Vol.90 たるみの悩み

原因はコラーゲンやエラスチンの変化
肌のたるみはシワと同様に、真皮のコラーゲンやエラスチンの変化によっておこります。コラーゲンが弾力を失ったり、コラーゲン同士のつながりを維持するエラスチンが減少すると、繊維全体のつながりがくずれて肌のたるみになります。

実はたるみとシワの原因は同じなので、対策も同じになります。ただし、その人の顔立ちによって、現れる部分が異なってきます。たるみの現れかたは、「たるみ毛穴」「涙袋」「二重あご」「法令線」などがあります。それぞれのたるみを説明しましょう。

たるみ毛穴
これは初期のたるみといえます。多くの人が頬などの毛穴の開きからたるみを感じ始めています。若いときは針のあるコラーゲンが、毛穴のまわりを支えていますが、コラーゲンが緩んでくると支えきれなくなって毛穴が開いてきます。

涙袋のたるみ
もともと目元の薄い皮膚がたるみ、眼球のまわりにある脂肪を支えきれなくなり、下まぶたがぷくっと膨らむことをさします。

二重あご
これはフェイスラインのたるみともいえます。体重が増えたわけでもないのに二重あごになってしまうのも、たるみの一種です。頬からあごまでが顔の中でもっとも脂肪の厚い部分なので、それを支えきれなくなると二重あごになります。

法令線
よくシワと間違えられますが、ほうれい線はたるみが原因です。頬の厚い脂肪を支える皮膚や皮下組織がたるんで顔全体が下がってきています。残念ながら化粧品での解消は困難なので、美容皮膚科で行うヒアルロン酸注射などでないと緩和するのは難しいようです。

勘違いスキンケア
×独自の方法で強くマッサージをしている。
×普段からたるみをグッと引き上げるように化粧品をつけている。

つづく…

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