「ビタミンB2」カテゴリーアーカイブ

VOL.405 ブロッコリー〜スーパー健美野菜

幅広い使い道と食べごたえ!優秀な健美野菜

【主な栄養素】

ビタミンC

抗酸化作用が強いので、アンチエイジングにオススメの栄養素。
ビタミンCは、水溶性ビタミンの一つで、壊血病を予防する成分として、オレンジ果汁から発見されました。

多くの哺乳動物では、体内でブドウ糖からビタミンCを合成することができますが、人やモルモットなどの一部の動物は、合成に必要な酵素がなくビタミンCを合成できないため、食事からビタミンCを摂取しなければなりません。

ビタミンCはアスコルビン酸ともいわれ、骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物になります。毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがあり、皮膚のメラニン色素の生成を抑え、日焼けを防ぐ作用や、ストレスやかぜなどの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。

最近ではビタミンCの抗酸化作用が注目され、がんや動脈硬化の予防や老化防止にビタミンCが有効であることが期待されています。

ビタミンCが不足すると、コラーゲンが生成されないため、血管がもろくなり出血を起こします。これが壊血病(かいけつびょう)です。壊血病のそのほかの症状としては、いらいらする、顔色が悪い、貧血、筋肉減少、心臓障害、呼吸困難などがあります。

ビタミンCは、果実類、野菜類、いも及びでん粉類、し好飲料類に多く含まれています。また、ビタミンCは熱に弱く、加熱調理により分解されますが、じゃがいもやさつまいもなどはビタミンCがでんぷんにより保護されているため、調理後にもほとんど分解されずに残ります。

βカロテン

β-カロテンは、色鮮やかな緑黄色野菜などに多く含まれるカロテノイドの一種で、強力な抗酸化力を持つ栄養素です。体内では必要量に応じてビタミンAに変換され、ビタミンAとしても効果を発揮します。

抗酸化作用が強いのでアンチエイジングにオススメ。タンパク質と結合してコラーゲンを生成したり、メラニンの生成を抑制する美白効果もあります。

人体の粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保ったり、視力を維持するために必要不可欠な成分です。

夜盲症の予防・改善効果
β-カロテンからつくられるビタミンAは、視力を正常に保つ役目も担っており、特に夜盲症の予防や視力低下の抑制などが知られています。

黄斑変性症を予防する効果
β-カロテンの持つ抗酸化作用は、黄斑変性症を予防する効果につながっています。β-カロテンは、抗酸化作用を持つほかのビタミン(ビタミンC、ビタミンEなど)や亜鉛などと一緒に経口摂取を行うことで、黄斑変性症の進行を遅らせる効果があるといわれています。

粘膜を健康に保つ効果
β-カロテンから変換されるビタミンAには、人間の粘膜[※6]を丈夫にする働きがあるため、口、鼻、のど、肺、胃や腸の健康維持に効果的です。粘膜が弱まると、体内に病原体やウイルスが侵入しやすくなるため、風邪をひきやすい、口内炎が出来やすい、歯茎が腫れているなどの症状はビタミンAの不足が考えられます。

美肌効果
ビタミンAは皮膚の健康維持にも関与しています。皮膚の新陳代謝を高める作用も行っているため、ビタミンAの不足は肌のカサつき(乾燥肌)やニキビ肌などにもつながります。美肌を保つためには日頃のスキンケアだけではなく、β-カロテンの適度な摂取も大切な条件なのです。

体の成長を促進させる効果
ビタミンAには強い骨づくりの補助、成長の促進などの効果があり、子どもの発育期におけるビタミンAの摂取不足は、成長の停止や知能障害などが欠乏症として現れる場合もあります。成長期の子どもにとって、ビタミンAとして働くβ-カロテンは特に欠かすことのできない栄養素であると考えられています。

ガンを予防および抑制する効果
年々、患者数が増加しているガンは、多くの細胞の遺伝子が活性酸素によって傷つけられることがきっかけとなり発生します。β-カロテンの持つ抗酸化作用は、ガンのきっかけとなる遺伝子の損傷を防止する効果があり、ガンの予防や抑制の効果が期待できます。

