「エイジングケア」カテゴリーアーカイブ

Vol.180 イオン導入 Q&A

Q. イオン導入はどのくらいのペースがいいのか

A. 週1〜2回を目安に

電気を使うと多少は肌の刺激になります。頻繁に行うと肌が敏感な人の場合には、赤みが出ることもあります。イオン導入のお手入れは、週に1〜2回を目安にしましょう。

Q. イオン導入器はどんなものを選んだらいいのか

A.ビタミンC導入だけのシンプルなもの

専用のビタミンCのジェルを買わないといけないものよりも、手持ちの化粧水が使えるものの方が便利です。また、あまり多機能なものも、あまり意味がありません。

たとえばビタミンC以外のものでは、コラーゲン導入などの美顔器もありますが、ビタミンC以外は皮膚にあまり浸透しませんので、ビタミンC導入だけのシンプルなものがおすすめです。価格の目安としては、2〜3万円くらいになります。

Q.美顔器などを使うケアはどうしても長続きしません。不精な私でも効率よくビタミンCを取り入れる方法はありますか

A.美容皮膚科で施術をするか、APPS配合の化粧水を使う

月に1回程度、美容皮膚科などでビタミンCイオン導入の施術を受けるという方法もあります。また、APPSは非常に浸透力が高いので、APPS配合の化粧水を使えば導入の必要もありません。

VOL.152 コラーゲンを増やす代表的な成分

Vol.179 ビタミンCイオン導入の方法

効果を上げる3箇条

・洗顔後、化粧水など波もつけない状態で行うこと

・移動させるときにこすらないこと

・ピーリング後に行うと、肌への浸透率が高くなり効果的

皮脂などが肌についていると、ビタミンC の浸透が悪くなります。洗顔後は肌に何もつけない状態から始めましょう。使用方法、時間などは、機器の取扱説明書に従うようにしましょう。

イオン導入器でのケア方法

コットンをセットする
イオン導入器にコットンをセットします。セットしたコットンに、ビタミンC誘導体配合の化粧水をたっぷり含ませます。※コットンをセットしないタイプもあります。

肌に軽く押し当てる
肌に数秒間軽く押し当てたら、肌をこすらないように少しずつ移動させて、顔全体をまんべんなくケアします。ポイントは、移動させるときに、接触面をいったん肌から離して行います。使用時間は機器によって異なりますので、取扱説明書に従いましょう。

鼻のまわりや目元も念入りにする
機器によっては、目元への使用を避けた方がいいものもあります。また、歯のインプラントのある人は、電流でインプラントの金属が傷むので、近くに当てないように注意しましょう。

しっかり保湿する
ビタミンCを使うと若干、肌が乾燥しやすくなるので、保湿美容液をたっぷり塗ります。

やりがちなNGケア

使うビタミンC化粧水の量が少ない
コットンがひたるくらいたっぷり付けないと、電流が流れません。

移動させるときに肌をこする
コットンを使うタイプの場合、コットンでこすると肌の負担になりますので、軽く押し当てては移動することを繰り返しましょう。

つづく…

Vol.178 デイリースキンケアにおける若返りの秘策5

毎日のスキンケアこそが、健康な若い肌を育む基本となります。正しいデイリーケアによる、肌が若返る秘策をご紹介します。

秘策⑤ 美顔器を味方につける

エイジングケアに美顔器をとり入れるのも方法の一つになります。昔からさまざまなエステサロンなどで使用されていますが、s最近では家庭用のものも販売されるようになり、入手する機会も増えました。

美顔器は、有効成分の浸透をよくしたり、肌の深層部に微細な振動を与えて代謝を高めたり、いろいろなタイプのものがあります。皮膚科学からみた、エイジングに効果が期待できるものをご紹介します。

イオン導入器

イオン導入とは電流を利用して有効成分を皮膚へ効果的に浸透させる方法です。美容の分野では、ビタミンCの導入がさかんに行なわれています。

ビタミンCは水に溶けると、電気的にマイナスになります。これを肌に塗ったあと、イオン導入器でマイナスの電極を当てると、マイナス同士の反発力によって、肌の深層部ににまでビタミンCを送り込めます。ビタミンCイオン導入には、美白効果のほかに、コラーゲンを増やしてシワを改善したり、ニキビの炎症を抑えたりする効果も期待できます。

