VOL.661 打ち豆 〜用語辞典

大豆をつぶして平たくし、乾燥させたもの

大豆をつぶして平たくし、乾燥させたものを「打ち豆」と呼びます
雪深い日本海側や東北などで、古くから冬になると各家庭で作られ、いろんな料理に利用されてきた保存食です。

乾燥食品であるため日持ちすることと、良質なたんぱく質を摂取できる栄養価の高い食品であることから、古くより庶民に愛され続けてきた歴史があります。

打ち豆の作り方と特徴

石臼の上に大豆をひと粒ずつのせて、木づちで叩きつぶしてから、乾燥させると打ち豆ができます。枝豆になる未成熟の青い大豆はそのままつぶせますが、完熟して硬い黄大豆は簡単につぶれません。そのため数時間から半日ほど水に浸けて、やわらかくしてから叩きますが、蒸したりゆでたりと、ご家庭によって下処理に違いがあります。

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