Vol.89 食べてシワケア

抗酸化物質がシワ予防のかなめ

シワ予防には、肌老化の原因となる活性酸素を除去する「抗酸化物質」を積極的に取りましょう。

皮膚の中には、ウロカニン酸やグルタチオンなどの抗酸化物質があって、紫外線が生み出す活性酸素を除去します。しかし、それらの物質は年齢とともに減少するため、食べ物から抗酸化成分を補うようことが必要になるのです。

ビタミンA・C・Eは、とくに抗酸化力にすぐれた栄養素です。ビタミンA・C・Eをまとめて摂ることによって、抗酸化作用の相乗効果が期待できます。
 

ビタミンA

新陳代謝を促し、シミを排出させる作用のある、ビタミンAも有効となります。ビタミンAは体内に蓄えておける性質がありますので、多少の取りだめができます。抗酸化作用があり、肌や粘膜を強く丈夫にする栄養素がビタミンAです。

植物性食品の中では、βカロチンとして存在し、体内でビタミンAとして働きます。鶏のレバーやうなぎ、モロヘイヤなどに豊富に含まれており、次いで、にんじん、春菊、ほうれん草、かぼちゃ、ルッコラ、にら、小松菜などに多く含まれています。
 

ビタミンC

ビタミンCはメラニンの沈着を抑えて、できたメラニン色素を還元して、シミを薄くする作用があり「美白のビタミン」とも呼ばれています。ビタミンCには抗酸化作用があり、紫外線に対する抵抗力をつけるのに適しています。体内に蓄積しておくことができませんので、「取りだめ」はできません。毎日数回に分けて摂取することが、ポイントになります。

赤パプリカや黄パプリカ、菜の花、ブロッコリーなどに豊富に含まれており、次いで、ゴーヤ、ピーマン、とうみょう、ミニトマト、じゃがいも、カリフラワーなどに多く含まれています。

ビタミンE

抗酸化作用で老化現象を引き起こす体の酸化を防いだり、血管の健康を保ち血液をサラサラにして血液の循環をよくし、冷え性や肩こりの症状を改善したりします。血液の流れがよくなることにより、肌の潤いや張りを保てたり、紫外線に対する抵抗力をつけて日焼けから肌を守ったりします。血液中の中性脂肪を減らす役目もあります。

アーモンドやツナ缶、たらこなどに豊富に含まれており、次いで、モロヘイヤ、かぼちゃ、赤パプリカ、アボガド、ほうれん草、するめいかなどに多く含まれています。

「Vol.89 食べてシワケア」への1件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です