食物繊維

大腸の働きを活発にし、腸内をお掃除します。善玉菌を増やして腸内環境を整えます。不足すると腸内に老廃物が溜まり、便秘や肌荒れ、病気の原因にもなります。

食物繊維は「ヒトの消化酵素で分解されない食物中の総体」と定義されています。水に溶ける水溶性食物繊維と、溶けない不溶性食物繊維とに大別されます。消化されないため、エネルギー源にはなりません。

水溶性食物繊維には果物や野菜に含まれるペクチン、コンブやワカメなどのぬるぬるの成分のアルギン酸などがあります。不溶性食物繊維には、植物の細胞壁を構成しているセルロースやヘミセルロース、リグニンなどがあります。カニやエビの殻に含まれるキチンも不溶性食物繊維に分類されます。

水溶性食物繊維も不溶性食物繊維もどちらも体内には吸収されませんが、健康のためには重要な役割を果たしており、第六の栄養素ともいわれ注目されています。

水溶性食物繊維は、水に溶けやすく、水に溶けるとゼリー状になります。小腸での栄養素の吸収の速度を緩やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える効果があります。また、コレステロールを吸着し体外に排出することで血中のコレステロール値も低下させます。さらに、ナトリウムを排出する効果もあるので、高血圧を予防する効果もあります。食物繊維は低カロリーで肥満の予防にもなるので、糖尿病、脂質異常症、高血圧、動脈硬化など、さまざまな生活習慣病の予防に効果があります。

水に溶けにくい不溶性食物繊維は、水分を吸収して便の容積を増やします。便が増えると、大腸が刺激され、排便がスムーズになります。また、有害物質を吸着させて、便と一緒に体の外に排出するため、腸をきれいにして大腸がんのリスクを減らしてくれます。

また、どちらの食物繊維も大腸内の細菌により発酵・分解され、ビフィズス菌などの善玉腸内細菌の餌になるため、善玉菌が増え、腸内環境が改善されます。

食物繊維が不足すると、腸内環境の悪化によって便秘になりやすくなります。その結果、痔になったり、大腸癌のリスクが高まったりします。また、糖尿病などの生活習慣病のリスクも高くなります。そのほかにも、食物繊維の多い食品は、低カロリーの上に噛み応えもあり、食べた時の満足感も高いため、食物繊維の多い食事をとることで肥満も防ぐことができます。

通常の食事では食物繊維の過剰摂取の心配はなく、むしろ、現在の日本人は食物繊維が不足ぎみなので、意識して摂る必要があります。

サプリメントなどの健康食品を利用する際は、飲みすぎるとおなかが緩くなったり、他の栄養素の吸収を妨げたりする可能性があるため、注意が必要です。

【こんなお悩みの人にオススメ】

□冷え・コリ
□イライラ
□便秘
□肌トラブル
□アンチエイジング
□貧血
□美白

【選び方・保存のコツ】

ブロッコリーのつぶつぶは花のつぼみです。ギュッとしまっているものが新鮮です。茎の断面はいびつでなく、きれいな円や楕円のものがおいしいといされています。

保存はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。つぼみが開く前に食べ切りましょう。ゆでて冷凍もできますが、その場合は解凍しないで、そのまま調理しましょう。

【美味しい旬は】

11月〜3月

VOL.403 ピリ辛ピーマンの肉詰め

ビタミンとタンパク質でコラーゲン補給を

材料(2人分)

ピーマン・・・小4個
赤ピーマン・・・小4個

A
豚赤身ひき肉・・・200g
玉ねぎ・・・30g
塩・・・少々
パン粉・・・1/4カップ
卵・・・1/2枚
パプリカパウダー・・・小さじ1/2
チリパウダー・・・小さじ1/4

小麦粉・・・適量
粒マスタード・・・小さじ1

作り方

①ピーマン、赤ピーマンは丸のまま、ヘタと種をとります。

②Aの玉ねぎはみじん切りにして、にんにくはすりおろし、その他の材料とよく混ぜ合わせます。

③ピーマン、赤ピーマンの内側に小麦粉を薄くまぶし、②を詰めます。

④③をパンにのせ、200℃のオーブンで15〜20分焼き、中まで火を通します。

⑤④を器に盛り付け、粒マスタードをそえたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・タンパク質・カリウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・食物繊維

