「SKIN CARE」カテゴリーアーカイブ

Vol.32 内側からのスキンケア

すこやかな体づくり
肌と体には密接な関係があり、体が健康でないと肌はきれいになりません。正しいスキンケアをしても、なかなか肌あれやニキビが治らない。それは体の内側がSOSを発信している証拠かもしれません。

みなさんの普段の生活はどうでしょうか?食事や睡眠、運動などを毎日きちんとできていますか?

ここからは、正しいスキンケアを続けながら、睡眠や食事、運動などをすることで、体の内側からメンテナンスをしていくお話となります。体の内側から肌体力を底上げできるように、日常生活を見直し、すこやかな体と素肌を取り戻していきましょう。

つづく…

Vol.31 私も気になる化粧品のあれこれ

化粧品にまつわるQ&A

よくある質問、素朴な疑問にお答えします。

Q.去年開封した日焼け止めや化粧品は使えますか?

A.保存状態が良ければ問題なく使えます
化粧品は食品と違って”生もの”とは違いますので、万が一雑菌が入ったとしても、腐らないように防腐剤が入っています。未開封でしたら3年はもつようです。また、開封していてもフタや栓がしっかりしまっていて、冷暗所に保管されていれば、一年くらいは大丈夫です。
直射日光のあたる窓ぎわや、温度変化の激しい場所ですと、商品の色や中身が変化する恐れもあるので、異臭やテクスチャーの変化を感じたら、使うのはやめましょう。

Q.化粧品は冷蔵庫で保管したほうがいい?

A.説明書に記載がなければ必要ありません
特別に冷蔵庫保管の指示があるもの以外は、その必要はありません。逆に冷蔵庫からの出し入れによる温度変化で化粧品がいたんでしまうこともあります。多くの化粧品は通常使用の条件で、安定に保たれるように処方や容器の工夫がされていますので、室温保存で十分です。

Q.化粧水をつけるとしみるので使わない方がいい?

A.肌あれをしているのですぐにやめましょう
角質が乱れている肌には、水分の多い化粧水ほど刺激になります。しみるようであれば化粧水を使うのはやめて、肌の状態がよくなるまでは、ワセリンなどの低刺激のものを使いましょう。

Q.香料が肌を刺激するって本当ですか?

A.昔は香料が原因でシミになることがありました
今では原材料の安全性が高くなっているので心配ありません。
かつては、化粧品の香料が原因でシミになることやアレルギーの原因となることがありましたが、それも精製技術の進歩によって、低アレルギー化も進んでします。とはいえ、何らかの原因でトラブルが起きる人もいますので、そのときは無香料の化粧品もありますので、そちらを使ってみてください。

Q.無添加って肌にいいの?

A.メーカーごとの基準がちがうので何とも言えません
おおよそ無添加とは色素や香料などは入れず、防腐剤も最低限に抑えているものを指します。化粧品の安全性はとても高まっていますので、無添加だから肌にいい、悪いとは一概にはいえません。

Q.メイクしたまま寝るとシミになる?

A.シミにはなりません
メイクアップ料は基本的に安全な原料しか使っていません。肌に多少残っても、それが原因で肌トラブルを起こすことは、ほとんどありません。ただし、大なり小なり油分を含むのと化粧膜にホコリや汚れがつきますので、その日の汚れはその日のうちに落としましょう。肌がきちんと新陳代謝ができるように清潔に保ちましょう。

Q.オールインワンの化粧品はよいのでしょうか?

A.あまりオススメできません
スキンケアは肌の状態や季節によって、保湿美容液や乳液、クリームの使用量を調整し、水分と油分のバランスを変える必要があります。オールインワン化粧品はその手軽さから人気がありますが、便利さのために肌を犠牲にしては本末転倒になります。

Q.若いうちから高い化粧品を肌を甘やかすことになる?

A.この研究されていないので結論は出ていません
スキンケアは毎日正しく続けることが大事ですので、経済的に無理のない価格帯のものを選んだほうがいいでしょう。

Q.化粧品は同じブランドでそろえたほうがいい?

