Vol.24 美容液とは

美容液って?
大きな特徴は、保湿成分や美白成分などの有効成分が豊富に含まれていることです。
じつは、こういうものが美容液という正確な定義はされていないようで、各メーカーから、ジェル状のものやクリームようなもの、化粧水のようにサラサラのものまで、美容液として販売しています。

美容液の選び方
まずは配合されている成分を確認しましょう。美容液というからには何らかの美容効果を期待しますので、保湿成分や美白成分、アンチエイジング成分などの有効成分を確認して、自分の肌にあったものを選びましょう。何度もお話ししてきましたが、保湿目的であれば、保水力にすぐれたセラミドがオススメです。

最新技術が反映される
肌にあった美容液が見つかったら、むやみに使い分けるのはひかえましょう。乾燥する冬場は多めに使い、ベタつく夏場はやや少なめにするなど、使用量を調整するだけでいいのです。
また、美容液はどのメーカーも開発に注力していますので、最新のものを試したいときは、美容液から使っってみるのもいいでしょう。

美容液の種類と特徴
ひとつの美容液で、保湿も美白もシワ対策もというのは難しいので、目的にあったものを用意しましょう。

保湿美容液
セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分が配合されたもの。肌の水分をキープして、うるおいを逃さない効果があります。

美白美容液
ビタミンC誘導やアルブチン、カモミラETなどの美白成分が配合されたもの。シミのもとであるメラニンの生成をブロックするなどの作用があります。

アンチエイジング美容液
レチノールやナイアシン、ポリフェノールなどの有効成分が配合されたもの。肌のハリや弾力の下となる線維芽細胞に働きかける効果があります。

つづく…

Vol.23 化粧水をつかう

手でつけるときも、肌に刺激を与えないように気をつけましょう。

適量の化粧水をとる
使用量は化粧水によって違いますので、説明書を参考にしてください。化粧水はつけた分の大半が蒸発しますので、たっぷりつける必要はありません。また、何度も重ねづけしても、角質の2〜3層にしか浸透しませんので適量でいいでしょう。

サッとなじませる
手のひらで顔全体をサッとなじませます。仕上げは乾燥しやすい目のまわりとフェイスラインを軽く押さえるようになじませます。
顔をパチパチたたくと赤ら顔やシミの原因にもありますので、注意してください。

やっぱりコットンを使いたい
使い慣れているコットンで化粧水を使いたい人は、必ずやさしくいたわるように使いましょう。

適量をとる
コットンの裏側まで染みるくらいが目安です。化粧水の量が少ないと、肌に刺激を与えることになるので注意しましょう。

顔の内から外へ
化粧水をつけたコットンを顔全体に押さえるように、なじませていきます。コットンでたたいても、刺激を与えるだけで深くまで浸透しません。また、肌をこすりすぎると肌を傷つけますので、やめておきましょう。

つづく…

Vol.22 化粧水とは

化粧水ってどうしてつかうの?
化粧水何のためにつけるのかというと、清涼感があって快い気分になるためです。化粧水はスキンケアに不可欠なものと言うわけではありません。化粧水=肌のうるおいと思われがちですが、化粧水の大半が水なので、保湿成分があまり配合できないからです。

コットンは使う?
ふだんのスキンケアでしたらコットンを使う必要はありません。なぜなら、コットンを肌の上をすべらせるたびに、力を入れすぎたり、強くパッティングをしたりなど、間違いやすいことが多いからです。
強くこすったりすると、線維の刺激で角質に小さな傷がつきやすく、外からの刺激が肌内部に入りやすくなります。肌の乾燥や、老化を招く原因にもなりかねません。手でつけてもムラにはなりませんので、ご安心ください。

化粧水を選ぶなら
肌をみずみずしく整えるのであれば使用感で選ぶのもいいでしょう。使うなら効果も求めたいというのでしたら、自分に必要な水溶性の美容成分が入った化粧水を選びましょう。

ビタミンC誘導体
ニキビ、シミ、シワ、毛穴のたるみなど、あらゆる肌の悩みに対応した、オススメのスーパー成分です。通常、ビタミンCは肌に塗っても吸収されにくいのですが、リン酸などの油溶性物質とくっつくと誘導体となり、肌の内部へ入り込み活性型のビタミンに変わります。いくつかの種類がありますが、リン酸パルミチン酸型(APPS)がもっとも効果が高いようです。

各種抗酸化成分
水溶性の抗酸化成分なら、化粧水で使う意味があります。オウゴンエキス、リコピン、グレープシードエキスなど、各種植物性エキスがよく使われています。

保湿成分
アミノ酸(天然保湿因子)やヒアルロン酸、コラーゲンなどの保湿成分は、水溶性なので化粧水にもよく使われています。ただし、ヒアルロン酸やコラーゲンは配分量は少量です。なぜなら、高濃度に配合してあるものは美容液のカテゴリーに入ってしますからです。

