VOL.236 毛穴の集中ケア

古い皮脂や角質の「詰まり」と老化による「たるみ」

毛穴が目立つ要因には以下のものが挙げられます。

遺伝的な肌質

毛穴の大小には、もともと個人差があります。男性ホルモンが遺伝的に高い人は思春期ごろから皮脂が増え、毛穴が開いたりニキビができやすくなったりします。

ケアの方法
この場合は、遺伝的なものなので、男性ホルモンを薬で下げるなどはできません。脂っこいものも食べすぎや睡眠不足なども、皮脂をさらに増やして毛穴を目立たせるので、食事や生活習慣を見直すようにしましょう。

角栓が詰まる

皮脂と角質が混ざり合って、毛穴の出口で詰まることがあります。ブラックヘッドやイチゴ毛穴などと呼ばれるもので、これも主に体質的なものになります。また毎日の洗顔で、皮脂をきちんと落とせていない場合にもできやすくなります。

ケアの方法
角栓は、酵素洗顔料を使うと予防できます。それでも詰まる場合は、はがす毛穴パックで取るのも悪くはありませんが、やりすぎると毛穴を刺激しますので、2週間に1度くらいを目安にしてください。ただし、詰まっているものを取ることでザラザラ感は解消されますが、毛穴自体は縮みません。

また、毛穴が詰まって黒ずんでいるという人の大半は、何も詰まっていません。毛穴は穴なので、洞穴と同じく元々が黒く(暗く)見えるものです。角栓を取ることに熱心になりすぎると肌を傷めますので、気を付けましょう。

たるみ毛穴

加齢で皮膚のコラーゲンが減ることで、頬の毛穴がゆるんで広がります。早い人では20代後半くらいから自覚されます。

この場合は、ピーリングやレチノール、ビタミンC誘導体によるコラーゲンを増やすケアを行います。ただし毛穴は思いのほか深いので、いろいろケアをしても簡単には小さくなりません。もちろん放っておけば年齢とともにさらに開いてしまいますので、早い時期からの予防が必要になります。

どうしても毛穴を小さくしたい人は、美容皮膚科で相談したほうがいいでしょう。サリチル酸ピーリングやレーザー治療が行われます。

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