A.できるだけ同じほうがいいでしょう
化粧品は薬事法にもとづいてつくられているので、基本的にはどの化粧品を組み合わせて使っても問題ありません。しかしメーカーは、もっとも良い組み合わせで、ブランドの商品ラインを作っていますので、浸透感や使い心地もいいのではないでしょうか。

Q.同じ化粧品を使い続けると効果が薄れる?

A.継続使用の肌効果が出ていということ
最初に使ったときの使用感や肌効果の実感が薄れてくると思います。肌にあった化粧品を使い続けることで、肌は健康な状態を保ち、結果として最大効果が出ていることになります。

Vol.30 UVケア3

日焼け止めをつかう

日焼け止め化粧品を使うときのポイントは、ムラなく塗ってスキを与えないことです。しかし季節を問わず外にいる時間が2時間未満でしたら、パウダーファンデーションだけでも充分です。

適量をとる
日焼け止め化粧品を適量手のひらにとります。量が少ないと均一に塗れないのと、UVカット効果が低くなるので気をつけましょう。

ムラなく塗る
中指や薬指を使って、顔全体にていねいにのばしていきます。
続いて、シミができやす頬骨あたりに重ねづけします。

ファンデーションを重ねる
より確実に紫外線をカットするために、パウダーファンデーションを重ねます。通勤など外を歩く時間が2時間以内であれば、パウダーファンデーションだけでも充分です。
また、肌の調子が良くないときは、パウダーファンデーションよりも刺激の少ない、ルースパウダー(粉おしろい)をオススメします。

日常生活での日焼け止め化粧品の目安

外出が2時間以上の場合 SPF20 PA++
SPF20は、赤くなってヒリヒリするまでの時間を20倍にのばすこと。シミやシワができるまでの時間を20倍にのばす意味ではありません。また、赤くなってヒリヒリするほどの日焼けをしていなくても、シミはできてしまいます。※SPF20 = 300分 (5時間)はあくまで目安となります。

念入りにUVケアが必要なとき

アウトドアを楽しむ SPF50 PA+++
夏の海や山、冬のスキー場など、紫外線の量が多い場面では、SPF値が最高値のものを選びましょう。この場合もノンケミカル処方のものがオススメですが、2、3日の短期間であれば使っても差しつかえないでしょう。ウォータープルーフタイプを使う場合は、肌のダメージが強いので、製品の指示どおりのクレンジングをしてください。ふだん使いは避けましょう。

生理前
生理前というのは黄体ホルモンの分泌が多くなります。黄体ホルモンは紫外線感受性を高める働きがあるので、この期間は日焼けしやすくなります。妊娠中やピルを服用しているときも同様になります。いつもより念入りにUVケアを施しましょう。

※敏感肌SPF30 PA+++

Vol.29 UVケア 2

日焼け止めの効果
日焼け止めに限らず化粧品の効果は、塗る量が少ないと当然その効果は下がります。SPF値20のものを塗っても、量が少ないことでSPF値10程度の効果しか得られないこともあります。

日焼け止め化粧品の効果は、人間の皮膚を使って測定していますが、その際に使用される量に比べると、実際の使用量は平均で1/4くらいと言われています。その場合の効果は1/20まで下がります。

仕上げはパウダーファンデーション
より効果的に紫外線をカットするには日焼け止め化粧品の上に、パウダーファンデーションを重ねるのが効果的です。
なぜならパウダーファンデーションは、紫外線散乱剤と似た効果があるからです。日焼け止め効果をうたったものは、紫外線吸収剤を含むことがあるので、普通のパウダータイプを選ぶ方がいいでしょう。

また、リキッドやクリームファンデーションは界面活性剤の配分量が多いので肌荒れの原因にもなりかねませんので、気をつけましょう。

日焼け止めを選ぶ
前回のSPFとPAのほかにもポイントがあります。

紫外線吸収剤フリー
敏感肌の場合には、紫外線吸収剤が肌に刺激となることがありますので、紫外線吸収剤不使用や紫外線吸収剤フリー、ノンケミカルなどと表示されていうものを選びましょう。