イオン導入は美容皮膚科で受けることができるほかに、家庭用の導入器も売られています。

超音波マッサージ器

超音波によって、皮膚の深層部に1秒間に何万回もの振動を与えて血行を促進し、新陳代謝を活発にする効果があります。

素人が自己流でマッサージを行うと、皮膚を引っぱってしまい余計にシワを増やしてしまうことが多いのですが、超音波マッサージにはその心配はありません。フェイスラインがぼやけてきたという人に適しています。

低周波美顔器

顔の筋肉がたるむと皮膚もたるみます。低周波美顔器は顔の筋肉を運動させ、筋肉を鍛える作用があり、筋肉のたるみを改善し、リフトアップ効果などが期待できます。

たるみ防止のために表情筋エクセサイズをしている人もいますが、かえって表情ジワを深くしてしまうことにもなります。低周波美顔器はその心配がなく、筋肉トレーニングができます。

VOL.177 デイリースキンケアにおける若返りの秘策4

毎日のスキンケアこそが、健康な若い肌を育む基本となります。正しいデイリーケアによる、肌が若返る秘策をご紹介します。

秘策④ 水分ではなく保湿成分を補給

前述したとおり、保湿とは水そのものを与えることではなく、水分を肌にキープさせる保湿成分を与えることです。

肌のうるおいを保つカギとなるのが、保湿物質「セラミド」です。セラミドとは、角層の細胞と細胞をつなぎとめ、水分を保つための「角質細胞間脂質」の一種です。

このセラミドを化粧品で補うことが皮膚科学的に見て最強の保湿といえます。

VOL.167 真の保湿とは水分を与えることではない

VOL.168 間違った保湿ケアしてませんか

VOL.169 保湿の救世主「セラミド」

VOL.170 保湿の救世主「セラミド」2

VOL.171 保存版!!代表的な保湿成分

つづく…

Vol.176 デイリースキンケアにおける若返りの秘策3

毎日のスキンケアこそが、健康な若い肌を育む基本となります。正しいデイリーケアによる、肌が若返る秘策をご紹介します。

秘策③ うるおい洗顔からの脱却

洗顔料にもさまざまな種類があります。皮脂を落としすぎるとシワの原因になるという誤解から、肌にうるおいを残す洗顔料を選ぶ人も多いようですが、肌の皮脂を放置しておくと、過酸化皮脂に変わることによって活性酸素を生み出し、老化の原因になります。

つまり、皮脂をしっかり落とすことが毛穴の開きやシミ、シワなどのエイジングを予防することになるのです。

肌にうるおいを残す洗顔料には油分が含まれるため、洗顔後に油分が残ることで、しっとりとした感触になります。しかし、その油膜があとから使う化粧品成分の浸透を妨げることになります。

洗顔料は肌の汚れをしっかり落とすことを目的に選ぶようにしましょう。いちばんのおすすめは、シンプルな固形石けんです。汚れをきちんと落とし、洗顔後の肌に余分な皮脂や油分を残しません。

普通肌から乾燥肌の人は洗顔用の固形石けんがおすすめです。オイリー肌の人なら、浴用石けんが良いでしょう。洗い上がりの肌を触って、指がキュッキュいうくらいが、皮脂をしっかり落ちているサインになります。

つづく…

VOL.175 デイリースキンケアにおける若返りの秘策2

毎日のスキンケアこそが、健康な若い肌を育む基本となります。正しいデイリーケアによる、肌が若返る秘策をご紹介します。

秘策② ポイントメイク落としは薬オリーブオイル

マスカラなどのポイントメイクは落ちにくいので、専用のポイントリムーバーを使っている人は多いと思いますが、ポイントリムーバーは普通のクレンジング剤よりもさらに洗浄力が高く、目のまわりのデリケートな皮膚に負担がかかります。また、コットンでこすると刺激が加わり、皮膚に炎症が起こることでシミやシワの原因になります。
VOL.136 肌に老化をもたらす炎症

落ちにくいポイントメイクは、薬局で市販されている精製されたオリーブオイル(局法用オリーブオイル)で落とすのがおすすめです。

コットンにオリーブオイルをたっぷり含ませて、まぶたにのせて30秒から1分間おき、マスカラやアイラインとなじませます。メイクが滲んできたら、そっとぬぐうように落とします。

リキッドアイライや落ちにくいマスカラなどを使っている人は、まずポイントメイクから落としてから、全体のメイクをクレンジングしましょう。

つづく…