バストはサイズの合った下着
乳腺はクーパー靭帯という繊維状の組織が支えることで、形を維持しています。しかし加齢やくり返し与えられる振動などで、しだいに靭帯が伸びてしまうことでバストが下がってしまいます。このクーパー靭帯を伸ばさないように気をつけることが大切なので、普段から胸のサイズに合った補正力のあるブラジャーをつけて、若々しいバストラインを守りましょう。
ノーブラで歩くことは、クーパー靭帯に負荷がかかり、バストが下垂する原因にもなります。スポーツの時もスポーツ用ブラなどを正しく使いましょう。また急激なダイエットはエストロゲンを減少させ、バストダウンをさせますので注意しましょう。
デコルテはUVケア
デコルテは、衣類の上から知らないうちに日焼けしていることが多いものです。日焼け止め化粧品を塗るだけでは不十分なので、ストールなどでのUV対策が大切になります。
さらに、ビタミンC誘導体配合の化粧水でのケアも有効です。ビタミンC誘導体は抗酸化作用があり、シミやニキビを防ぎます。同時にコラーゲンを増やす働きで、肌のシワやたるみを予防してハリを与える効果も期待できます。レチノール配合の化粧品もコラーゲンの量を増やす作用がありますのでおすすめします。
デコルテとは
首筋から肩周りにかけてと胸元の部分をトータルで「デコルテ」と呼ばれています。
首にシワをまねく姿勢を改善
猫背でだらんとした姿勢をしていると、首の筋肉がたるみ、シワができやすくなります。胸を張って背筋を伸ばして、普段から緊張感のある良い姿勢を心がけましょう。
首元の血行を促すツボ押しでシワ予防
首のシワに有効なのが「天窓(てんそう)」というツボ押しです。耳の下にある首の太い筋肉の後ろ側で、アゴをあげたときの喉ぼとけと同じ高さの部位にツボがあります。このツボ押しの刺激で血液の循環がよくなると、コリがほぐれて肌にもいい影響があります。
ツボ押し3箇条
・洗顔後のスキンケアのあとに行う
・3秒押して、パッと離すのが1セット
・1日3〜5セット行う
紫外線対策とコラーゲンケア
首の皮膚の下には頚椎(けいつい)という骨や軟骨、甲状腺などがあって、その凹凸に沿って皮膚にシワができるため、骨格的にどうしてもシワができやすい人もいます。また、やせ型の人には縦ジワが、ぽっちゃり型の人には横ジワができる傾向があります。
首も顔と同じように、紫外線の影響でシミやシワができます。首はあまりファンデーションを塗らないために、顔よりも紫外線の影響を受けやすい部分です。
首のエイジングケアの基本は、顔と同様に紫外線対策とレチノール、ビタミンC誘導体などで、肌のコラーゲンを増やすケアになります。とくに首用のものでなくても、普段から使っている顔用のもので大丈夫です。引き上げるマッサージなどをする人もいますが、こすったり引っぱったりするとコラーゲンを傷めて逆効果になりますので注意しましょう。
首にフェンデーションやフェイスパウダー(粉おしろい)をつけることは難しく、服についてしまう恐れがありますので、ストールを巻くなどのUV対策をしましょう。
ボディーのすみずみまで磨いてこそ「エイジングケア」です。それ以外のケアとなるとつい億劫になったり、どうケアしていいのかわからなかったりする人も多いのではないでしょうか。
首や手のシワ、髪の薄毛など、気になっていたことに関して正しいケアを学んで、今日から実践してみましょう。
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