルクルと円を描くように入れましょう。頬が上がって見えて、若々しい印象に仕上がります。

黒くまの美容治療

美容皮膚科でも黒くまの治療は、なかなか難しいようです。目元の皮膚は薄いために、ヒアルロン酸注射なども向かないことが多く、レチノイン酸とピーリングでじっくりケアしていくか、劇的な改善を求める人は、美容外科でたるみを取る手術を行なったりします。手術は、改善度は大きいのですが、術後最低2週間は腫れや違和感が続きます。最近ではレーザーでハリを出す美容治療も行われているようです。

VOL.252 くまを目立たせないメイクアップ

青ぐまや茶ぐまを上手に隠すには、コンシーラーを使いこなすことがポイントになります。カバーするのが難しい黒くまは発想を変えて、他人の視線をくまから回避させる方法を活用しましょう。

カバー力の高い固形コンシーラーで隠す

くまを隠す方法として一般的に知られているのは、オレンジ系やイエロー系などのコントロールカラーを使うことです。しかしコントロールカラーは、仕上がりが不自然になったり、皮膚がかぶれることもあります。とくに肌が弱い人は要注意です。

おすすめは、肌への負担が少ない固形コンシーラーを使うことです。少量でもカバー力が高いので、自然にカバーできます。

コンシーラーの使い方

・固形コンシーラーをとり、指の腹を使ってトントンとなじませます。

・仕上げにフェイスパウダーを顔全体にはたきます。

※コンシーラーの上に、さらにファンデーションを重ね塗ると厚塗り感が出てしまうので、フェイスパウダーのみにする方が自然に仕上がります。

やりがちなNGメイク

×色を重ねて消す

一般的には青ぐまにはオレンジ系、茶ぐまにはイエロー系などの明るい色のコントロールカラーがよいといわれています。しかし、もともとの肌の色と違った色をつけると、かえって不自然に見えたり、くまが目立つこともあります。

肌の色と同じか、一段暗いコンシーラーでカバーするのがおすすめです。

×黒くまをコンシーラーで隠そうとする

黒くまは肌の色ではなく影なので、コンシーラーを塗っても隠れません。隠そうとして厚塗りすると、かえって目立ちやすくなります。

次回ご紹介する「視線誘導テクニック」を参考にしてみてください。

VOL.251 茶ぐまには美白やピーリングでケア

ビタミンC誘導体などの美白成分でスキンケア

シミやくすみなどが目の下にできて、くまのように見えるのが茶ぐまです。ビタミンC誘導体やカモミラET、油溶性甘草エキス(グラブリジン)など美白成分の化粧品でケアしましょう。ビタミンCのイオン導入と組み合わせると、さらに効果的です。

目のまわりをこするクセがある人は、刺激によって目元がくすんでしまうことがあります。洗顔やクレンジング、マッサージのときに、目元をこすっていないか見直してみましょう。

メラニンの排せつを促すピーリング

茶ぐまケアにはピーリングも有効です。茶ぐまの原因でもあるメラニンの排せつを促し、目もとのくすみを効果的にケアします。また、目元をこするクセなどで、まぶたの皮膚が暑く硬くなっている人にもピーリングは有効です。余分な角質を除去し、肌を柔らかくしてくれます。

目元のかゆみに注意を

花粉症やアレルギー性結膜炎などで、目がかゆくなってまぶたを擦ってしまう人がいます。強くこすると皮膚が黒ずむだけでなく、硬くなってしまうこともありますので、眼科や皮膚科で早めの相談をするようにしましょう。

VOL.156 保存版!!美白成分一覧
VOL.157 シミはできる前の予防が重要
VOL.158 美白ケアのお手入れ方法
VOL.159 肌の老化にトータルに働きかけるピーリング
VOL.160 肌の老化にトータルに働きかけるピーリング 2
VOL.161 ホームピーリングの方法

VOL.17 クレンジング
VOL.18 クレンジング方法
VOL.19 ポイントメイクオフ
VOL.174 デイリースキンケアにおける若返りの秘策1
VOL.175 デイリースキンケアにおける若返りの秘策2

VOL.178 デイリースキンケアにおける若返りの秘策5
VOL.179 ビタミンCイオン導入の方法

VOL.250 黒くまには下まぶたのたるみを解消するケアを

たるみの影を防いで明るい目元へ

黒くまの原因は、下まぶたの皮膚のコラーゲンが減って薄くなることです。コラーゲンを増やすために有効な成分がレチノールです。これはビタミンAの一種で、線維芽細胞を活性化し、コラーゲンを増やす作用があります。

黒くま対策にはレチノール配合の美容液またはクリームを日々のお手入れにプラスしましょう。レチノールは紫外線に当たると効果が弱まりますので、夜のお手入れで行うほうがいいでしょう。

さらに、これと合わせて行いたいのがピーリングです。週に1〜2回のケアで、角質を除去することで、コラーゲンの生産機能が向上します。レチノールの効果もさらに高めます。

VOL.249 青ぐまには運動やツボ押しで血行を促進

適度な運動で効果的に血行を改善

青ぐまができる人は、血行不良で冷え性の人が多いので、血行を促進する工夫が必要です。まずは適度な運動を習慣にして、全身の血行をよくしましょう。ウォーキングは簡単にできて、効率もいいのでおすすめです。ウォーキングシューズやスニーカを履いて、手ぶらで歩くのが基本スタイルです。姿勢よく早歩きで歩きましょう。

また、パソコンを見ている時間が長い人やデスクワークの人は、仕事の合間に首や肩をほぐすストレッチをするのも有効です。長時間のデスクワークは結構不良の原因にもなります。上体をそらしたり肩をほぐしたり、脚を屈伸させるなどのストレッチをしましょう。

ただし、青ぐまは生まれつきの要素が強いので、なかなか消すことが難しいものです。コンシーラーなども上手に使ってカバーするようにして、できるだけ気にしないことも大切です。

目のまわりのツボ押しで血行を促進

目もとの血流を改善する方法として、マッサージやツボ押しがあります。ただし目のまわりのマッサージは難しく、自己流で行うとかえって肌を刺激することもありますので、ホームケアではツボ押しがおすすめです。

ツボ押しは、洗顔後に化粧水や美容液などをつけた後で行います。上に押し上げるときは親指で、それ以外は中指で押すのが基本です。気持ちいいくらいの強さで、3秒押してパッと離すのが1セット。これを3〜5セット繰り返しましょう。

ツボ押し3箇条

・洗顔後のスキンケアのあとに行う
・3秒押してパッと離すのが1セット
・3箇所のツボをそれぞれ1日3〜5セット行う

睛明

左右の目頭の少し鼻寄りにあるくぼみです。

球後

左右の目尻から1/4ほど目頭側に入ったところの骨のフチです。

四泊

瞳の真下の骨フチから指幅1〜1.5本分ほど下にあるくぼみです。