つづく…

Vol.21 正しい洗顔方法

正しい方法で
クレンジング同様、洗顔方法を正しく行わないと肌に負担のかかるプロセスとなります。
洗顔は泡で汚れを落とすものなので、ゴシゴシこすってしまうと角質を傷つけてしまします。また、洗浄剤ですんので、時間をけると肌に負担がかかります。約1分〜1分半で手早く行いましょう。

ぬるま湯で顔をぬらす
手を洗って雑菌を落としてから、顔を人肌程度のぬるま湯で素洗いしておきます。

洗顔料を泡立てる
適量の洗顔料を手のひらにとり、水を加えながら泡立てます。このときに空気を含ませるのが重要です。
泡の量が少ないと、洗顔料の濃度が高すぎてしまうのと摩擦の原因になります。泡だては、手と手を重ね合わせた間に、泡のクッションができる程度を目安にします。

順番は一緒
まずは、皮脂の多いひたいや鼻にかけてのTゾーンに、泡をのせていきます。クルクルと円を描くように、軽く汚れとなじませます。
次に、額やあごのUゾーンにも泡をのせて、同様に転がすように軽く汚れとなじませます。
最後は、目元や口元など肌が繊細な部分にも泡をのせて軽くなじませていきます。

充分にすすぐ
人肌程度のぬるま湯で、すすぎ残しがないように、ていねいに洗い流します。とくに、髪の生え際やこめかみ、フェイスラインやあごの下などに泡が残らないようにしましょう。

ポイント
・充分に泡だてる
・ゴシゴシこすらない
・すすぎ残しをしない
・時間をかけすぎない
・仕上げの冷水はやらない

Vol.20 洗顔

洗顔の役割
顔の肌は衣服などに覆われていませんので、常に排気やタバコの煙、ほこり、空気の汚れなどにさらされています。さらに汗や皮脂、古い角質、メイクアップ料などが混ざり合っています。
この肌の汚れをそのまま放置すると雑菌が繁殖したり、皮脂が酸化して過酸化脂質がつくられてしまい、肌の刺激物に変化してしまします。

朝の洗顔が必要なのは、寝ているあいだに分泌された汗や皮脂と、空気の汚れを落とすためです。

クレンジングで全部落ちないの?
クレンジングはメイクアップ料など油性の汚れを落とし、洗顔料は水性の汚れを落とすことに、それぞれ特化してつくられています。
それなのでメイクをした日にはクレンジングと洗顔が必要ということになるのです。

洗顔料の種類
洗顔料を選ぶとき、あくまでもしっかり汚れを落としてくれて、肌に余分なものが残らないようなものを選びましょう。

余分なものとは、うるおい成分であるで油分のこと。
洗顔後にそれが油膜のように肌に残るのでしっとりとした感触になりますが、それが後から使う化粧品の浸透の妨げになるおそれがあるのです。

固形石けん
シンプルな固形石けんであれば、余分な油を含まないものが多い。オイリー肌の人は浴用石けんを使ってもOK。

洗顔フォーム
肌への負担は強いものから弱いものまで様々です。しっとりタイプは30〜40%の油分を含み、肌に油膜を残します。

パウダータイプ
洗顔フォームと同様、洗浄力が強いものから弱いものまで様々です。

泡タイプ
手早くサッと洗顔できるのが便利な反面、強い界面活性剤を配合しているものもあるので選び方は難しいです。

泡立たないタイプ
洗浄力が弱く汚れが十分に落ちないので、水でもしみるほど肌あれがひどい人以外の方にはオススメできません。

つづく…

Vol.19 ポイントメイクオフ

専用リムーバー
落ちにくいマスカラや口紅を使ってメイクをしたときは、専用のリムーバーを使うのがベストです。とくに、ロングラスティングのものを使ったときには必須となります。これは落ちのよさだけではなく、肌への負担をかけないためでもあります。

※ロングラスティングとは、塗布した状態が長持ちすること。英語の「long-lasting」

マスカラはメーカーによって、フィルムで固める、ワックスで固める、シリコン樹脂で固めるなど、さまざまな方法でつくられていますので、使っているメーカーのリムーバーを使いましょう。
もし、使っているメーカーがリムーバーをつくっていない場合には、化粧品店にいって相談してください。

ポイントメイク落とし
顔全体のクレンジング前に落としておきましょう。
メイクオフしにくいロングラスティングのアイメイクや口紅を落とすときには、どうしても強くこすりがちになります。目元や唇は皮膚が弱い部分なのでやさしく扱います。

コットン湿布で1分間
専用リムーバーをコットンの裏からしみでるくらい含ませたものを、両目と口元分の3枚を用意します。両目、口元にのせてフィットさせます。そのままメイクアップ料が浮くまで約1分間待ちます。

汚れをぬぐい取る
湿布していたコットンをゆっくりと動かし、こすらないようにメイクアップ料をぬぐい取ります。このときアイラインや口紅が少し残っていても、気にしないで洗顔に進みましょう。

つづく…