クリームまたは乳液
ローションやスプレー、ジェルタイプなどは、ほとんどのものが紫外線吸収剤のみでできています。吸収剤を含まないノンケミカルのものは、クリームや乳液タイプにあることが多いようです。

紫外線吸収剤とは
紫外線を吸収する化学物質のことで、紫外線を吸収すると肌の上で化学変化を起こし、紫外線の影響をやわらげます。
代表的な成分として紫外線B波吸収剤は桂皮酸、オキシベンゾンなど。紫外線A波吸収剤はパルソールA、メギゾリルSXなどです。

紫外線散乱剤とは
紫外線を肌の上で反射させる物質のことで、金属を酸化させた粉体や、細かい粘土質の粉などがつかわれています。

つづく…

Vol.28 UVケア

紫外線の恐怖
UVはウルトラ バイオレット レイの略で、紫外線のことです。
紫外線の怖さは、ズバリ肌の老化を早めることです。紫外線を浴びると、肌を守ろうとしてメラニン色素をつくります。これをうまく排せつしないとシミの原因になります。

紫外線が真皮まで到達すると、肌の弾力を保っているコラーゲンが傷つき、シワやたるみの原因になります。

紫外線の落とし穴
紫外線は暑さやまぶしさがないので、どのくらい紫外線を浴びたのかわかりません。まだ大丈夫だと油断していると、ダメージが日々蓄積され、ある日突然に肌の老化として現れるのです。

紫外線にはA波(UV-A)とB波(UV-B)がありますが、どちらも肌老化の原因になりますので、両方とも防ぎましょう。

SPFとPA
紫外線B波のカット効果を示すのがSPF、紫外線A波のカットする効果を示すのがPAです。アウトドアシーンで使うなら、SPF値とPA値が高いものをオススメしますが、数値が高いものとウォータープルーフのものは、肌に負担がかかるので気をつけましょう。

SPF
紫外線B波はエネルギーが強く、赤くなってヒリヒリする日焼け(サンバーン)を起こします。SPF値は素肌が赤くなってヒリヒリする状態になるまでの時間を、何倍に伸ばせるかの目安です。例えばSPF10ですと約10倍に伸ばせるということになります。ただし塗る量が少ないと効果が激減しますので、気をつけましょう。

PA
紫外線A波は、真皮まで到達するダメージを与えて、肌老化を促進させます。PAの指数(+)の数で効果の強さを示しています。+はやや効果がある、++は効果がある、+++は非常に効果があるという意味になります。

つづく…

Vol.27 乳液とクリーム 2

乳液をつかう

乳液の方が水分量が多いのでスッと肌になじみます。顔全体にやさしく、なじませるようにしましょう。

適量の乳液をとる
説明書に書かれている適量を手のひらにとったら、両手のひらにのばして頬から広げ、すべらせるようにやさしく全体になじませます。
肌への摩擦は角質を傷つけます。強く擦ったり、すりこんだりしなくても、ちゃんと肌に浸透しますのでご安心ください。

テカるところは控えめに
目のまわりや口元にもていないにのばしていきます。ただし皮脂が多くてテカリがちな部分に油分を与えすぎると、皮脂がつまってトラブルの原因になります。テカリがちな人は、額や小鼻などのTゾーンは控えめにしましょう。

クリームをつかう

皮脂の分泌が少ないところにつかいます。
20〜30代なら目元や口元のみで充分でしょうが、40代以降では皮脂の分泌の少ないところにも、プラスして塗るようにしましょう。

ピンポイントで塗る
適量のクリームを薬指にとり、皮脂の少ない目元や口元に、やさしくなじませます。ほかにも皮脂が少ないと感じる部分には、同じように塗っていきましょう。もちろんこすったり、すりこむことはしないように。

トントンとなじませる
クリームは、目元や口元など皮脂の分泌が少ないところにのみつければ充分なので、ほかの部分に広がらないように、指先でトントンとやさしく押さえるようになじませます。