VOL.401 豚肉のカレー風味チンジャオロースー

元気が出る豚肉と組み合わせた定番の中華料理

材料(2人分)

ピーマン・・・3個
赤ピーマン・・・1個
ゆでたけのこ・・・1/2本
豚もも薄切り肉・・・150g
 塩・・・少々
 酒・・・大さじ1/2
 片栗粉・・・大さじ1/2

油・・・大さじ1
カレー粉・・・小さじ1/2

A
オイスターソース・・・大さじ1
しょうゆ・・・小さじ1
砂糖・・・小さじ1/2
酒・・・大さじ2/3
片栗粉・・・小さじ1

作り方

①ピーマン、赤ピーマン、たけのこは細切りにします。

②豚肉は5mm幅に切り、塩、酒、片栗粉をまぶします。

③フライパンに油を熱して②を炒めます。肉に八分ほど火が通ったら①を加えて炒め、カレー粉を加えてさらに炒めます。

④全体に油がまわったら、混ぜ合わせたAを加え、味をからめるように炒めあげたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

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VOL.398 辛み納豆ドレッシングのチョレギサラダ

シャキシャキねぎと春菊の美容サラダ

材料(2人分)

長ねぎ・・・1本
春菊・・・1/2袋
わかめ(もどして)・・・30g
包菜(サンチェ)・・・6枚
鶏ささ身・・・2本
 塩・・・少々
 酒・・・大さじ1

ひきわり納豆・・・1パック

A
酢・・・大さじ1
油・・・大さじ½
ごま油・・・大さじ1/2
しょうゆ・・・大さじ1
砂糖・・・小さじ1/2
豆板醤・・・小さじ1/2

作り方

①長ねぎは千切りにし、春菊は葉先を手でちぎって、それぞれ水にさらしてパリッとさせ、水気をきります。わかめは食べやすい長さに切り、包み菜は手でちぎります。

②ささ身は筋をとって塩と酒をふり、ラップをして電子レンジで1分30秒〜2分加熱し、中まで火を通します。粗熱がとれたら手でさきます。

③納豆はAと混ぜ合わせます。

④①、②を混ぜ合わせて③で和え、器に盛り付けたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

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VOL.394 にんじんと豆のご飯

栄養価の高い豆、鉄分補給もできる一品

材料(2人分)

にんじん・・・1本
米・・・2カップ
大豆(乾燥)・・・80g
油揚げ・・・1枚
糸みつば・・・1/2束

A
しょうゆ・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
塩・・・少々
水・・・3/2カップ

作り方

①米はといでザルにあげて水気を切り、30分以上おきます。

②フライパンに大豆を入れて弱火にかけ、転がしながらきつね色になるまで炒ります。

③にんじんは皮をむいてすりおろします。油揚げは熱湯をかけて油抜きし、1cm角に切ります。

④みつばは下茹でして、1cmの長さに切ります。

⑤炊飯器に①、②、③、Aを入れて、炊き上げます。

⑥炊き上がったらみつばを加えて蒸らし、器に盛り付けたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

ビタミンA・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン・タンパク質・カリウム・カルシウム・マグネシウム・リン・鉄・亜鉛・食物繊維

VOL.393 にんじんと鶏のハーブ蒸し煮

とろけるほどに煮込んだ根菜とチキンの旨味を味わう一品

材料(2人分)

にんじん・・・1本
鶏手羽元・・・300g
 塩・・・少々
 こしょう・・・少々

長ねぎ・・・1/2本
じゃがいも・・・1個
油・・・大さじ1/2

A
タイム・・・2枝
白ワイン・・・1/4カップ
水・・・1/2カップ
塩・・・小さじ1/2
こしょう・・・少々
ローリエ・・・1/2枚
スープの素・・・小さじ1/2

作り方

①鶏肉は塩、こしょうをふります。にんじんは皮をむいて縦半分に切り、7cmの長さに切ります。長ねぎはぶつ切りに、じゃがいもは皮をむいて4等分に切ります。

②鍋に油を熱して、鶏肉を炒め、肉の色が変わったら、にんじん、じゃがいも、Aを加えてフタをします。

③沸騰したら弱火にして15〜20分蒸し煮にしたら完成です。

このレシピで摂れる美肌栄養素

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