VOL.196 血管年齢にも意識する

食生活を改善して血管をキレイにする

「人は血管から老いる」ともいわれていますが、血管は全身に酸素と栄養素を運ぶ重要なパイプラインです。年齢とともに動脈硬化などが進むと、血のめぐりが悪くなり、肌や体の老化を進めることになります。血管年齢を若く保つには、食生活、運動、睡眠などの日常生活を見直し、健康な生活習慣に改善していくことが必要になります。

まず食生活の面では、肉類や脂っこいものを控えるようにします。動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールを増やす作用があります。脂身の多い肉類、バターやチーズなどの乳製品は、できるだけ控えるようにしましょう。

逆に植物性油脂や青魚に含まれる不飽和脂肪酸には、悪玉コレステロールや中性脂肪を減らす作用があります。オリーブオイル、イワシやアジなどの青魚などを積極的に摂るようにしましょう。コレステロールの吸収を抑えるために、食物繊維を摂ることも大切です。

適度な運動と充分な睡眠で血管のエイジング

運動は、全身の血行を促し、新陳代謝を高め、血管の老化を防ぐ働きがあります。ウォーキングなど適度な運動を習慣にすることが理想的です。また、睡眠不足になると血糖値が上がり、血管がダメージを受けることがわかっています。規則正しい睡眠を心がけましょう。

喫煙も血管を老化させる大きな要因にもなります。また、冷えからくる血行不良になるになると、肌に栄養が行き届かなくなり、これも肌の老化が進む原因となります。日ごろから体を冷やさないように心がけましょう。

血管が老化しやすい人チェックリスト

□すぐにカッとなりやすい
□いつも時間に追われているような気がする
□なんでも自分でやらないと気がすまない
□責任感が強いほう
□無趣味
□野菜はあまり食べない
□こってりした肉料理が好き
□スナック菓子が好き
□インスタント食品をよく食べる
□喫煙する
□血糖値が高い
□中性脂肪やコレステロール値が高い
□ほとんど運動はしない
□慢性的な睡眠不足
□青魚は食べない
□濃いめの味つけを好む

チェック項目が多い人ほど血管が老化する危険度が高くなります。血管の若さを保つように心がけましょう。

つづく…

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